• 金の独り言

    Vol.89 節目超に自分を振り返り・・・・・・      

    Vol.89 2021.5.18. 日本の小売価格:¥7,254 / ¥7,145 (税込) プラチナ小売価格:¥4,886 / ¥4,744 (税込) SPDR Gold Share  1,035.93t ⇒ +7.57t  (5/17) 米・長期金利の指標となる10年国債利回りの上昇が一服。 とはいえ、1.65%台を推移。 外国為替市場では、ユーロに対しドル安が進行。 5月のニューヨーク州製造業景況指数は前月より低下も、支払・受取どちらの価格も過去最高価格となる。 物価上昇懸念が強まりインフレヘッジ目的か、金は続伸。 時間外の2時間ほどで$20超の上昇も。 節目となる$1,850を勢いよく突破し、日本の取引時間内に入り$1,870を超える。 今年の2月上旬(2/2)以来。 NY金市場終値:$1,867.60 ⇒ +$29.50    Pt       :$1,244.50 ⇒ +$21.70 いきなりですが・・・・・・上記は、自分が毎朝記録する当日価格と前日までの市場状況、2021 5/18版です。 朝、日本の金・プラチナの小売価格、買取価格を確認します。 その後、前日までの金・プラチナのNY市場終値と前日比を確認し、金・ETFの最大銘柄:スパイダーゴールドシェアの残高、増減を確認します。  更にNY市場を中心に、市況を簡単にまとめます。  時間の流れというか順番というか、日本市場に1番、そして直接関わるものがNY市場―アメリカの市況だからです。  実はこの作業、もう13年目に入りました!?苦笑 最初は少しでも金の市況を知っておきたいという思いからですが・・・・・・色々読んだだけでは頭に残らない“アナログ”体質の自分には、まとめて書き留める作業が必要と思って始めました。 調べて、まとめて3~4行に書き留める・・・・・この繰り返しを毎日です!?苦笑 重要な経済指標が発表になると、ロイターから日経、アナリストの先生方のコメントまで、思いつく情報は隅々まで自分の頭に叩き込んでいます 笑  そして今までの状況をもう一度整理します。 毎日欠かさず、イベント中で朝から動いているときは夜中に・・・・・・・初めは自分に対し義務付けていたように記憶していますが、今では毎日のルーティンとなってしまいました!? ソコには何故か、ノートに空白を作れない自分がいるのです!?爆 今尚、過去のノートを見ながら検証しています・・・・・・ボロボロになってもこのノートは、自分にとって宝物になってしまいましたね!笑 この習慣は、おそらく先代・社長の影響かも知れません。 金の価格が急変したり、ご自身の考えとは異なる動きをしたりすると、時間に関係なく連絡が入ります。 何があったのか、何が原因と考えられるか・・・・・・質問攻めです!?爆 自信の無い、根拠の薄い説明では、全く納得などしません!?爆  その様な内容でその場を凌ごうなど、火に油を注ぐようなものです!?爆 おそらく最初は、自分なりに理論武装!?しようとしていたのですね!?苦笑 そのおかげかどうか分かりませんが、自分にとって、簡単な金の市況とはいえ13年分の記録が出来ました。  皆さんには“聞き飽きた”と思われますが、『金価格が上がるにも下がるにもそれ相応の理由がある』・・・・ コレは今まで自分が感じてきたことですし、繰り返しお話もしてきました。 お客様とよく話す内容で、“株が下がったから金が上がる”とか、その逆をお話しする方がいます。 完全に間違いとは言いませんが、価格が変動するのはその程度の理由ではないと思っています。 株と金が一緒に上がることも下がることもある・・・・・既にご存知ですよね。…

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    Vol.88 雇用統計から何故かイベント回顧!?

    Vol.88 2021.5.10.  週明けの金価格は大きく上昇しました。 日本の金・小売価格も先週末に税込¥7,000台に乗せ、本日更に税込¥7,000台後半へと上乗せした。 といっても、先週半ばから上昇基調で週末の米・労働省発表の雇用統計を迎えました。 理由は・・・・・簡潔に言えば、 ・市場予想を大きく下回る米・雇用統計結果 ・米・長期金利(10年国債利回り)の低下 ・ユーロに対しドル安の進行 と、素っ気無く記載も出来ます!?苦笑  勿論もう少し専門的に比較や数値も使います。 比較的好調な結果を続けていた米・経済指標。 米・FRBが何度も言及する雇用や労働条件等の数値に注目していたところ・・・・・市場予想を大きく下回り、失業率も悪化、失業者数はコロナ以前の2倍近く980万人! これらを背景に、指標となる米10年国債利回りの低下、ユーロ、ポンドに対するドル安の進行も追い討ちとなり、金市場に資金が流れたことによる金価格の上昇となりました。 今回の金の上昇とは、NY金市場の終値ベースで2/11以来の高値。 また週間ベースで見ると、$63.60(3.6%)の上昇。 更にその2/11の高値とは・・・・・アメリカではコロナワクチンの普及やそれによる経済の正常化期待などを背景に、アメリカの長期金利(10年国債利回り=この時1%未満!?) が上昇し、NY金価格は1ヶ月間で6.6%下落することになった・・・・・その直前の価格です。  また4月の第3週より何度と無く繰り返した$1,700台後半~$1,800直前までの上下動。 コレによって下値をジックリ固めて再度の$1,800台へ突入ですから、特別なイベント(政策変更や地政学的要因など)でもない限り、この価格帯はしばらく続きそうな市場状況かも知れません・・・・・・・・ この様な説明になるのでしょうか?苦笑 コレがイベント会場等では、なかなかその様にサラッと、という訳にはいかないのです。 実を言うと自分自身、お客様の前でいくら長くやっていてもイベント会場では、初対面の方が何を求めているのか分からないことが非常に多いのです!? 出来るだけ細かく、砕いて話すことを心がけていますが、それが逆に長くなったりして鬱陶しがられる・・・・・よくあります!?爆 お客様からの一言二言の質問に、簡単?的確?に応えてお客様が大きく頷き、その後の話が弾む場合・・・・・・ある意味非常に“楽”です。  “楽”という事は別にいい加減で良いという訳ではなく、自分の知っている情報を、いつも使う言葉で話せば良いのです。  当たり前のことですが、自分よりも広く深い知識、情報をお持ちの方も多くいらっしゃいます。  また同じ様な質問に対して同様の応え方をしても、難しい?様な顔をされた場合・・・・・それ以上突っ込んだ話はしませんし、出来ません!?爆 むしろ、金とはどの様なものに関連して上昇するか、株価とは直接関係ないとか・・・・・世間で報道されているモノの半分近くを否定したり、肯定したり、お客様の興味を引き出そうとしてしまうのですね!?涙 気付いたら金とは全く違う話を・・・・・・・!?大涙  それでも自分ではコレも良いかな?と最近考えています。 イベント会場はむしろ異空間であり、非日常な空間を提供しているハズです。 ましてイベントとは店舗ではなく、こちらが勝手に決めた日時に、勝手に決めた開催場所で皆さんのお越しをお待ちします・・・・・・ソコまでしながら、お客様ご自身の時間を使ってご足労頂いているのです。 ソコまでしていただいたら、普段目にすることも、なかなか手にする機会も無い?金・ゴールドバーを眼の前に、また手に取る時間・空間・・・・・・普段しない話、出来ない話、そして少しだけ新鮮?な金の話で、特別な時間を過ごしていただけたら“イベント開催意義“は既に十分ですよね!笑  最近はその様に考えてしますのですが・・・・・・・長年続けていると、変に慣れてしまい初期の開催時の新鮮な気持ちは、会場内のどこにも見当たらない・・・・・・その様に感じてしまうことが、自分を含めて多々あります。 もっと自然に、楽しく開催したい・・・・・・・そう感じること自体、既に年齢のせいでしょうか!?驚愕

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    Vol.87 フロス・・・市場の過熱感から金を感じる・・・・・

    Vol.87               2021.5.7  G.W. が明けて最初に週末、NY金価格は節目とみなされる$1,800を超えました。 先々週から値を$1,790台後半まで上げては下げを繰り返し、日本時間の昨夜$1,800を大きく超えてきました。   三尊?いや5回ほどの上下動の後ですから、この後の動き、振れ方など、ジックリ見極めたいですね。   先週、日本ではG.W. 直前に、米FRBパウエル議長の“フロス”という表現が紙面に現れました。 これは、パウエル議長が『今の株式市場は“フロス(froth)”であり・・・・』と、表現した“言葉“です。 バブル(泡)より細かい気泡のようなもの・・・・・・バブルまではいかないが、その兆候があるということでしょうか?苦笑  そこで終らずにチョッと深堀したら、・・・・・・この“フロス”という表現は、2005年当時のFRBグリーンスパン議長が住宅価格の高騰時に使った言葉でした!笑  その後その“フロス”は“バブル”に育ち、サブプライムローン問題を引き起こして弾けました ・・・・・ 皆さんご存知ですね!?   そして今日、米FRBよりFRS=Financial Stability Report(金融安定性報告)の報告がありました。  コレは年2回、金融機関や市場の健全さの点検を目的に報告されるものです。  その内容には、“資産価格の急落への警鐘“を主題としたものだったようです。 株式などリスク資産は、期待される収益や過去の水準に比べて高くなっている ⇒ 脆弱であるかもしれない、というモノでした。   ゲームストップによる株価の乱高下や個人資産オフィスによる多大な損失などを例に挙げていたようです。  またアメリカではノンバンクへの銀行貸し出しが急増している、という報告。 アルケゴス・キャピタルを前例に、大手銀行がノンバンクへの信用供与は未使用も含め1.6兆ドル! 日本円にしておよそ174.4兆円!? ・・・・・・ この数字、日本の年間GDPの1/3以上の数字です!  最後にリスクを負う動きが加速し、脆弱性を高めている。   株価は最高値を更新し続け、低格付けの社債金利が大きく低下している・・・・・・低金利政策の長期かも一因、と認識した報告でした。 今更という気もしますが・・・・・・・ここ数年世界中での金融緩和政策が長引き、市場が過熱しすぎていることは、市場関係者に限らず感じていたことでしょう。 昨年からコロナ禍にもかかわらず、私の周りや店舗にて金の現物・インゴットバーが求められてきました。  以前の購入者からすれば、この高値で・・・・・と煙たがられていましたが、終ってみれば、売上高は過去最高になりました。 その時も・・・・・高いとはいえ、今資産として金・ゴールドを購入する方が最後には笑う!? ・・・・と感じました!?(7,8月の独り言を参照) そして今、市場の過熱感が金融当局から実際に指摘される・・・・・リスク資産から安全資産へ転換する方がグッと増える、そんな報告内容と感じたのは自分だけではないと思います。  イベント会場等でのお客様との会話では、今すぐに使うお金(マネー)でなければ、金・ゴールドに替えておくことをお勧めします。 …

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    Vol.86 Sell in May,の前に・・・・・・・・

    Vol.86            2021.5.6.  4月の最終週は週明け早々、$1,795近辺まで上昇後、短時間で一気に$1,770台まで急落しました。  明らかに実需とは無関係な“空中戦”、投機筋の売りでしょうか・・・・・・アルゴリズム取引かな!?  この様な流れに一喜一憂する方、中には右往左往する方もいらっしゃいます!? 先物取引で限月まで頑張れる方は頑張れば良いでしょうが、自分のような庶民は、やはり現物のほうが “体に良い”かもしれませんね。  その後は狭い範囲での上下動でした。  注目された米FOMCもほぼ予想通りの内容で、むしろその後の米・バイデン大統領の議会での施政方針に注目が集まったようです。 雇用、民主主義、中国などの文言が、日本でも紙面を賑わせていました。   金価格は相変わらず、米10年国債利回りの動きに反応し月末には海外相場で若干の下げ、日本国内の小売価格は若干の上げ、でゴールデンウィークに突入です!笑  さて注目のG.W.中も経済指標、角界の発言に乱高下!?していたようです。 節目の$1,800手前で行き詰まり、$1,780台で行き来しています。  決め手にかけます!?苦笑 明日の米・労働省発表、雇用統計にまた左右されるのでしょう。 米株価の上昇は、本当に経済の回復なのか・・・・・・今後の焦点でもあります。  さて今日は、この金価格の“上げ下げ“についてお話を進めます。  自分の経験からも、今の金価格が高いか高くないか、またはいくらだから高い・・・・・この様な発想はあまり持ちません。 まして自分が口を滑らせる、『今日の金価格は高い』または『安い』という言葉は、おそらく皆さんの言う『金価格が高い・安い』とは基準が違うと思います。 イベント中にその様な言葉を発すれば、思わぬ方向へお客様を向かわせてしまいますね!?汗  具体的にお話すれば、金に携わっている方であれば(自分だけではないと思いますが)、海外の金相場―特にNY市場の終値―から当日の為替相場を換算して割り出した金価格と、当日発表された国内金・小売価格と比べて『おやっ?』と思うことがあるのです。   その様なとき、『今日の金価格は高い・安い』と口走ってしまいます!?苦笑   とはいえ自分の場合、イベント会場でもポロッと出てしまっているようです。 あくまで計算上その様に思うのですから、金額を見て手が出ないと感じたら・・・・・やはり『高い』のですよね!?苦笑

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    Vol.85 日本の保有金から様々なことが・・・・・

    Vol.85         20214.27  以前にも記しました日本の金保有についてかなり明らかになりましたね! 日本は約81トンの金が増えて、保有量は846トンへ。  1971年ニクソンショック以来の大増量です!?苦笑 この大増量でも保有ランキングは変わらず、スイスの次、第9位です。  しかしこの81トン、Vol.83で記しましたハンガリーの3倍増でも64トンですから・・・・・・国際的にはトンデモない増量です!?  自分としてはセミナーでも、毎回確認する資料でも、『いつも同じ数字の日本』という感覚が無くなり、またセミナーなどでもその発言が使えなくなることが逆に新鮮だったりします!?爆 安全保障のためなのか、それとも戦後の密約なのか?分かりませんが、早く日本もコレを期にドルだけに固執する国から脱してほしいですね。  今回の日本の保有金の増量は、IMFに報告義務の無い一般会計上に記載されていた『材料』の金を、外為特会(外国為替資金特別会計)が『時価』で買取り、外貨準備に保有するというモノです。  材料として『簿価』で持っていた造幣局(政府)は、その差額を政府予算に組み込むということです。  年末から日銀が外為特会からドルを買ったり、政府が新たな大学ファンドを提案したり、12月中旬の段階で3月末までのいずれかの日で、などの発言は・・・・・・・そういうことだったのですね!?苦笑  コレによる金市場への影響は、当時、非常に限られるとされていましたが・・・・・・・今のところ金価格には直接大きな影響は無かったように見えます。 が、先進国(と自画自賛している!?) の日本の中央銀行が金の保有を増やした事実は、後にジワリと市場にインパクトを与えるモノと思います。 ご参考になりますか・・・・・・!?   中東の産油大国・サウジアラビア。  様々な文献で調べてみても、サウジアラビアがIMFへ報告している金保有量は、非常に微々たるモノです。  初めは加盟していないのかと思うくらい、探すのに苦労するほどの下位にいます!?苦笑  このサウジアラビアも巨額の公的金を保有しています!  サウジでは、政府系ファンド“サウジアラビア投資庁”が保有しています。  コレによって外貨準備から外し、IMFへは未報告になっているのです。  もう既に昔話のようですが、2010年代半までこの“サウジアラビア投資庁”は、リーマンショック後に職を失くしたアメリカのファンドマネージャーやトレーダーを、高額な報酬にて短期、大量リクルートした時期があったようです。  実際に日本に戻られ、実体験から素晴らしい本を書かれた方もいます! 時は原油高に沸く、オイルマネーが世界を席巻していた時期です。  政府からの高額な“報酬”で、思いっきり利ざやを稼ぐトレードが推奨されていました!?  その当時は金に限らず、あらゆる相場で暴落・急騰が表れると、必ずといっていいほど“オイルマネー投資庁”と噂に上がっていたものです。 その“サウジアラビア投資庁”が保有する金は、国の“モノ”としての外貨準備ではないということは・・・・・・実は今回の外為特会の件=日本の保有金が増えることで・・・・・・・恥ずかしながら、初めて知りました!?苦笑 中東では“金利”という概念を持ってはいけないという風習、文化があります。 お金を貸して利益を稼ぐという発想、この考えは、ムスリムの世界ではご法度です。   最初はそのような背景から、サウジアラビアという“国”が外貨準備で金を保有していないと考えていたのですが・・・・・・なんとなくではなく、少し考えれば全く意味が違うということが分かりますよね!?苦笑 チョッと恥ずかしい、と1人反省です!?

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    Vol.84 G.W. 前の嵐の要素は?・・・・・・・

    Vol.84        2021.4.26.  4月後半~5月にかけて、日本のG.W.は波乱が多いものです!? まず先週(4月後半)までの状況を整理しましょう。  年明けから金の輸入量が増え、3月に160トンの金を輸入したインド。  この4月はコロナ感染が爆発的に増加し、首都・デリー、商都・ムンバイが外出制限となりロックダウンも視野に入っています!?  今春の婚礼シーズンへの影響が懸念されます。 更にインド・ルピーレートもドルレートで3%超えの上下幅を生み、インド国内での金小売価格にも影響が出るものと思われます。  一方中国は金の現物需要が旺盛なようです。  中国国内の金小売価格は、ロンドン国際価格に対して$10以上のプレミアムが上乗せされているようです!?驚  中国人民銀行の金輸入も積極的で、人民銀行の金準備ではなく国内への金の取り込みとも考えられる現状です。  他方ヨーロッパでは、金・銀地金・金貨の需要増が見られます。  年初から続いた金ETFの解約=売却が下火になりつつあることを見ても、金現物への需要が復活しつつあるように感じます。  そして経済でもコロナでも大国・アメリカ。  週末に報道官より『増税案』に関する発言で、なにやら暗雲?が出てきた金融界。  まだ憶測の段階とはいえ、誰もが以前より分かっていたこと。   コレは1.9兆ドルの『アメリカン・レスキュウ・プラン』、2.3兆ドル規模の『アメリカン・ジョブズ・プラン』、新たな『アメリカン・ファミリー・プラン』など、これらの財源を企業や富裕層への増税で一部賄う、というモノ。   大統領就任時から富裕層への『増税』を謳っていましたが、コロナ禍での発令は市場ではサプライズとして受止められたようです。  一時的ではあったにせよ、戸惑いが数字として現れました!?   コレも決して『アルケゴス』問題と無関係には思えません。  上記内容は4月28日の発表を予定されているようで、内容によっては日本では29日の祝日のため、週末の30日に影響が出てくるものと思われます。   そしてその余波というか、その後の動き等、日本のゴールデンウィーク中に現れるものと思います。  日本では週が明けて週末の欧米市場を眺めると、それなりに動きはあったようですが、今のところ心配されるほどの動きにはなっていないと思われます。  今後の動き、情勢などには注意が必要です! 日本は都市部の緊急事態宣言やゴールデンウィークの大型連休ですが、世界の情勢は刻々と動いています。    毎年思うことですが、季節の良いこの時期の大型連休は決して悪いことではないと思っています。 世界中がサマーヴァケイションの時期は、皆が『止まっている』のでまだ孤立感は無いのです。 ですが一部の日本の人達にとって、この日本の『大型連休=ゴールデンウィーク』は意外と思われるかも知れませんが、落ち着いて休んでいられないというのも事実です!?苦笑  自分自身も何年かに一度は、G.W.後のトンデモ無い状態を経験しています!?涙 今回起こっている世界中の出来事が、日本のG.W.中に大きな流れを変えていく・・・・・・そんなことにならないように願いつつ、今後の動向を見守りたいと思います。

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    Vol.83 中央銀行の金保有にも変化が・・・・・

    Vol.83         2021.4.23.  先日日本の造幣局内の金を、一般会計から国家=日銀、外為特会移行する・・・・・日本の保有金の量が増えるかもしれない、という内容を記しました。(Vol.77 参照) その後の正式な発表というか報道は無いので・・・・・・!?  昨年から今年に入り、各国の“台所事情”が様々なカタチになって現れています。 というよりも、昨年のコロナの影響から、各国の財政政策は大きな岐路に立たされているということだと思います。 今回は世界の中央銀行が保有する“金“にスポットを当ててみます。 ここ10年間で、全世界の中央銀行は売り買いを繰り返しながら保有金を増やしてきました。 その代表がロシア。  ほぼ毎年毎月金を買い続け、現在は世界でも有数の金保有国(世界6位)なりました。 その保有量は、なんと2,295トン以上! それが昨年4月、ロシア中央銀行は金の購入を停止すると宣言。 それ以降IMF公表・ロシアの保有金量の増減は止まっています。  元々ロシアは産油国です。 原油価格が高騰していた間に、粛々?と金を買い始めていました。 過去にロシア通貨=ルーブルは破綻していますから、コレは賢い選択に思えます。  しかしここ数年間のロシアの金購入は、また意味が異なるようです。(初めから?かも知れません!?) ロシアは金を購入する為に、保有していた米ドルを売却しています。 そうです!米ドルの比率を下げて保有する金の比率を高めているのです。 一方、最近の中国も同じように動いています。 以前は世界一の米国債保有国であり、オバマ元大統領の最初の訪問国でもあったほどでした。 それが現在では米ドルの比率を下げ、金を購入・・・・・・気付けば、日本が世界一の米国債保有国になってしまいました!?苦笑 ロシア、中国とも、米ドル比率を下げて、金・ゴールドやお互いの国の通貨を増やしているようです。 ちなみに世界の金保有国ランキングでは、ロシア6位、中国7位です。 また今、新興国や東ヨーロッパの国が保有量を増やしています! コレにはロシアや中国とは若干異なる理由が見えます。 経済基盤を再建する目的とも言われますが、地政学的な要素も十分含んでいるようです。 そして今年に入り、いきなり代表的!?金購入国になったハンガリー。 外貨準備残高に占める保有金量は、31.5トンから3倍増の94.5トン!(2021.4.IMF)。 2019年末には増えていませんから、今年の1~3月期に購入のようです。 実はハンガリー、2009年にも3.1トンから31.5トンへ10倍に増やした経緯があります。 また2018年にはポーランドが100トンもの金を購入しました。 ポーランド中央銀行関係者の話では、また同じくらいの量を増やす予定、ということです。  東欧諸国の金保有量の増加は、ここ数年の国際情勢が影響しているように見えます。 上記の国々を世界地図の上で確認すれば・・・・・・・近隣大国への脅威、危機感の現れ、とも見えるのは自分だけでしょうか??  それ以外にも、ここ数年は“新興国”の購入が増えています。 ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン、そしてトルコ・・・・これらの国々にしても、東欧諸国と同じ状況も考えられます。 コロナ前の2019年を一例にすると・・・・・・ トルコ およそ159トン・ ロシア  〃  158トン・ 中国   〃   96トン 2020年はコロナ禍の財政難から年後半にかけて、各国の金売却が目立つ一年でした。   その結果、世界の中央銀行の金の売却量が購入量を上回りました。  2020年  金購入量 < 金売却量…

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    Vol.82 日米首脳会議と国債利回りと・・・・・

    Vol.82        2021.4.20.  今日も早速金価格の動きについて・・・・・・ 昨日までの上昇基調から一転、下げました!?苦笑 アメリカの長期金利の指標となる、10年国債利回りが1.6%を超えてきました。(昨日1.58%) しかし外国為替市場では、相変わらずドル安ユーロ高。 コレが、金価格が下げ切らない理由のようです。 国債の利回りが上昇するということは、売り買い交錯の中“売り”が多いということ。 ドル安が進まないということは、既に国債を持っている方々が売っている・・・・・・昨日まで俗に言うファンドの“ショートカバー”=買戻し=が、本日“売り”に走っている、そんな状態ですね。  実物資源の“金”とは関係なく、“空中“(=机上)で売り買いが行われて価格が形成されている、ということになります。 実際に金・ETFは年初から減少続けた中、昨日の金・ETF最大銘柄スパイダーゴールドシェアの残高は、先週から2トン以上増えています!   しかしNY金市場の終値は$1,770台。 $10ほど下げたことになります。 結局ETF等にて金は買われても、“空中”戦ではそれ以上に売られている、ということですね!?苦笑  さて巷では日米首脳会談が滞りなく行われ、国名を明記して非難!?・・・・・・などと紙上を賑わせているようです。 ココで頭を整理しましょう! お金が動くことで、相場の価格は変動します。 株価や金価格は、買われることで値(金額)が上がっていきます。 それでは債券市場、ココでは国債市場として考えて下さい。 アメリカ国債で考えてみます。 国債市場では、利回りですから、お金が集まると利率が下がり、お金が流出すると利率が上がります。 以前の“ギリシャ危機“時には、ギリシャ国債は一時20%を超えました!? それだけお金が流出したのです! ギリシャに何年間かお金を預けて得られる利息が20%。 上手い話のように見えますが、ギリシャが経済破綻した場合は“紙くず”になります。  逆に世界最大の経済大国・アメリカならどうでしょう? ギリシャよりも安心できますね?・・・・・・だから世界中から買う人がいて、コロナ禍の昨年の利回りは1%未満!?    そう考えると日本も1%未満ですね!?爆 チョッと違うような気もしますが・・・・・・・  その様なことをアタマに入れてアメリカの国債利回り(特に10年国債利回り)を眺めると・・・・・・・3月末から利率は上がり、4月に上がりきらない、むしろ下がっているようにも見えます。 売り買いが交錯する中、3月末にかけて売られた量が多く、4月になって買われた量が多い、ということです。  そして日米首脳会談。 バイデン大統領が就任し最初選んだ海外来賓は、日本の首相になりました。 自分の思考からすれば“当たり前”なことです。 世界で一番アメリカ国債を買っている国ですから。 鼻で笑う方もいるでしょうが、コレが外交だと思っています。 以前オバマ元大統領が、最初の海外訪問地を中国にしたことで、日本の議員や報道関係の一部が問題視していましたね!? 思わず“鼻で笑って”しまいました。 当時は中国が世界一の米国債購入国だったのです! 今後はその様なことをアタマの隅に入れて世界情勢を眺めて下さい。  話が大きくズレましたが、ココでは、日本が米国債の最大購入国、では終れません。 それでは一体誰が買っているのですか??? なななななんと、日本の生命保険会社や投資家、GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人=です! そうなんです!日本の企業や投資家、行政法人が買っていたのです。 そういえばネットの投資関連勧誘でも、アメリカの国債で安心運用!?など、見たことがあります。  それらをアタマの隅において考えると、日本の企業であれば3月末には決算を控える会社は多いですね。 利益を確定させたい企業、投資家は通常の時期よりも多いハズです!  結果米国債の“売り”が膨らみ利回りが上昇したとも考えられます。 逆に4月は日本企業が一斉!?に、また米国債を買戻して利回りが下がっている、上がりきらない、という状況が考えられます。  理にかなっている考えだと思いませんか?  米国債の利回りの上下動で、金価格が影響を受けているとは、ここ数日ずっと記していました。 これら米国債の動きで、金市場も激しい?“空中”戦の影響をしっかり受けています。…

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    Vol.81 金を取り巻く環境の変化に、相場の格言!?・・・・

    Vol.81      2021.4.19. 今日はいきなり有名な相場の格言を・・・・・・ (強気)相場とは “悲観”の中で生まれ     ↓ “懐疑”の中で育ち     ↓ “楽観”の中で成熟し     ↓ “陶酔”の中に消える 相場の格言を念頭において環境を観察する・・・・・・そんな気にさせる今日この頃の金価格の推移です。 先週一週間で2%超の上昇! とは言え、ちょうど昨年の12月18日の水準になった(戻った)ということです。 およそ4ヶ月を経て、調整局面の終盤にきたという方、底値圏から次のステージに向かう局面かという方・・・・・人それぞれの思惑が交錯する、その様な時期にさしかかったようです。 先週末に発表された世界最大の経済大国・アメリカの経済指標は、様々な点で良好・好調な数値発表の連続であり、株価も最高値更新など俗にいう“リスクオン”の市況だったと思います。 また金融機関、特に大手銀行等の決算発表も総じて良好であり、アルケゴス関連の報告等、私自身からすれば“好況”の状態に見えました。 その様な状況での金価格の動きは・・・・・ソロソロ次のステージを目指しそうな、そんな動きですね。 金を取り巻く環境はかなり変化してきています。 昨年のコロナ禍では、一年の前半から金ETF残高が劇的に増加し、逆に各国の金輸入量は軒並み減少しました。 中盤~後半にかけては、輸入よりも中央銀行が金を売却する国の話題も持ち上がったほどです。  今年は、というより昨年末より金ETF残高は減少しています。 根強い動きではありますが、確実に減少しています。 またインドでのコロナ感染者は毎日桁違いな数字が発表されていますが、2,3月とコロナ禍以前並みの金輸入が戻ったとされます。 インドのこれからの婚礼シーズン、コロナ禍であっても一気に“買い”が減少するとは考え辛いと見ています。 アジアではインドだけに限らず、中東でも金価格のプレミアムがいつの間にか話題から消え、1~3月期の国内GDPが前年同期比18.3%増と格段に回復傾向の中国の金“買い”意欲は、昨年とは比べものにもならないモノ、とも見ています。 金を取り巻く環境は明らかにステージが変わりつつあります・・・・懐疑の中で静かに育っているのでしょうか?

  • 金の独り言

    Vol.80 金を調べていたら・・・・・デジタル通貨!? 

    Vol.80       2021.4.12.  “デジタル通貨“という言葉、自分ではまだ耳慣れないところがあります。 他人と比べて、やや?アナログかな、と感じることがあったので、たぶんその為だろうと簡単に考えていました。  “デジタル通貨”の定義は良く分かりません。 ただしお札や硬貨のような現金ではないことは分かります。 それでも今の時代コロナ禍では、“キャッシュレス”という言葉も当たり前になりました・・・・・・そう!クレジットカードやスイカなど、これらも“デジタル通貨”の一種と考えればかなり身近なものと思えますね!  その延長線と捕らえて良いのか多少の疑問を持ちつつ、国を挙げてこの“デジタル通貨”に取組んでいる現状を覗いて見ます。  国を挙げて“デジタル通貨”というくらいですから、その国の中央銀行が発行していなければなりません。 その国の通貨(お札)はその国の中央銀行のみが発行しています。 反面、小銭という硬貨は政府が発行しているのです。  EU圏での硬貨を比べると・・・・・・国によって絵柄が違いますよね!?苦笑  それでは世界で最初に“デジタル通貨”を発行した国は????                                                  Ans. バハマ  2020年10月21日、バハマ中央銀行が中央銀行デジタル通貨・サンドダラー(サンドドル)を発行しました。 この“サンドダラー”は、バハマの法定通貨・バハマドルのデジタル版となっています。 バハマドルとは1:1で連動し、バハマ国内で利用が可能となっています。  元々700以上の島で国家が構成されている為、島によっては銀行サービスを受けられない多くの島民もいたとか。 デジタル通貨によって、国民の皆にサービスを受けられるようにすることが優先されたようです。  必要に応じて、世界初のデジタル通貨の発行になったということですね!  第2問という訳ではありませんが、2020年にはもう1ヵ国、デジタル通貨を発行した国があります??                                                 Ans. カンボジア  2020年10月28日、カンボジア中央銀行はデジタル通貨・バコンの運用を始めました。 このデジタル通貨には、日本の技術が採用されているのです!  カンボジアでは自国通貨・リエルよりも、米・ドル利用が多いという現状があります。 その為デジタル通貨・バコンの利便性を高め、米・ドル依存を軽減することが目的ともされています。 この必要に応じて運用されたバコン、カンボジア通貨・リエルだけでなく、米・ドルにも対応が出来ます。  この他にもECB・デジタルユーロ、日本・デジタル円、中国・デジタル人民元・・・・様々な国で開発が急がれています。 何故か世界の基軸通貨ドルの国・アメリカは慎重です。 このあたりを世界の“思惑”や“通貨“事情と考えると・・・・・“必要”に応じる為、の“必要”の意味もかなり異なりますね!?苦笑 そしてこのバハマ・サンドダラー、カンボジア・バコン、どちらもスマートンフォンアプリからということです。 これからの時代、スマートフォンを使いこなせないと・・・・・・お金も使えなくなる!?爆