金の独り言

Vol.66 いつもと違った視点で…

                        Vol.66    2021.2.5

皆さんも、日本の借金は???財政不安が??失われた30年??・・・・こんな言葉を耳にしたことはありますよね!? 実はこれらの事柄に関して自分としては、『その通り!』と完全に賛同はしていません。 が、全く否定している立場でもありません・・・・・中途半端ですね!?苦笑

そんな時に面白い記事、というかコラムを見つけました。 元・財務省にお勤めの方らしく、説得力抜群で一気に読み切ってしまいました!?爆

日本の平成の30年間、よく失われた30年と表現する方もいます。 よく言えば、元号通り平和な30年、国際競争にも敗北し平和ボケした30年だったのかもしれません!?

ところが、その様な思い、考えを払拭?するような数字がいくつもあるのです。 ご存知ですか? 

また知った上でもその様に思いますか・・・・・。

今でこそコロナ禍でも受入れられ企業決算は、大きく明暗を分けています。 しかし平成の時代にも史上最高収益を上げた企業は多数ありました。 トヨタもそのひとつです。 2000年以降に史上最高収益を上げた企業は更に増え、企業の“貯金”である“内部留保金”が倍増します!? ちなみに現在その額は・・・・400兆円超!?

現在の日本のGDPの80%ほどの“貯金”があることになります! また保有する手持ち資金は200兆円近くになるといわれています。

世界一の経済大国アメリカを支える企業の手元資金は、日本の1.5倍。 経済規模が4倍の国ですから規模換算すると、日本企業は米企業の2.5倍の資金を持っていることになります!?苦笑

日本企業は“お金持ち”ですね!?爆

考えてみれば、バブル崩壊後でも貿易収支は常に10兆円前後の黒字! 赤字転落は、東日本大震災後です。 また赤字額にしても、今まで積み重ねてきた黒字額に比べれば・・・・・微々たるモノといえるでしょう。 その赤字にしても“モノ”の輸出入です。 考えてみて下さい。 日本企業は海外に子会社を作り、現地でモノを作り、そして日本を含め世界中に輸出しているのです。 日本は、日本からは“モノ”ではなく、“資本”を輸出しているのです。 そして企業の“貯金”=“資産”は増大!?しているのです。

国際競争力が落ちた!?・・・と言われます。 確かに平成に時代に、GDP世界第2位から3位に落ちました。 更に差は広がり、日本と中国の差は2.5倍以上になりました!?ひとつの数字を見れば、間違いなくその様に見えます。 しかし、毎年10兆円もの貿易黒字があり、何十年も経常収支が黒字の国、おまけにGDPは世界第3位・・・・・世界中探しても、この様な国はありません! 日本は経済的にはトップクラスであり、“お金持ち”な国であることは、世界中の誰もが知るところなのです!

更に付け加えれば、日本の外貨準備高は1兆2000億ドル超! この数字はEU全体の2倍以上。 国民一人当たり100万円以上の外貨準備残高額になります! 更にこの数字は、GDP世界第2位の中国と比較しても3倍にもなります!!

既に多くの日本人にも周知のモノとなりましたが、日本の個人の金融資産残高は1900兆円。 国民1人あたりでは1,000万円を優に超えます。 この数字は世界でアメリカに次ぎ、第2位。 コレ金融“資産”なので、土地を加えると・・・・・!? 

今までの内容からも想像できると思いますが、日本の対外純資産は約3兆ドル! コレは世界一です。

この意味することは、日本は世界一の債権国 = 世界一のお金持ち、といもいえるのです!

ココまで見てくると“不景気”とか“破綻間近”という言葉は、どうにも不釣合いと思うのは自分だけではないでしょう。

では何故、日本にはその様な言葉やその様な思い、考えが“風潮”が蔓延してしまったのか??

庶民の“給料”が上がらない、からです!

日経2019 3/19 “ニッポンの賃金”から

〈1997年を100とし、2017年の先進国の賃金は・・・〉

米国 176

英国 187

仏国 166

独国 155

日本  91 !? ・・・・・ 先進国の最低!?

日本は“お金持ち”国家であることは、もうご理解いただけたと思います。 日本は“お金”が無いのではなく、国民へ“循環”していない国なのです。

よく経済に長けた方々、経済が専門の方々のお話の中で、『経済とは人間の身体でいえば血液のようなモノです。血液が循環出来ない身体は老化、衰退してゆく・・・』・・・・なななんと、そのモノズバリですね!

今の日本で“景気対策”と叫んでいる先生方の中には、爆発的な経済成長が全てを解決する・・・・・80年代の“バブル”のようなモノが解決策とカン違いしている方がいるのであれば、非常にキケンです!?

日本はお金があり、企業もお金がありながら、労働者に“幸福感”が無いのです。 コレが世の中に不景気だとか、失われた30年などの言葉で囃したて、もしかしたら諦めさせて一部の企業、一部の企業人を育ててきたのかもしれません。 アメリカの分断は他人事ではない、と思います。 平和ボケさせて、マヒさせて・・・・・お金持ち国家・日本を、心の貧しい国にしているのかもしれません。

今日の日本の繁栄は誰が担ってきたのか?・・・・日本の優秀な技術力は、十分な教育を受けた、勤勉な国民によって築かれたものです。

こんな自分でも分かります。 今日本に必要な政策は賃金と雇用、そして十分な教育。 企業が“お金”を溜め込まない、溜め込ませない、そんな政策が必要ですね!?

そう感じたコラムでした。

なぜか今回は金とは全く異なる内容になってしまいました!?苦笑 政治にはかかわらずに、と思っていましたし、また中にはいつもと立場が違う、と思われる方もいるでしょう。 

誤解の無いように・・・・・今でも日本が“沈没する”とは考えていません。 自分のような庶民であれ、富裕層の方であれ、個人の資産や貯蓄は日本だけでなく世界中で、安全かつ確実に通用するモノでなければならない、とは思っています。

是非皆さんと共有したかったコラムだったので・・・・・ご理解をお願い致します。

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