• 金の独り言

    Vol.79 金・ゴールドにとって 魅惑?の国 ・・・・ インド

    Vol.79        2021.4.5.  インドの金輸入量が増えているようです。 2月に91トンー前年同月比103%増 ・・・・ つまり倍以上増えたということに。 更に3月には160トン! 以前は中国と並び、世界の産出量の半分以上の金・ゴールドをこの2国が輸入していました。 そう考えると、さほど不思議なことではないのですが・・・・・コレはコロナだけでなく、各国の諸事情が絡んできます。 昨年はコロナの影響もありましたが、ここ数年インドでは金の輸入関税の上昇から、極端に金の輸入が減少していました。 正規ルートでの入荷が減っていた・・・・金を買う人は多い!?   正規ルートではない輸入!?・・・・・インドは隣国にパキスタン、中国だけでなくタイ、カンボジアなどと陸続きであり、その先にはマレー半島があります。 そうです!シンガポールやマレーシアがあります。  関税優遇国ですね。 途轍も無い距離ですが、それでも十分に見合う・・・・・それがインドにとっての金なのです。 2月の増加は春の婚礼シーズンに向けて動き出したと見られたのですが、3月には更にヒートアップした、本格的に動き出したとも考えられます。  昨年春はコロナで多くに婚礼が自粛、秋のシーズンに期待がもたれましたが目立つようなことは無かった・・・・・というより、殆ど変わらない状況でした。 今年はチョッと様相が異なるようです。 ご存知の方も多い、インドの4~5月は春の婚礼シーズンです。 全人口の1/2は24歳以下ともいわれる国ですから、単純に6億人の若者がいるということに。 そして年間の婚礼数はなんと驚愕の2000万組以上!? ・・・・・ 日本の感覚では到底理解出来ません!?   ちなみに中国は一人っ子政策の影響か、同世代の人口は約3億人!? ・・・・ それでもトンデモ無い数字ですね。 ただ私自身、この数字をどちらも信頼、鵜呑みにしていません。 インドにしても中国にしても、貧富の差は日本の比ではなく、全ての子供が戸籍登録されているわけではありません!  コレは今をときめく『尾身先生』のSARS中国ワクチン戦略を見ても明らかです!(ワクチン戦略とは私が勝手につけました!?) それでも途轍も無く多くの若者がいます。 話が大きく逸れましたが・・・・・・では若者が多いインド、何故『金・ゴールド』??  インドでは娘が嫁ぐとき、父親をはじめ親族が結婚する娘に金製品や金・ゴールドを持たせる習慣があります。  嫁いだ娘が将来路頭に迷わないように、という意味もあるようです。 しかしソコには日本でも見られるような見栄の張り合いなども残るようで・・・・・・しかしその数が2000万組!?  昨年から世界的に増え続けていた金ETFも、2月に85トンほど減少しました。 更に3月には120トンも減少したようです。  ワクチン普及や米・経済対策などの世界経済の回復期待も高まり、昨年来の金価格の高値圏が多少なりとも下がりました。  そしてEETF等の投資関係は殆ど欧米あり、その投資家たちによって大量のETFを売却したと考えられます。  結果、金価格が下がったところで、それら金ETFの売却量をインド1国が吸収したことに!?・・・・・・・ アメリカの長期金利やFRBなど全く興味や知識も無く、この様に金の現物を欲しがる人たちがいるのも世界の現実なのです。☆ 久しぶりに・・・・こぼれ話を 今から20ほど前、まだ自分が宝飾の仕事で日本とヨーロッパを行き来していた時代のお話です。 香港のメーカー社長に連れられ、インドの宝飾チェーン店の社長を紹介されました。 そのインドの社長、日本の関取並、それ以上に大きな体の社長でした。 紹介されたといっても、我々3人に香港のスタッフ含め、5、6人くらいで飲んで食事をしただけですが・・・・!?苦笑 その最中私のほうから、インドでは婚礼時に金・ゴールドを渡す習慣があるのか尋ねました。 すると外野から、香港(中国)にもあると・・・・・・逆に日本には無いのか?と一斉に逆質問!?汗 日本では“お祝い”として現金を渡す場合が圧倒的に多いと答えると・・・・今度は皆不思議な顔で、それは“寄付”か?と。 この場合の”寄付“とは、彼らからすると明らかに“お恵み”に近い感覚だったと思います。 二人の門出に“お恵み”?・・・・・・お酒の席とはいえ、突然“失礼な人”扱いに!? そこでインドの社長。 インドではある程度成功を収めると、娘の婚礼は親のメンツをかけて、ということも確かにあるようです お金=現金では、娘だけでなく相手やその親族をも馬鹿にしていることになりかねない。 だからこそ、いつでも2人の未来に役立つ金・ゴールドや金製品を送る習慣があるようです。…

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    Vol.78 いつもの、当たり前の金価格から想うこと・・・・・

    Vol.78  いつもの、当たり前の金価格から想うこと・・・・・            Vol.78             2021.3.30.  今日の金価格=国内の金小売価格について、疑問に思ったことを・・・・・ その1≫ 2021年3月30日の金・小売価格は、税込・1グラム当たり¥6,685です。 長ったらしい表現ですよね!?苦笑 ですから世間一般=メディアや金関連の店舗では、『今日の金価格は〇〇〇円です』・・・・コレで終ってしまうのです!? 金に長く携わっていれば何でも無いことですが、一般の方からすれば分かったようで理解しているとはあえないのではないですか? 例えば、『おじいさんから貰った純金のリングはいくらになるのか?』と言う疑問に対しては・・・・・皆さん同じ計算をしてしまうと思います。 残念ながら、この金額からは割り出せません!  私が一般のお客様とお話しする場合、あえてこの“小売価格”の意味についてお話します。 まずゴールドバーそのモノを手に取り、金額のボードを見ながらお話します。 このボードに記載されている『1グラム¥6,685』とは、金・インゴット=ゴールドバーの税込取引価格を意味します。 ですから(ゴールドバーを裏返して)今出来たばかりの刻印の無い状態のゴールドバーは、この金額での取引は出来ません。  たとえどこの有名な会社が製造したとしても、です! なぜならまだ、単なる金の材料ですから! これは1万円札が印刷される前の紙(無地!?) の状態と同じことなのです。  金・インゴット=ゴールドバーは、登録された刻印と決められた内容が刻印されて初めて、本日の価格にて取引が出来る“モノ”になります。 またその取引では、世界中で同じ評価を与えられるものとして、LBMA(=ロンドン・ブリオン・マーケット・アソシエイション)が認めているのです。 コレを『グッド・デリバリー・バー』と呼んでいます。 このグッドデリバリーバーの日本での小売価格が、本日1グラム当たり税込¥6,685ということです。 しかしココで注意してほしいのは『1グラム当たり・・・』ということ。   ¥6,685のお金を持って1gのゴールドバーは、どこへ行っても購入できません! 先ほど『刻印』が無ければ、今日の価格で取引できないと説明しました。 現在の日本では、金の重量価格に『刻印代金』を加算した金額が税込の小売価格になっています。 ですから、今日の1gあたりの小売価格に購入するバーの重量をかけて、最後に『刻印代金』を加算した金額が、本日のインゴット=ゴールドバーの購入金額になるのです。 我々の業界では当たり前のような、この流れと言うか、カラクリ?と言うか・・・・・・コレを当然かのようにサラッと流してしまう店舗の方が多すぎるので、一般の方々を一層混乱させる原因のひとつとなっています。 またこの『刻印代金』を『手数料』などと表現したり、『加工料』と表現したり・・・・・戸惑いますね!?涙 皆さんには是非この考え方、上記の内容をご理解していただきたいと思います。 そしてこの『刻印代金』=『手数料』=『加工料』は、各店舗(各系列会社)によって異なります!? インゴット=ゴールドバーをご購入の際は、店頭でご希望のゴールドバーの『税込の購入代金』を確認してからの購入をお勧めします。 本来どこで買っても同じ価値の金・ゴールドが、同じモノでも1万円くらい価格が異なる場合があります!? その2≫ ココからは上級編かな!?苦笑  日本国内の金・小売価格は、米・NYの金価格影響をモロに受けます。…

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    Vol.77 トルコの記事から日本を眺める・・・・・

    Vol.77      2021.3.29.  先日トルコのエルドアン大統領がトルコ中央銀行総裁を更迭、とありました。 また悪いクセ?か、“金・ゴールド”という“窓”を通してチョッと調べてみたくなりました。 現在の民主主義では、その国の金融経済の中心・中央銀行の独立性を重視しています。 総裁や議長の選任の責任はありますが、その運営までは指示しない・・・・表向きは、ですけど!? 独裁政治では何でもあり・・・・・大統領や総書記?などでしょうか???ヤバッ トルコは民主主義国家、とされていましたが、今回の更迭は今の世相を現すことにならなければよいですが・・・。 “アジアからヨーロッパへの玄関口“とも言われる国、世界大戦前のオスマントルコによって世界中の文化などを取り入れていた国、中世の面影を偲ばせる国・・・・・・・・ 様々な“妄想”に駆られ、調べていくうちに“妄想”から現実が見えてきました。 このアジアからヨーロッパへの要衝の土地は、天然資源にも恵まれた国でもあります。 石炭や原油、天然ガス・・・・またマグネシウムは世界第2位を誇ります。 そして金。 金の産出は年々増えているようで、現在は30~40トン。 宗教上、文化的にも金愛好家の多い国です。 俗に言う、“都市に眠る金・ゴールド”は3500トンを超えるとも言われています。 更にW.G.C.によれば、2020年トルコは公的金準備として134.5トンも購入しています!(世界1位) 更に更に、昨年一年間で通貨防衛の為、1000億ドルもの外貨を売却していたのです! その中心人物アーバル総裁が解任されたのですから、トルコ・リラは暴落し、世界の格付け各社がトルコのランクを落としました!  何故更迭されたのか・・・・・エルドアン大統領の意に反し、利上げを続けていたことが原因と見られています。  任命を受けて5ヶ月間で、政策金利は10.25% ⇒19.00%へ引き上げられました! 世界の流れとは真逆の行動ですね!?苦笑  ここ数年、民主主義国家にもある意味で“突出”した、過去に前例の無いような大統領、指導者が世界を席巻しました。 一時アメリカに代表されましたが、最近は落ち着いたようなイギリス、アジアではフィリピンや今世界を惑わすミャンマー、そしてこのトルコ・・・・社会主義大国や中東を別にすれば、今までの温和で協調的(表向きだけとはいえ)な姿勢は影を潜めていました。 明らかに、あからさまに自国第一主義を謳っています。 また一部とはいえ、圧倒的な支持者がいることも共通しているかもしれません。  今回も独断的な更迭と報じられていますが、果たして・・・・!? この記事の延長で、ある記事を思い出しました! 1月の経済新聞に、第3次補正予算が成立すると・・・・日本の金保有量が増える!?という記事です。  造幣局が記念金貨鋳造のため保管していた“金塊”を、為替介入で得た外貨を運用する財務省の『外国為替資金特別会計(外為特会)』が取得する・・・・・またまた難しい表現ですね!?苦笑 コレは・・・・造幣局の保有金は、過去流通していた金貨が銀行を通じて回収し、新たな金貨鋳造の材料として保管されていた。  この保管されていた金は一般会計に属し、日銀、外為特会とは別物。 すなわち日本という国が、IMFに報告する保有金とは別物ということです!  今回外為特会はこの金塊を“時価”で購入。 “簿価”との差額が造幣局に入り、政府が第3次補正予算に盛り込んだ大学ファンドの財源として活用・・・・ということだそうです。 さて、コレによって日本の保有金は・・・・・現在の765トンから80トン!?増えて、846トンとなります。 1971年以来50年ぶりに増加!? それでは日本の765トンもの金はどこに? ・・・・・・ アメリカのフォートノックスとも言われています!? またこの増加でも、世界の金保有ランキングには変動はありません。※ W.G.C.・・・・ワールドゴールドカウンシル 世界の金業界の市場開発組織 本部・ロンドン※ IMF ・・・・ International Monetary Fund 国際通貨基金 国際金融や為替相場の安定化を目的に設立された国際連合の専門機関

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    Vol.76 お約束のGreenshillですが、・・・・・・・

    Vol.76    2021.3.18. 先日リーマンショック時でも、それ以前にキッカケ?予兆?があったことを記しました。 そして今・・・・・・非常に分かり易かったので、下記の説明図を使用します!?(日経より) 記事には、“売掛債権を土台とするリスク試算の査定の甘さから、自身の資金繰りに窮する・・・・”とありました。   はたして、コレだけで理解できますか?   破綻した英・グリーンシルバンクは図のように、売り手(サプライヤー)が発行する請求書を買取り、代金を支払う・・・・サプライヤーは期日より早く資金を回収できるメリットがある。 買い手(バイヤー)は商品を受取り、代金の支払を繰り延べるメリットがある。 この様に考えると、何か非常にグリーンシルバンクが天使のように?市場の潤滑油!? に見えますね。  しかし破綻したグリーンシルは請求書などの売掛債権を証券化して、市場で販売していました。 そしてその販売した資金が、グリーンシルバンクの運用資金だったのです!  またその証券化、ファンド組成などは、運用会社大手・クレディスイスやGAMインベストメンツが行っていました。 そして売掛債権は小分けに証券化、組成されたファンドとして、年金基金や金融機関が投資対象として資金を投じていた、ということです                 更にグリーンシルバンクは、買取った債権未回収に備えた保険を、東京海上ホールディングスのオーストラリア子会社にかけていた・・・・・・。 更にさらに、ソフトバンクグループのビジョン・ファンドがグリーンシルバンクに出資していた・・・・・など、日本の経済紙が賑わっていました。 ココまでの内容で、今回のグリーンシルバンクの破綻劇の輪郭が見えてきたと思います。  ウォール街で経験を積んだグリーンシル氏が作り出した新たな?“サプライチェーン・ファイナンス(SCF)”。 実はこのシステム、彼が作ったわけではないのです。  以前からこの様なシステムはあったようですが、このグリーンシル氏、市場から預金などっを集めて資金とし、この様な大きなお金(マネー)を動かし、そのお金(マネー)が動くところに世界中からマネーを集めてくる・・・・・・コレが資本主義世界かもしれませんが!?涙  今回のグリーンシルバンクの破綻がどの様な影響を及ぼすのか、どの程度まで飛び火するのか、今後の動向をしっかりと観察していきたいと思います。  振り返れば2008年3月、米・大手投資銀行ベアースターンズが破綻したとき、さらに!?超大手投資銀行・リーマンブラザーズを名指しで破綻する、と声をあげた人はいたでしょうか?  “Too big to fail” (大き過ぎて潰せない)・・・・ 超大手投資銀行・リーマンブラザーズには適用されなかった!?ことも、あの時点では誰も予測できなかったことです。  自分には、過去の金融知識や経験則などはありません。 ただ史実というほど大袈裟ではありませんが!?苦笑、 “金・ゴールド”を通じてその事象を深堀し本質を探る・・・・・・このようなことを知りました。  皆さんにも、少しでもお役に立てれば幸いです。

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    Vol.75 日本のお金(マネー)を考える ①・・・・・

    Vol.75      2021.3.17. 3/16,17アメリカではFOMCが開催されています。 実は日本にも様々な“数字”の発表があります。  その中で皆さんが知っているような、知らないような・・・・・知ったからといって、今日の生活に支障をきたすモノでもありませんが!?苦笑  日銀(日本銀行=日本の中央銀行=日本円の発行権を持つ銀行)が発表した、『資金循環統計』というものがあります。  2020年の第4四半期(10~12月)の数値が出揃いましたので、2020年を振り返って見ましょう!  大きく分けて、“家計”(=各世帯と考えます)と“企業”で分かれます。  cf. 個人企業は “家計” に分類されます!?苦笑 家計≫ 金融資産 ・・・・・ 1,948兆円!  前年同月比 2.9%増  過去最高 〇 現預貯金 ・・・・ 1,056兆円!   過去最高    cf. 前年同月比 486兆円増     cf. 9月末 1,034兆円  〇 株式等 ・・・・・ 198兆円   前年同月比 0.7%増 〇 投資信託 ・・・・・ 78兆円    前年同月比 5.1%増  トンデモ無い数字!?ということがお分かりですか? ケタ外れ過ぎて、ピンと来ない方も多いと思います!?爆 そこで・・・・・・・・日本の金の価格に置き換えて考えます! 仮に、仮にですが、金・ゴールドの価格を今の金額に近い、1グラム¥6,000(税抜)と仮定します。 有史の時代から現在まで、地球が産みだした金の総量は19万7,500トンと推定されます。(WGC) この総量は、ほぼオリンピックプール4杯分の水量に相当します・・・・・にわかアナリストの方々!? もう3杯分や3.5杯分など言っていては古過ぎます!爆  現在の地球上の金の総量は、純金(K24)計算で・・・・・なんと20万トンに満たないのです! 2021年、今年中には超えてしまうと思われますが・・・・・!?爆笑…

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    Vol.74 金の争奪戦!?から見えるモノ・・・・・・

    Vol.74            2021.3.10. 世界で一番金を産出している国はどこでしょう? 以前銀座でセミナーを行っていた際、毎年第一回目に投げかける質問の一つです。 当時はそれなりに?有効な質問でしたが、2021年になると既に皆さんご存知ですよね!?苦笑 答えは・・・・・・中国です。 今ではなんでもない質問ですが、我々の世代(1970年代迄の就学者)の授業では、世界中の金やダイヤモンドは南アフリカで採れる、と習いました。 現に1970年代に南アフリカでは、年間1,000トン以上も産出されていた時期がありました!?(驚愕 ) コレは当時の世界の総産出量の2/3に相当します!? さて今日のテーマ『金の争奪戦!?』ですが、この中国が現在、あまりなじみのない国々から金を買い漁っている・・・・・・その様な動きがあります。  実際に中国の2020年度の買収金額は前年を下回ったものの、金をはじめとする貴金属関係では大きく前年を上回ったようです! なななんと、件数ベースで2019年の3倍!? 更に、いつものように? 中国産金会社らはライバル勢をはるかに上回る金額を提示し、資産を買い漁る・・・・・と記載されていました。 ではどの国から買い漁る??・・・・・・ コレが西アフリカや南米だそうです! オーストラリアやカナダ、アメリカが中国企業による買収への審査を強化、厳格化したことが原因とされています。 また中国からの投資を歓迎する新興国が多い地域、であることも一因となっているとも考えています。 現在オーストラリアやカナダを競争相手に、高額提示で権利を買い漁っているようです。 ただこの記事をココで終らせてはいけません! 先日WGC(World Gold Council)のレポートによれば、現在地球上で残存する金鉱脈はおよそ5万トン強 だそうです。 私が初めて“金”を専門的に携わった頃は、いつ調べても残存する地球上の金鉱脈はおよそ7万トンのままでした!?爆 世界一の“金”の産出国・中国。 その中国が西アフリカや南米という金資源の豊富な地域で買収を続けるのは、単純に国内資源の減少が原因です。 またこの買収劇は“金”だけでなく、様々な希少金属(=レアメタル)も対象になっていると考えています。 そう言いながら、ですが・・・・・・既に知られていることですが、中国は金だけでなく様々な天然資源の“宝庫”とも言われています。 しかし10億を超える人口を抱えた国家として、天然資源の確保は国家の最重要課題になっています。  そこでチョッと考えてみて下さい・・・・・・何故国の中に“ウィグル自治区“という表現があり、また今になって虐待などが大きな問題として取り上げられているのですか? また何故ある日突然“尖閣諸島”は領土などと言い出したのでしょう? ある程度の想像は出来ますね!?苦笑 この様に考えると、それでは香港は?ですが・・・・・コレはウィグルや尖閣とは、チョッと違うと思われます!?爆 この買収劇、資金に関しては必ず、イヤ絶対!? 笑 国営銀行などがバックについて“破格値”を“演出”していると考えてしまいます!?苦笑 話がまた大きく逸れてしまい、余談になってしまいますが・・・・・・ 以前からイベントやセミナーにて使う質問の一つに『ダイヤモンドの世界一の産出量は、現在どこの国?』   答えは・・・・ロシアです!? ココでポイントは、『ソビエト社会主義人民共和国』ではない、ということです! 『ロシア』なのです!!!  広大な国家のロシアで、ある日突然ダイヤモンドが湧き出たわけではありません! ソビエト時代に、ダイヤモンドがこれほど採れると、世界中で話題になっていましたか? 自分自身その当時、ヨーロッパと日本にて宝飾関連の仕事をしていました。 その際ロシアでもダイヤモンドが採れるらしい、という話は聞いていましたが・・・・・笑…

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    Vol.72 2月米・雇用統計を振り返る・・・・

    Vol.72     2021.3.9. しばらくぶりでPC向かい、世界の出来事を考察しています。 この間様々な環境の変化が起こりました。 米・雇用統計・・・数字上大幅な改善 米・長期金利上昇・・・・ほぼ1年ぶり以上の上昇 ⇒コレには様々な理由が!? バイデン公約・1.9兆ドル経済対策 議会通過 ・・・・・ などなど。 今日は米・雇用統計にスポットを当ててみます。 大方の経済紙上でも公表されている通り、 非農業部門就業者数 ・・・ 37万9000人増 (前月比)     失業率      ・・・ 6.2% (前月6.3%) 就業者数の市場予想は17万人ですから、労働市場、雇用状況は“改善”と見られています。 これら“表向き数値”を、更に深く検証してみます。 以前(コロナ前)であれば、非農業部門就業者数の増加目安は20万人。 この数字を上回ると、経済好調、下回ると金価格も上昇・・・・そのくらい重視された目安です。 今回の雇用統計では、この数値を大きく上回る37万9000人増・・・・本来喜ばしい数字です。  しかし今回の数値は、コロナ禍による一時解雇労働者が再雇用された、と言う意味合いが非常に強いのです。 勿論この事実そのモノが、労働市場を多少なりとも改善したことになっています。 内訳ではロックダウンの影響をモロに受けていた、娯楽・接客業が大幅な増加、小売業も4万ほどの増加となっています。 ただし労働参加率は前月より横ばいの61.4%。 このことから、“完全雇用に近づく”などという表現は、全く適切ではありません。  また失業者数はコロナ以前の1.7倍、1000万弱、長期失業者は1月から横ばいの410万人。 そして生産年齢人口の雇用者は、前年が61.1% ⇒ 今年は57.6% 雇用者数は、前年2月より950万人減少しています。 仕方なく非正規雇用となった不完全雇用者を含めた失業率は・・・・・11.1% !? ココまで来ると、決して安泰な内容ではないですね!? メディアで発表される数値は、しっかり検証した上で判断しましょう!

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    Vol.73 いきなりトピックス!?・・・・・

    Vol.73             2021.3.9.  『英金融サービス会社グリーンシル・キャピタルは英国裁判所に会社管理手続きを申請。事実上経営破綻した・・・・・』  『スイス金融大手クレディ・スイスグループが関連ファンドの新規開設や償還を停止し・・・・・』 よく経済紙にある、金融関連企業の破綻記事。 関連していた企業名なども列記し、その被害に大手が絡めばそれなりに注目を集める・・・・・・今回もそんな記事の一つと思っていました。   ただ今回は、その文脈上に『ソフトバンクグループ』と言う言葉と、大手の凍結から1週間で破綻申請が出されたこと、そして何より『売掛債権を対象にした金融を手掛け・・・・』 この文章を見た途端、最後まで読破!?し、更に色々と調べ始めました!?爆  日本の皆さんもご存知の『リーマンショック~正式には、Financial Crisis』・・・・・コレはいきなり当時の米大手銀行・リーマンブラザーズが破綻したわけではありません。 例えが良いとは思いませんが・・・・・ダムの決壊は実際に見たことはありません。 しかし水を放出するダムの放出口とは全く関係のなさそうな場所に出来た小さな“穴”であっても、圧力に耐えられず徐々に大きく広がり、そして四方に裂け、やがてダム全体の壊滅的な崩壊を招く・・・・・・その様なことがあり得る、と理解しています。  モノが壊れるとき、いきなり壊れるとすれば相当な衝撃が必要です。 ところが、何度も小さな衝撃を繰り返し、あるとき突然軽く触れただけで崩れる・・・・・・昔物販の仕事でよくお客様に言われました!? 『何もしていないのに壊れた!?』 と。苦笑 その前に色々あったはずなのですが・・・・・!?爆 この様なことは“モノ”だけの出来事ではなく、金融の世界にも前例があります。  皆さんもご存知の“Financial Crisis” が明るみになる前年、やはりサブプライムローンが原因で銀行破綻がありました。 その反動?がジワジワと広がり、大手金融機関を蝕み、やがて取り返しのつかない状況を引き起こしたのです。  今回のグリーンシル破綻問題。 原因となる詳細がまだハッキリしていません。 グリーンシル独自の問題なのか、SCF市場の問題なのか、その背景は?? 市場に与えるインパクトや思わぬ余波など、過去の経験則など当てにならないとは思いますが・・・・対処の準備は、市場関係者だけでなく一般の投資家まで、十分に可能だと思います。 しかし既に、『なるべくしてなった(破綻した)』 と言う意見や勿論リーマンショックを想起させるコメント、更には金融業界の“闇”の部分~マドフ事件まで飛び出す始末です!?苦笑  しばらくは金価格と米・長期金利(10年国債利回り)とのニラメッコ、そしてドルの動向と共に、この問題も注視していきたいと思います! ※各注釈は省略しました。解明時にまた注釈を加えます。

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    Vol.71 “ヤマ”の続きは・・・・・

                         Vol.71      2021.2.22. 先週までの8ヶ月振りの金価格の下げが、チョッとだけ止まったようです。 以前からお話していたように、下げでも上げでもどこで止まり、その後の動きに注目する・・・・今回は2/19の税込小売価格¥6,685で折り返しました。 現在2/22時点では、¥6,725。 海外相場は若干値を上げています。  下のグラフを見ると、小さな“ヤマ”が3つ。 そして今日上向きました。 この後の折れ線グラフの描かれ方は注目してくださいね! この次はどこまで上りつめるか、どの様な“カタチ”を描くか・・・・など。 さて今日は金価格についていくつか記しましょう。 いつもお話している、国内小売価格、海外相場・・・これらはどちらも“金(ゴールド)の価格”です。 上記のグラフと後に並べたグラフ大きな違いは、1. 日本円建てとUSドル建て2. 消費税込価格と税抜価格3. 1g単位の価格と1トロイオンスあたりの価格4. 店頭での現物(実物)小売価格と取引所での現物を伴わない価格=ペーパーゴールド 細かなことを抜きにして、この様な違いでしょうか? 他にも大阪商品取引所での金市場価格(1g単位、取引重量1kg or 100g) などがあります。 この価格は経済新聞の金価格として掲載されていますが、朝刊には前日の終値、夕刊には当日前場の終値・・・・・・と、かなりのタイムラグがあります。 また経済新聞に掲載される金価格は、取引価格ですので消費税は含まれていません。 そもそも現物の金・ゴールドの価格では無いのです!?  取引所での金額を現物のインゴット・バーに変えて手にするには、他に手数料と消費税を支払わなければなりません。※ 大阪商品取引所・・・・2020年7月、東京商品取引所の一部取扱品目が大阪に移管。金プラチナなどは従来のTOCOMではなく、大阪取引所に移る。 それでは海外相場と国内小売価格・・・・・どちらを参考にすれば良いの??苦笑 答えは何を求めるか、です! 自分は今現物の金・ゴールドを貯蓄の一部として推奨しています。 その関係で?実物の金を手にするには日本円建て国内税込価格を、そして世界中の出来事と金との関係を考察、推察するときに海外相場の動きを見ています。 勿論日本国内で金の先物、商品取引をされる方は、大阪商品取引所の金価格で売買することになります。 さてトロイオンスあたりのUSドル建て金価格が、どの様にして金税込小売価格になるのでしょう? 上のグラフは1トロイオンス辺りのUSドル建て金額の折れ線グラフです。 “青”は2日前、“赤”は昨日、そして“緑”リアルタイムの価格になります。 例えば本日(緑)にニューヨーク時間外の最高値は、およそ$1,793/oz 程になります。 この価格は日本円ではいくらになるでしょう??? この時間のドル/円相場は、¥105.8/$ でした。  $1,793 ÷ 31.1035(1トロイオンス) ⇒ 1gあたりのドル建て価格になります。 およそ1gあたり$57.65でした。この価格を円建てにします。  $57.65 x \105.8 = \6,099 この金額がグラムあたりの金・ゴールドの価格になります! ただし消費税も何も無い金額で、この価格から1キロ単位、100g単位の取引が始まります。 それでは実物(現物の金・ゴールドバー)の小売価格はどうなるのでしょう??? ココで注意していただきたいことは、日本の小売価格を案内するウェブ上でも、テレフォン案内でも 『1グラムあたりの小売価格』 と明記、案内されています。 そうです! “1g金の販売価格では無い” と言うことです!?苦笑  基本的に金額を発表している企業は、1キログラムの取引金額を確定し、その金額の1/1000・・・・1gあたりに金額を割り出していると考えられます。 なぜなら商品取引所は、1キログラムでの取引だから、です。 そ1キログラム未満(店舗によっては1kgと500g以外)のゴールドバーには、それぞれ重量に即した手数料(バーチャージ)が発生します。 ですから、1gのバーは\6,099+消費税は購入出来ません!?苦笑 更に国内税込小売価格は、現物(ゴールドバー)の移動コストという名目で、また販売価格という瞬時に価格変更出来ないこと等、様々な理由からプラスアルファがあるモノと考えて下さい。  勿論このような説明や規約があるわけではなく、取扱っている我々が考え得る、皆さんへの説明内容になります。 場合によってはかなりディープな内容ですが、ココを理解していただき、安心して金の現物・ゴールドバーを手にしていただきたいと思います。 イベント会場ではよくお答えするのですが・・・・・・個人的には1番安全な貯蓄対象だと考えています! 何故なら、今日初めて金を手にする方も、この仕事をしている方も、また老若男女どなたでも、今日同じ重さの金・現物を売りに行って手にする金額が皆同じ・・・・・・平等なモノですね!  …

  • 金の独り言

    Vol.70 ヤマが崩れて新たな展開に!? ・・・・・

    2021.2.19. 2月も半ばを過ぎ、貴金属価格にも動きがでてきましたね。  特に金価格はここ数日、日を追うごとに、という表現通りの下落を続けています。 出張明けの昨日、全国の店舗よりゴールドバーの発注が相次ぎ、今期の目標?期待していた大台を突破しました! 大きなモノから細かいモノまで、コレが日本?の実物・ゴールドバーの実状でしょうか? 金・国内税込小売価格~直近2ヶ月  20210219 上記グラフは今年の金価格推移になります。 現在(2/19)、金の税込小売価格は¥6,685/g です。 グラフの『カタチ』、気になりますね。 “ヤマ“が3つ出来て、現在下降中。 この場合どこまで下がり、どこで反転するか、自分ではこの点を気にしています。  しかし今日は、いつもお話している“価格が下がるにも上がるにも理由がある”という点にスポットを当ててみます。 現在の国内金小売価格は1月下旬から2月にかけて席巻した“レディット”騒動とは、多少異なる展開になっています。  金・ゴールドは株価ではなく、どちらかと言えば“ドル”、更に突き詰めれば“ドル金利”と逆相関関係にあたります。 勿論全てではありませんが、金利や配当の無い金にとってドル金利(金利の付く“ドル”)とは逆の動きをする場合が多くなります。 昨年1%を割った米長期金利(10年国債)が、今年1月より1%台に復帰。 そして2月に入ると、ジワジワと値を上げてきています。  今月1.3%を超える水準まで上げて、現在1.2%台後半で推移しています。(2021.2.19.11:00AM) コレは昨年0.5%前後で動いていた時期に比べ、“2倍以上の利率”ということになります!?苦笑 更に昨年は“逆イールド”現象という状態で、金価格上昇には強い“追い風”状態であったことも、連日金価格最高値更新の一因でもありました。 ココで皆さんには疑問が沸き上がる?と思います。 “金利” “逆イールド”って何?になりますよね。 前置きが長過ぎましたが!?苦笑 ・・・・ それではココから本題に! まずココでいう“金利”とは、アメリカの国債の金利を指します。 よく比較されるのは、 2年国債 ・・・・ 短期国債 10年国債 ・・・・ 長期国債   と分けています。 コレはアメリカに2年間お金(マネー)を貸して付く金利 ⇒ 米・短期金利(通常2年国債) そしてアメリカに10年間お金(マネー)を貸して付く金利 ⇒ 米・長期金利(通常10年国債) このように考えて下さい。 さてそれでは“逆イールド”とは・・・・・言葉通り、イールドカーブといわれるものが逆転することです。 それは     2年国債金利 > 10年国債金利  状態を指します。…