Vol.127«いきなりですが、金価格のお話です
≫2023.1.27
Vol.127« いきなりですが、金価格のお話です
≫ 2023.1.27. 2023年1月25日、日本の金小売価格は1gあたり税込¥8,977を付けました。 これは昨年4月20日の¥8,969を超え、日本史上最高値になりました!笑 自分の元にも、前々日(23日)から25日当日まで、金の売却依頼がひっきりなし・・・・・苦笑 今月は販売が静かだったこともありますが、今週前半の3日間で1か月分の販売量を超えました
爆 そんな内輪話をしたいわけではありません!苦笑 金価格について今後を占うくらい、大きな潮目を感じています。 昨年は4月に1gあたり税込\8,969を記録し、6月にも¥8,968まで再上昇しました。 この時にも指摘しましたが、6月は海外金価格(NY金価格)は下落していたにも関わらず最高値に近付いたのです
驚 これは為替相場で、円安が進行したからなのです。 1gあたりのドル建て金額を算出し、為替相場で掛け算をします・・・・・・・ここで出た数値が、税抜の金取引価格(=先物市場の価格)です。 実際に某貴金属会社から発表される小売価格は、この金額に “移動コスト”を加算し、最後に消費税(x10%)をかけます。 ですから為替相場、特に円安になると最後の掛け算が大きくなります
汗 このように、昨年の最高値は円安主導によって高値を記録したとも考えられます。 そして今年・・・・・・既に円安という言葉も聞かなくなり、今のところ1ドル128~130円で落ち着いています。 今年はNY金価格に導かれる高値・・・・・・そのように感じています。 今日の金価格を見て、『コレはこれは○○円まで行きそうだ!』では、ナンセンスを超えてしまいますね
爆 金を取りまくセ化にも目を向けておく必要があると思います。 ここ3ヶ月弱の間に、海外金価格(=NY金価格)は1オンス$1,600台から乱高下を繰り返しながら$1,900台に “下値を切り上げて” きました! 価格が上がり下がりきらずにまた上がる・・・・・・この繰り返しだったのです! その間株式市場にかつての勢いも活力もなく、今は債券市場にマネーが流れているといってもよいでしょう。 米・中央銀行(=FRB)の利上げ政策の効果は大きいと考えられます。 来週のFOMCではさらに利上げを、そして年内にさらに1~2回の利上げを予定していると・・・・・・・更にさらに、その利率を年内一杯、もしすれば来年前半まで維持!? 驚 そのような内容を表明しています。 ただし市場は、せいぜいあと1~2回の利上げで今年の後半には利下げに転じる・・・・・・米・経済不況を避ける為には必然、とい考えているようです。 ドル金利頭打ちとなるのか、米経済がリセッション(景気減速)に向かうのか・・・・・・・どちらの転んでも、金価格の上昇要素を含んでいます。 2022年はインフレヘッジのための “GOLD” ! 2023年は、米経済の利上げによる不況ヘッジとしての “GOLD”、と考えられますね! 以前にもお話ししましたが、イベント会場でk院価格についての質問には・・・・・ “自分ではいつ1gあたり¥10,000を超えても不思議な意図思っている。以前は10年以内にと思っていたが、今は5年も必要ないと考えています!“ その動きの一歩が早ければ来週にも、と考えています。…
Vol.126 « 新たなステージへの序章!?≫ 2023.1.20.
Vol.126 « 新たなステージへの序章!?・・・・・・・ ≫ 2023.1.20. 前回(Vol.125)では、1/18 の経済指標や日銀の金融政策決定会合が今後の金価格にも大きく影響をもたらす・・・・・・そんな 内容をお届けしたと思います。 それでは 1/18 からの動きは・・・・・米労働省発表・12 月の米 PPI=生産者(卸売)物価指数は、前年同月比、前月比共に低下、市場予想値との比較でも悪 化という結果でした。 また前月数値が改定され、前月比・コア前月比、前年同月比の数値は、前月発表値からマイナス値に改定。 米商務省発表・12月の米小売売上高は、前月比・コア前月比共に-1.1%と悪化。市場予想値をも下回る結果です。 さらに前月数値も改定され、こちらも全ての発表数値から下落値に改定。 日銀の金融政策決定会合では、市場が期待・予測した更なる緩和策はなく政策金利は据置き。 その後の黒田総裁の記者会見でも、長期金利の利上げは一切考えていない旨の発言。 1/18 発表の経済指標は、 “悪化・減退” = インフレ鈍化傾向 という表現が出来ます。今月末の FOMC(連邦公開準備委員会)での利上げ幅は 0.25%へ縮小、という見方がいっそう拡大し・・・・・年内には利下げ も視野に入れた動きも考えられます! 動きの速い今日この頃ですから、早速翌日には金価格が上昇すると考えました。実際に 1/18 夜から 19 日未明にかけて上昇、NY 金価格は 1 オンス当たり$1,920 台、ドル/円でも 1 ドル 131…
Vol.125 « 金を取り巻く世界はいきなり動く!? ・・・・・ ≫ 2023.1.13.
Vol.125 « 金を取り巻く世界はいきなり動く!? ・・・・・ ≫ 2023.1.13. 本来ならば、2022 年の金を取り巻く世界の後編ですが・・・・・・・昨日からチョットした?動きを感じました!? 苦笑 日本時間の昨夜、米・労働省よりアメリカの 12 月 CPI=消費者物価指数が発表されました。 内容としては、ほぼ市場の予想通り。 前年同月比で 6.5%→6 か月連続で鈍化、コア指数(変動の激しいエネルギー、食品を除いた数値)は 5.7%→3 か月連続の 鈍化・・・・・・・・“鈍化” 自体は市場の予想通りでしたので、その後の動きを注目していました。 発表直後は市場の思惑が入り乱れているような、小刻みな上げ下げの繰り返しでしたが、時間と共に市場の方向性が形成され てきたように思います。 予想通りとはいえ、CPI 数値の鈍化はインフレ緩和傾向とみなされ、2 月初旬の FOMC では利上げ幅を 0.5%から 0.25%へ の縮小を期待する動きがみられたと思います。 この傾向を受けてドルは主要通貨に対し下落し、米・長期金利の利回りも下落します。 また発表当初はウロチョロしていた NY 金価格は、時間と共に上昇に転じます。 一時、1 オンス当たり$1,900 を超える上昇です。 最終的には、$1,890 台後半で終わっています。日本時間…
Vol.124≪2022年・金を取り巻く世界を回顧・・・前編 ≫
Vol.124≪ 2022年・金を取り巻く世界を回顧・・・前前編≫ 2023.1.10. 明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願い致します。 2022年の金を取り巻く世界は、後日歴史的に見てもトンデモな激動の1年と言っても過言ではないと思います。 金・ゴールドだけでなく、それを取り巻く環境が激変・・・・・・・自分では何年という単位で時間をかけるべき変化が、たった1年で起こったのではないかと考えています。 そのような “激動” の一年を振り返り、これからの金を取り巻く世界を考える上でお参考にしていただければ幸いです。 2020年から続いたコロナの世界も、年末には終息の思いが世界各国に見受けられました。 2021年の年末最終週の日本の小売価格は、1gあたり\7,300(税込)台後半の小動きでした。 年が明け1/4の小売価格は\7,403。 小売価格は1/7の¥7,384/g~1/24に付けた¥7,484/gの範囲で推移しました。(すべて税込) ちなみにこの時のスプレッド(小売価格と買取価格の差)は\104でした。 海外相場も$1,810/oz台、最高値は1/20前日終値の$1,843.20/oz。 この当時コロナ禍からの回復期と感じ、各米経済指標も良好なモノが多かったように記憶しています。 何より、米・長期金利が1.6%を超えたと大騒ぎしていました(前年にはマイナス金利を記録していました
啞然)。 表現がイマイチですが、ココまではいつもの1月とそう大きくは変わらなかったと思う方も多かったと思います。 今となっては注目の為替相場も、\113~115台を推移していました。 2月に入るとキナ臭い世界情勢が報道され、2/24にロシアがウクライナへ侵攻します。 キナ臭いとは、ロシアのベラルーシでの共同軍事演習であったり、東部ドネツク州の親ロシア派についての報道であったり・・・・・・2014年のクリミア危機の時にもこの『親ロシア派』という言葉が躍っていたことを思い出しました。 金価格はロシアがウクライナに侵攻した2/24までの間、$1,796.4/oz(2/1)~2/18の$1,902(2/18)までほぼ一直線に上昇します! そして世界にその侵攻が伝えられると(2/24)・・・・・翌2/25に$1,926.30まで上昇しましたが、月末には$1,887.60まで下落して終わりました。 日本での小売価格は2/28の¥7,848/g(税込)が当時に最高値です
苦笑 この2月の為替相場も1月と同じく比較的落ち着いていて、金市場で参考となる9:30時点の金額では\114~115台でした。 この時点でロシアのウクライナ侵攻が金価格高騰の直接の原因!?とは言い切れそうにもありません
実際にはかなり影響を与えていると思うのですが、侵攻後数日後にはNY金価格は下落しています。 むしろ侵攻前、特に2週間のキナ臭い情勢から、日に日に価格を切り上げていました。 この時期のNY金価格は俗に言う “噂で買ってニュースで売る” という、格言そのままだったように思います。 余談ですが・・・・・・昨夏頃には、この『戦争』が金価格の高騰の原因であり終息すれば金が下がる、このような発言をよく耳にしました。 2月の段階では、確かにそれもアルかなと皆さん感じたことでしょう。 しかしその後の展開、その後の世界情勢が、世界中を飲み込む混乱へと発展してゆく・・・・・・・おそらく大半人たちは、そこまで考えなかったことでしょう。 3月になると海外相場はじりじりと上昇します。 3/7には日本の小売価格は1gあたり\8,109(税込)
驚愕 もちろん当時の最高値を更新です! 海外相場でも$1,966.60/ozまで上がりました。 この時の為替相場でのドル円は、\114.94/$。 この上昇は世界が不安定に感じていたことも事実ですが、一番の原因は米・FRBが “利上げ政策” に舵を切る・・・・・・今でこそ慣れ切った
『利上げ』ですが・・・・・・当時世界中が緩和策を続けた中で、米FRBは昨年末から政策金利の利上げをチラつかせる発言を繰り返していましたが、いよいよそれが実現する!?啞然 このインパクトは、世界中の市場関係者には強く響いたようです。…
Vol.123 ≪ 12/20 日銀発サプライズのその後・・・・ ≫
Vol.123 ≪ 12/20 日銀発サプライズのその後・・・・ ≫ 2022.12.21. 既にご存じの通り、12/20 日銀の金融政策決定会合での長期国債の利回りを現在の±0.00~0.25%の範囲を 0.50% まで拡大する・・・・・この報道から、為替相場ではホンの数分間で約4円の円高へ!? 驚 その後もみ合いながら一時 130 台へ・・・・・・ 日が変わっても、131 円台をキープしました。終わってみればですが、一時は 150 円台まで進行した円安。 その後落ち着いたとはいえ、130 円台後半を行き来していたものが、一日で、イヤほんの数十分間で 130 円台前半・・・・気が付 けば5円前後も円高になりました。 考えてみると、9月後半~10月初旬にも同じことが!? 驚愕 あの時は1日で7円も円高になったことを思い出しました・・・・・・・ミセスワタナベか日銀か!? 爆 その円高を受けて、国内金小売価格は税込\8,520/g へ・・・・・・そこまでは昨日記しました。 そして今朝発表の小売価格は・・・・¥8,517/g。 まぁそんなモノと思いきや・・・・・・前日比-201 円!? 啞然 前日の最新の小売価格と比べれば、マイナス 3 円がなんと昨日の朝からの比較金額となり・・・・・・これでは昨日の出来事を知ら ない人でも、“暴落”=“お買い得!?”にも見えますね!? 笑 おかげさま!? 苦笑…
Vol. 122≪いきなりの国内金価格変動!?・・ ≫
Vol. 122≪ いきなりの国内金価格変動!?・・≫ 2022.12.20. およそ3か月ぶり・・・久々の登場です
苦笑 全国津々浦々、イベント漬けの2022年も終わりに近づき残務処理に追われていた12月20日14:00、いきなり来ました! 国内金小売価格の暴落
啞然 今朝発表された1グラム当たり\8,718から、一気に\8,520(共に税込価格)に急落です
愕然 ここ何ヶ月、いや何年と一日の中で国内金小売価格の変動はなかったのですが・・・・なぜ!? 現状で考えられる要因として、本日昼過ぎ日銀の政策金利が従来の0.25%の範囲を最大0.5%まで拡大するという、寝耳に水!?の発表に合わせて為替相場(ドル/円)が大きく動きました!? 啞然 分かり易く言えば、±0.00%~0.25%でずっと固定した利率を、~0.5%まで広げる・・・・・ほとんど利上げをするということと同じことです
愕然 実際に国債利回りが、0.25%から一時0.460%まで上昇しました
驚 黒田日銀総裁の記者会見では “利上げではない” と言っていたようですが、しかしこれを受けて為替相場では円が急騰。 1ドル136円台後半から瞬時に132円台後半へ!? 驚 来年3月(正式には4月)に任期を終える黒田総裁に対し、市場は3月までは現状の量的金融緩和を続けると、勝手に思っていたところでのドンデン返しに思えたでしょう。 今週は既にほぼ年内の主要取引は終了し、海外相場(特にNY市場)はクリスマスモード。 そこへ瞬時の変動は、以前よりお話ししているいかにもAIトレードの成せる業です。 人間の感情など全く関係のない、瞬間的に一気に大きく価格が変動します
驚 年末のこのような時期に、短期、いや超短期に売買を繰り返す投機筋の動きと思われます。 更にこの瞬間に、日本国内の金小売価格(税込)も急落したのです
啞然 一気に200円近くも・・・・・・まさに暴落ですね
驚愕 記憶では2013年の5月23日からの1週間、以来かな!? 苦笑 ・・・・・コレは以前にも記しました
爆 ただ冷静にそのほかNY金価格、米・10年国債利回り、ドル/ユーロ・ドル指数・・・・・を確認すると、米・10年国債利回りが若干上昇したくらい・・・・・・その他には大きな動きはありません。 むしろ$1,800割れだったNY金価格は、$1,800を回復したくらいです 確かに$1,800/oz前後で、1ドル133円まで円高が進めば、急落後の金小売価格(\8,520/g)に近いモノにはなります。 それでも最近の価格設定と比べて、自分のとしてはかけ離れていると思いますが・・・・・
。 そんな中で腑に落ちないこともあります! もし超短期筋のアルゴリズム取引の結果、為替相場で円を急激に買い漁り円相場が急騰したのであれば・・・・・なぜこの時間帯に、それも間髪入れず?に国内の金価格ー小売価格と買取価格-が大きく下がったのか????? いかにも・・・・それもかなりタイミングが良すぎる、と思うのは自分だけでしょうか!? 苦笑 既に情報が蔓延!?して準備をしていたのか、大きな地金の買取を受けていた中で、ある程度予測した上での急落だったのか・・・・・ 外野の我々は好き勝手な幻想!?を抱きながら、現実ではいきなり殺到する問合せ、締め切り間近に押し寄せる、新たな大量の注文対応に追われているのです
爆笑…
Vol.120≪2022年通貨安の秋・・・・ポンド安を考える
≫2022.9.27.
Vol.120≪ 2022年通貨安の秋・・・・ポンド安を考える
≫2022.9.27. この秋の英・ポンド急落について、色々と考えさせられました・ アジアでも人民元、韓国ウォンの急落、日本円も漏れずに円安状態です。 そんな中で、英国新首相の大型財政政策からイングランド銀行の大幅な政策利上げに至り・・・・・欧州全体に不吉な流れを感じています。 参考としてよいのかどうか、英国は1976年にポンド防衛に失敗し、IMFの融資を受けています。 そんな過去をダブらせる今回の大幅ポンド安です! そもそも今回の英・ポンド安は、ユーロ安や円安などの通貨安とはかなり背景が異なります。 一言でいえば、英国の赤字基調の経常収支です! エネルギー価格の高騰から、日本の経常黒字は減少しユーロ圏でも22年4-6月期GDP比0.6%の赤字も気になるところですが、英国の経常赤字に至っては、同1-3月期GDP比8.3%と大規模なのです
汗 それゆえ英国は資本流入を必要としているにも関わらず、新興国のように資本流出による通貨安が生じやすい構造に陥っています。 イングランド銀行による利上げは、資本流出に歯止めをかけるためですが、反面今以上に国内景気を冷ますという悪循環に陥る可能性も秘めています。 英・トラス新政権は光熱費等の税負担の軽減を謳っていますが、住宅ローン金利等の負担が増大しては・・・・・と、冷ややかに見られているようです。 世界の実質成長率も大きく修正されました。 OECD(=経済協力機構)が公表した世界の2023年の成長率は、2.2%。 欧州は2022年3.1%、2023年は前回予測から1.3%減少し0.3%
中心となるドイツ、英国が足を引っ張る状況は、2023年増大するとみられています。 2023年は、英国0%、ドイツに至っては2.4%減少しマイナス0.7%の成長率と修正発表されました。 また先週円買いドル売りの為替介入をした日本・財務省。 その為替介入額はおよそ3兆円
汗 以前のような円高を抑制するための為替介入では、円売りドル買いでしたので資金もある意味無制限
爆 今回はドルを売って円を買い漁るので、資金(預貯金を使用する)には限界があったハズです。 その金額がおよそ3兆円。 個人的にはその程度の額で、一時的とはいえ5円も円高になるのか ・・・・・ なんやかんや言っても、日本円はローカルカレンシーですから ・・・・ そう思う次第でした
苦笑 そして出てきた言葉は、『ジャパンは(3兆円程度は)ピーナツ
』・・・・・・・・ 欧米投機筋の言葉
爆笑 欧米の方々は、『ほんの小粒』や『小さい・・・・』など、嘲笑気味に使う言葉が ・・・・・ ピーナッツ
爆 その後、鈴木俊一・財務相と黒田東彦・日銀総裁共に、今回の為替介入については『金融緩和策とは相互補完的であり、矛盾する、方向性が異なるという考えはない』という見解が公表されたようです。
Vol.119 ≪24年ぶりの介入
・・・・・・ 大荒れ為替市場に金は??? ≫ 2022.9.26.
Vol.119≪ 24年ぶりの介入
・・・・・・ 大荒れ為替市場に金は??? ≫ 2022.9.26. 様々な点で先週は大きく荒れた、というか動きの激しい週後半になりました
9/20,21の米・FOMCにて、米FRBは0.75%の利上げ(政策金利を上げた)を発表しました。 しかしここまでは市場も織り込み済みでした。 想定外というか、ちょっと “動揺”したとすれば、今後も利上げを積極的に継続すること、年末の政策金利は4.4%を推奨する理事が多いこと(年内残り2回のFOMCでさらに1%以上の利上げを意味します
)、経済の減速や失業率の上昇は承知の上で利上げ敢行をすること・・・・・・ 今回の議長声明は、先日のジャクソンホールでの内容とほぼ一致し、市場の観測は甘過ぎたかもしれません
汗 想定外として、英国新首相が大規模な減税政策を打ち出し、それが市場には財政不安をあおりました! ポンドが投げ売り状態
・・・・・・・ ポンド安が続いています!汗 そして日銀の金融政策決定会合では、緩和策の継続を発表! 更に必要であれば、更なる緩和策も辞さない構えを・・・・・・・・・外国為替市場では、一気に145円を超え146円に迫るところで140円台に急激な円高へ
驚 財務省?からの圧力?・・・・24年ぶりの為替介入・大口の円買い介入がありました
驚愕 近年では円高への対応策として円売り介入がありましたが ・・・・・ 輸出企業を守る為には介入しても、国民にの為にはなかなか動かない、などとは申しません
爆 しかし・・・・週明けには143円台後半まで円安は進行中です。 ここで予備知識を・・・・・ 日本の外貨準備高は1.292兆ドル(約180兆円)です。 20年前と比較し2.8倍に跳ね上がっています
愕 そのほとんどは米国債・・・・・・・・1兆ドル超えを保有しています
愕然 アメリカにとって、本当に日本は良いお客さんなのです
爆笑…
Vol. 118 ≪ 時代の節目かもしれない・・・・・・そんな世界情勢から身近にある金市場 ≫ 2022.9.13.
Vol. 118 ≪ 時代の節目かもしれない・・・・・・そんな世界情勢から身近にある金市場 ≫ 2022.9.13. 超久しぶりなコメントになりました!?苦笑現地時間 2022/9/8 英国のエリザベス女王がお亡くなりになりました。 ダイアナ妃の時のような衝撃はありませんが、ジンワリと過去がよみがえってきたように思います。 自分にとって一番最近の思い出の出来事は、ロンドンオリンピックでの “ボンドガール” 役。 そっくり・スタントマンとはいえ、パラシュートで降りてくる女王を啞然と見ていた記憶があります!?爆 この演出に関して側近の一部の方以外、ご家族にも知らされていなかったということです。 それが女王の出演の条件の一つだったとか・・・・・!? 啞然 なんともオシャレというか、粋な心をお持ちの方だったのですね。 またかなり以前、自分が中学生くらいの時!?苦笑、エリザベス女王の発言として音楽誌に掲載されていた一文も思い出しました! 『英国の最大の“輸出品”は、“007”と“ビートルズ”』・・・・・昭和の話ですから、どこまでがほんとなのかわかりません 苦笑 しかし今思えば・・・・・・ロンドンオリンピックのような演出を引き受ける粋な方ですから、ほんとにそうおっしゃったのかもしれません。 70 年間の功績に感謝すると共に、心よりご冥福をお祈り致します。最近では他にもゴルバチョフ氏、稲盛氏など世界に輝かしい功績を残された方の訃報を目にします。 そんな時代、この 9 月に入り金市場でも大きな動きがありました。特に金融緩和を継続する日本では、とてつもない動きになりそうです。 しかし日本市場、とりわけ金の現物市場でも、一般の常識とは異なる動向を目の当たりにしました。 コトの始まりは 8 月 25~27 日まで、例年通りにワイオミング州ジャクソンホールでの金融シンポジウムです。 その中で、米・FRB 議長パウエル議長の講演は、開催中の最大の目玉だったといっても過言ではありません。 30 分間の持ち時間でパウエル議長の講演は、なんと 8 分 40…
Vol.117 ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落
から考える・・・・・・・
Vol.117 ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落
から考える・・・・・・・ ≫ 2022.08.11. 久しぶりになりました
本日8月11日は日本では祝日に当たります。 しかし金市場は普通に?苦笑、当たり前のように変動しています!笑 実は8月1日、金に非常に興味を持っていらっしゃる株主様、というより古くからのお知り合いと言ったほうが自然な方より質問がありました。 内容は、海外相場や為替から割り出す国内金小売価格について、です。 この日(8/1)は、7月の金額に比べ “異様” に価格が低かったのです
8/1の国内金小売価格は、余裕をもって計算して(低めに見積って)も、日本円で70円程度も安かったのです
¥8,345・・・・・・前日比マイナス¥62! これに対する返答は、数値から考えると正直に説明し辛い状況です。 単純計算でも¥8,400超。 そして自分の返答は、しばらく様子を見る必要があるものの、以前にも金価格が “大台” に乗せた年に意味不明に安い日が続いたことがります・・・・・・という、金の価格を作る(立場の)人たちについてのお話でした
苦笑 翌日(8/2)はさらに下げ、3日に反騰、4日にはさらに上昇して8/1の前日(7/31)の価格をも超えてしまいました
驚 またいつものように
苦笑、大袈裟に語らなくてよかった
・・・・・と思った次第です
爆笑 そんな1週間でしたが、やはり時間外での変動や為替の変動が大きく、前日NY金価格終値と翌日の日本の小売価格との乖離が目立つ1週間でした。 先週から引き続いて今週(8/8~)の国内金小売価格も、海外相場から計算して “抑えられている“ と感じる日が続きます。 しかし現地時間8/10に発表された “CPI” で大きく変動しました! 米・労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は主要項目(総合・コア/前月比・前年同月比)は共に、市場予想を下回り、インフレの懸念を後退させるものになりました。 この結果を受けて市場の先読みは、『インフレはピークアウト』『FRBは利上げを抑える』など様々です。 既にアメリカのアナリストの中には、9月の利上げ予測も0.75%から0.50%に抑えられる、とまでの報道が出てきました
金価格に関連するところでは、米・長期金利が低下し、主要通貨に対してドルが下落しました。 ドルと日本円の関係でも、ほんの数分で\134台から¥132後半まで円高が進みました
啞然 その時の海外金価格は、前日とほぼ変わらず$1,805近辺! そして翌日の日本では、祝日の金小売価格は税込みで¥160ほど下げました
驚 8/10 ¥8,630/g ⇒ 8/11 ¥8,470/g!驚愕…