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    Vol.123 ≪ 12/20 日銀発サプライズのその後・・・・ ≫

    Vol.123 ≪ 12/20 日銀発サプライズのその後・・・・ ≫ 2022.12.21. 既にご存じの通り、12/20 日銀の金融政策決定会合での長期国債の利回りを現在の±0.00~0.25%の範囲を 0.50% まで拡大する・・・・・この報道から、為替相場ではホンの数分間で約4円の円高へ!? 驚 その後もみ合いながら一時 130 台へ・・・・・・ 日が変わっても、131 円台をキープしました。終わってみればですが、一時は 150 円台まで進行した円安。 その後落ち着いたとはいえ、130 円台後半を行き来していたものが、一日で、イヤほんの数十分間で 130 円台前半・・・・気が付 けば5円前後も円高になりました。 考えてみると、9月後半~10月初旬にも同じことが!? 驚愕 あの時は1日で7円も円高になったことを思い出しました・・・・・・・ミセスワタナベか日銀か!? 爆 その円高を受けて、国内金小売価格は税込\8,520/g へ・・・・・・そこまでは昨日記しました。 そして今朝発表の小売価格は・・・・¥8,517/g。 まぁそんなモノと思いきや・・・・・・前日比-201 円!? 啞然 前日の最新の小売価格と比べれば、マイナス 3 円がなんと昨日の朝からの比較金額となり・・・・・・これでは昨日の出来事を知ら ない人でも、“暴落”=“お買い得!?”にも見えますね!? 笑 おかげさま!? 苦笑…

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    Vol. 122≪いきなりの国内金価格変動!?・・ ≫

    Vol. 122≪ いきなりの国内金価格変動!?・・≫                           2022.12.20.  およそ3か月ぶり・・・久々の登場です⁉苦笑 全国津々浦々、イベント漬けの2022年も終わりに近づき残務処理に追われていた12月20日14:00、いきなり来ました!  国内金小売価格の暴落⁉ 啞然 今朝発表された1グラム当たり\8,718から、一気に\8,520(共に税込価格)に急落です⁉ 愕然 ここ何ヶ月、いや何年と一日の中で国内金小売価格の変動はなかったのですが・・・・なぜ!? 現状で考えられる要因として、本日昼過ぎ日銀の政策金利が従来の0.25%の範囲を最大0.5%まで拡大するという、寝耳に水!?の発表に合わせて為替相場(ドル/円)が大きく動きました!? 啞然  分かり易く言えば、±0.00%~0.25%でずっと固定した利率を、~0.5%まで広げる・・・・・ほとんど利上げをするということと同じことです⁉ 愕然 実際に国債利回りが、0.25%から一時0.460%まで上昇しました⁉驚 黒田日銀総裁の記者会見では “利上げではない” と言っていたようですが、しかしこれを受けて為替相場では円が急騰。 1ドル136円台後半から瞬時に132円台後半へ!? 驚 来年3月(正式には4月)に任期を終える黒田総裁に対し、市場は3月までは現状の量的金融緩和を続けると、勝手に思っていたところでのドンデン返しに思えたでしょう。 今週は既にほぼ年内の主要取引は終了し、海外相場(特にNY市場)はクリスマスモード。 そこへ瞬時の変動は、以前よりお話ししているいかにもAIトレードの成せる業です。 人間の感情など全く関係のない、瞬間的に一気に大きく価格が変動します⁉ 驚 年末のこのような時期に、短期、いや超短期に売買を繰り返す投機筋の動きと思われます。 更にこの瞬間に、日本国内の金小売価格(税込)も急落したのです⁉ 啞然 一気に200円近くも・・・・・・まさに暴落ですね⁉ 驚愕 記憶では2013年の5月23日からの1週間、以来かな!? 苦笑 ・・・・・コレは以前にも記しました⁉ 爆 ただ冷静にそのほかNY金価格、米・10年国債利回り、ドル/ユーロ・ドル指数・・・・・を確認すると、米・10年国債利回りが若干上昇したくらい・・・・・・その他には大きな動きはありません。 むしろ$1,800割れだったNY金価格は、$1,800を回復したくらいです 確かに$1,800/oz前後で、1ドル133円まで円高が進めば、急落後の金小売価格(\8,520/g)に近いモノにはなります。 それでも最近の価格設定と比べて、自分のとしてはかけ離れていると思いますが・・・・・⁉。 そんな中で腑に落ちないこともあります! もし超短期筋のアルゴリズム取引の結果、為替相場で円を急激に買い漁り円相場が急騰したのであれば・・・・・なぜこの時間帯に、それも間髪入れず?に国内の金価格ー小売価格と買取価格-が大きく下がったのか????? いかにも・・・・それもかなりタイミングが良すぎる、と思うのは自分だけでしょうか!? 苦笑 既に情報が蔓延!?して準備をしていたのか、大きな地金の買取を受けていた中で、ある程度予測した上での急落だったのか・・・・・ 外野の我々は好き勝手な幻想!?を抱きながら、現実ではいきなり殺到する問合せ、締め切り間近に押し寄せる、新たな大量の注文対応に追われているのです⁉ 爆笑…

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    Vol.120≪2022年通貨安の秋・・・・ポンド安を考える⁉≫2022.9.27.

    Vol.120≪ 2022年通貨安の秋・・・・ポンド安を考える⁉ ≫2022.9.27. この秋の英・ポンド急落について、色々と考えさせられました・ アジアでも人民元、韓国ウォンの急落、日本円も漏れずに円安状態です。 そんな中で、英国新首相の大型財政政策からイングランド銀行の大幅な政策利上げに至り・・・・・欧州全体に不吉な流れを感じています。 参考としてよいのかどうか、英国は1976年にポンド防衛に失敗し、IMFの融資を受けています。 そんな過去をダブらせる今回の大幅ポンド安です! そもそも今回の英・ポンド安は、ユーロ安や円安などの通貨安とはかなり背景が異なります。 一言でいえば、英国の赤字基調の経常収支です! エネルギー価格の高騰から、日本の経常黒字は減少しユーロ圏でも22年4-6月期GDP比0.6%の赤字も気になるところですが、英国の経常赤字に至っては、同1-3月期GDP比8.3%と大規模なのです⁉ 汗 それゆえ英国は資本流入を必要としているにも関わらず、新興国のように資本流出による通貨安が生じやすい構造に陥っています。 イングランド銀行による利上げは、資本流出に歯止めをかけるためですが、反面今以上に国内景気を冷ますという悪循環に陥る可能性も秘めています。 英・トラス新政権は光熱費等の税負担の軽減を謳っていますが、住宅ローン金利等の負担が増大しては・・・・・と、冷ややかに見られているようです。 世界の実質成長率も大きく修正されました。 OECD(=経済協力機構)が公表した世界の2023年の成長率は、2.2%。 欧州は2022年3.1%、2023年は前回予測から1.3%減少し0.3%⁉ 中心となるドイツ、英国が足を引っ張る状況は、2023年増大するとみられています。 2023年は、英国0%、ドイツに至っては2.4%減少しマイナス0.7%の成長率と修正発表されました。 また先週円買いドル売りの為替介入をした日本・財務省。 その為替介入額はおよそ3兆円⁉ 汗 以前のような円高を抑制するための為替介入では、円売りドル買いでしたので資金もある意味無制限⁉ 爆 今回はドルを売って円を買い漁るので、資金(預貯金を使用する)には限界があったハズです。 その金額がおよそ3兆円。 個人的にはその程度の額で、一時的とはいえ5円も円高になるのか ・・・・・ なんやかんや言っても、日本円はローカルカレンシーですから ・・・・ そう思う次第でした⁉ 苦笑 そして出てきた言葉は、『ジャパンは(3兆円程度は)ピーナツ⁉』・・・・・・・・ 欧米投機筋の言葉⁉ 爆笑 欧米の方々は、『ほんの小粒』や『小さい・・・・』など、嘲笑気味に使う言葉が ・・・・・ ピーナッツ⁉ 爆 その後、鈴木俊一・財務相と黒田東彦・日銀総裁共に、今回の為替介入については『金融緩和策とは相互補完的であり、矛盾する、方向性が異なるという考えはない』という見解が公表されたようです。

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    Vol.119     ≪24年ぶりの介入⁉・・・・・・ 大荒れ為替市場に金は??? ≫    2022.9.26.

    Vol.119≪ 24年ぶりの介入⁉・・・・・・ 大荒れ為替市場に金は??? ≫                    2022.9.26. 様々な点で先週は大きく荒れた、というか動きの激しい週後半になりました⁉  9/20,21の米・FOMCにて、米FRBは0.75%の利上げ(政策金利を上げた)を発表しました。 しかしここまでは市場も織り込み済みでした。  想定外というか、ちょっと “動揺”したとすれば、今後も利上げを積極的に継続すること、年末の政策金利は4.4%を推奨する理事が多いこと(年内残り2回のFOMCでさらに1%以上の利上げを意味します⁉)、経済の減速や失業率の上昇は承知の上で利上げ敢行をすること・・・・・・ 今回の議長声明は、先日のジャクソンホールでの内容とほぼ一致し、市場の観測は甘過ぎたかもしれません⁉ 汗   想定外として、英国新首相が大規模な減税政策を打ち出し、それが市場には財政不安をあおりました! ポンドが投げ売り状態⁉ ・・・・・・・ ポンド安が続いています!汗 そして日銀の金融政策決定会合では、緩和策の継続を発表! 更に必要であれば、更なる緩和策も辞さない構えを・・・・・・・・・外国為替市場では、一気に145円を超え146円に迫るところで140円台に急激な円高へ⁉ 驚 財務省?からの圧力?・・・・24年ぶりの為替介入・大口の円買い介入がありました⁉ 驚愕 近年では円高への対応策として円売り介入がありましたが ・・・・・ 輸出企業を守る為には介入しても、国民にの為にはなかなか動かない、などとは申しません⁉ 爆 しかし・・・・週明けには143円台後半まで円安は進行中です。 ここで予備知識を・・・・・ 日本の外貨準備高は1.292兆ドル(約180兆円)です。 20年前と比較し2.8倍に跳ね上がっています⁉ 愕 そのほとんどは米国債・・・・・・・・1兆ドル超えを保有しています⁉ 愕然 アメリカにとって、本当に日本は良いお客さんなのです⁉ 爆笑…

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    Vol. 118 ≪ 時代の節目かもしれない・・・・・・そんな世界情勢から身近にある金市場 ≫ 2022.9.13.

    Vol. 118 ≪ 時代の節目かもしれない・・・・・・そんな世界情勢から身近にある金市場 ≫ 2022.9.13. 超久しぶりなコメントになりました!?苦笑現地時間 2022/9/8 英国のエリザベス女王がお亡くなりになりました。 ダイアナ妃の時のような衝撃はありませんが、ジンワリと過去がよみがえってきたように思います。 自分にとって一番最近の思い出の出来事は、ロンドンオリンピックでの “ボンドガール” 役。 そっくり・スタントマンとはいえ、パラシュートで降りてくる女王を啞然と見ていた記憶があります!?爆 この演出に関して側近の一部の方以外、ご家族にも知らされていなかったということです。 それが女王の出演の条件の一つだったとか・・・・・!? 啞然 なんともオシャレというか、粋な心をお持ちの方だったのですね。 またかなり以前、自分が中学生くらいの時!?苦笑、エリザベス女王の発言として音楽誌に掲載されていた一文も思い出しました! 『英国の最大の“輸出品”は、“007”と“ビートルズ”』・・・・・昭和の話ですから、どこまでがほんとなのかわかりません 苦笑 しかし今思えば・・・・・・ロンドンオリンピックのような演出を引き受ける粋な方ですから、ほんとにそうおっしゃったのかもしれません。 70 年間の功績に感謝すると共に、心よりご冥福をお祈り致します。最近では他にもゴルバチョフ氏、稲盛氏など世界に輝かしい功績を残された方の訃報を目にします。 そんな時代、この 9 月に入り金市場でも大きな動きがありました。特に金融緩和を継続する日本では、とてつもない動きになりそうです。 しかし日本市場、とりわけ金の現物市場でも、一般の常識とは異なる動向を目の当たりにしました。 コトの始まりは 8 月 25~27 日まで、例年通りにワイオミング州ジャクソンホールでの金融シンポジウムです。 その中で、米・FRB 議長パウエル議長の講演は、開催中の最大の目玉だったといっても過言ではありません。 30 分間の持ち時間でパウエル議長の講演は、なんと 8 分 40…

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    Vol.117    ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落⁉から考える・・・・・・・

    Vol.117    ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落⁉から考える・・・・・・・ ≫                 2022.08.11. 久しぶりになりました⁉ 本日8月11日は日本では祝日に当たります。 しかし金市場は普通に?苦笑、当たり前のように変動しています!笑  実は8月1日、金に非常に興味を持っていらっしゃる株主様、というより古くからのお知り合いと言ったほうが自然な方より質問がありました。 内容は、海外相場や為替から割り出す国内金小売価格について、です。 この日(8/1)は、7月の金額に比べ “異様” に価格が低かったのです⁉ 8/1の国内金小売価格は、余裕をもって計算して(低めに見積って)も、日本円で70円程度も安かったのです⁉ ¥8,345・・・・・・前日比マイナス¥62! これに対する返答は、数値から考えると正直に説明し辛い状況です。 単純計算でも¥8,400超。 そして自分の返答は、しばらく様子を見る必要があるものの、以前にも金価格が “大台” に乗せた年に意味不明に安い日が続いたことがります・・・・・・という、金の価格を作る(立場の)人たちについてのお話でした⁉苦笑 翌日(8/2)はさらに下げ、3日に反騰、4日にはさらに上昇して8/1の前日(7/31)の価格をも超えてしまいました⁉ 驚  またいつものように⁉苦笑、大袈裟に語らなくてよかった⁉・・・・・と思った次第です⁉爆笑 そんな1週間でしたが、やはり時間外での変動や為替の変動が大きく、前日NY金価格終値と翌日の日本の小売価格との乖離が目立つ1週間でした。  先週から引き続いて今週(8/8~)の国内金小売価格も、海外相場から計算して “抑えられている“ と感じる日が続きます。 しかし現地時間8/10に発表された “CPI” で大きく変動しました!  米・労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は主要項目(総合・コア/前月比・前年同月比)は共に、市場予想を下回り、インフレの懸念を後退させるものになりました。 この結果を受けて市場の先読みは、『インフレはピークアウト』『FRBは利上げを抑える』など様々です。 既にアメリカのアナリストの中には、9月の利上げ予測も0.75%から0.50%に抑えられる、とまでの報道が出てきました⁉ 金価格に関連するところでは、米・長期金利が低下し、主要通貨に対してドルが下落しました。 ドルと日本円の関係でも、ほんの数分で\134台から¥132後半まで円高が進みました⁉ 啞然 その時の海外金価格は、前日とほぼ変わらず$1,805近辺! そして翌日の日本では、祝日の金小売価格は税込みで¥160ほど下げました⁉ 驚 8/10  ¥8,630/g ⇒ 8/11 ¥8,470/g!驚愕…

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    Vol.116 ≪ 特別な年の前半に・・・・・・後編 »2022.07.27.

    Vol.116 ≪ 特別な年の前半に・・・・・・後編 »2022.07.27. さて、前回の続きです!ロシアによるウクライナの原子力発電所への攻撃に端を発し、世界中に緊張が走った 3 月。 その流れは 4 月になっても大きく変わることはありませんでした。 金価格は 3 月に突破した¥8,000 台をそのままキープし、¥8,402 からスタートします。 そして 4/8 から 20 日までの 2 週間、国内金小売価格は毎日最高値を更新します!?驚 税込¥8,520 から、なんと¥8,969!?愕然 海外金価格もこの最高値を付けた前日、4/19 に向かって徐々に上昇し、4 月の最高値$1,986.40 まで! 驚 この間ウクライナへの武器の提供や、ロシアへの経済制裁が日に日に強まっていった時期でもあります。 その後月末へ向けて下落します。 最終的には 4/28 の$1,888.70 が 4 月の最安値です!?苦笑ドル/円の為替相場は、4/1 に¥121.93/g だったものが、金の国内小売価格・最高値を付けた 4/20…

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    Vol.115 ≪ 特別な年の前半に・・・・・・前編 » 2022.07.26.

    Vol.115 ≪ 特別な年の前半に・・・・・・前編 » 2022.07.26. 2022 年は近年稀にみるという表現では済まされない、そんな “歴史的な” 年を過ごしていますね。 後世には、コロナと合わせて、いや間違いなくそれ以上に大きな転換期として記憶に刻まれると思います。 世の中の “秩序” というものが崩れ、その次に来るものが見出すことが出来ずにもがいている・・・・・・・それが今の状態に 近いのではではないでしょうか? 一昨年から昨年(2020~21 年)にかけて世界中が分断され既にその予兆があったと感じた途端、大きな波に飲み込まれ たような、そんな世の中になってしまったようです。 さて既にそのような 1 年の半分を過ぎていますが、何となくではなく、しっかりとその間の流れを押さえておきましょう。 そこから現在の、そしてこれからの仮説が生まれれば幸いです。もちろん金価格について、ですよ!笑 1 月の国内金価格は\7,403(税込=以下国内価格は同様)でスタート。その 2 日後の 1/5 に¥7,492 をつけて、 徐々に値を下げていきます。海外金価格は、1 オンス当たり$1,803(以下海外価格は同様)から始まり一時$1,814.60 まで値を上げますが、こちら も徐々に値を下げ$1,786.6 まで落とします。 1 月のドル/円 為替相場は、¥116.16/g から¥115.25/g まで値を下げていきます。前月の米・FRB による利上げ示唆が、市場にインフレ抑制による反動から経済減速懸念を生み出しました。 2…

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    Vol.114≪歴史的?上昇する金価格≫     

    Vol.114≪ 歴史的?上昇する金価格≫ 2022.04.25.  もう何年も間を空けてしまったような、久しぶり過ぎて時代に取り残された、今そんな感覚です。 コロナ禍を経験して、更に悪い意味で歴史的な瞬間に遭遇した2022年。 その様な中で、平和ボケした日本のバタバタな年度末~年度初めに振り回され、直ぐにイベント活動と・・・・・・かなり空白の時間を作りました。 そして今回も走り書きから、となりますことをお許し下さい。  2月の冬季オリンピック北京大会に各国首脳が欠席する中、中国・習金平国家主席とロシア・プーチン大統領の首脳会議とも受け留められる会談が、今のヨーロッパ、ある意味で全世界を巻き込んだウクライナ戦争の始まりだったことを皆さんも感じていることと思います。  2008年夏の北京大会時には、開会式の日にロシアがジョージアへ侵攻という出来事について以前ココに記しました。  この21世紀になった現代においても、我々が知る限りでの情報では一方的な “侵略戦争“ と断定すべき侵攻が許されるのか・・・・・日本は“平和ボケ”と言っていた自分には、実は世界も“平和ボケ”していたのかも知れない、と考えさせられます。  プーチンの野望なのか、ロシアが本当に世界から粛清されて苦しんでいたのか・・・・自分には原因の真意は分かりません。 それでも一刻も早い終息を願って止みません。  2月下旬から3月中旬にかけて、金価格は大きく動きました!? うちの社内でも一部の人の中には、『ウクライナ戦争による有事を原因として金価格は急騰した』と自分の目の前で得意顔の方もいますが・・・・・・決して誤りとは言いませんが、得意顔になるほど正しくは無いと思います。  分かり易く簡単に言えば、今回の金価格の急騰は、アメリカを中心に世界中に広がるインフレ懸念が一番の原因です。ウクライナへの進行が始まる前から、米・FRBのインフレ対策=利上げに市場は警戒心を高めていました。 米・FRBが未曾有に膨れ上がった金融緩和の縮小発表し、縮小から利上げをどの程度のスピードで始めるのか・・・・・世界中が注目していたのです! 縮小はまだ良いとしても、低金利の緩和状態に慣れてしまった市場には、0.25%程度の利上げでも構えてしまいます!? FRBには市場を意識しすぎれば(上昇幅を小さく)インフレを抑えきれず、逆にインフレを意識しすぎると(上昇幅を大きく)緩和策に慣れた市場に大混乱を招く、という微妙な“さじ加減”を求められます。 金市場はそのインフレ懸念で“膨れ上がった”価格の上に、更にウクライナ戦争で大きく揺さぶられている、と考える事が出来ますし、そのほうが明らかに自然ですね!  おそらくウクライナ戦争が終息しても、金価格は大きく下げることは無いと思います。 逆に戦争が継続しても、金価格が下がることはあると考えています。 米・FRBによる大幅な利上げを開始した場合、またはその利上げを発表した前後にNY金価格は“一時的に”下げると考えています。 国内金小売価格は3月第2週から¥8,000の大台に乗せ、上下動を繰り返しながら4月を迎えました。 4月中旬より更に上昇を続け、最高値更新を9営業日続ける¥8,900台後半まで上昇しました。 一時は海外金相場の上昇によって国内価格も上向きでしたが、今は為替(ドル/円)の変動(円安)が大きく影響して上昇しています・・・・・・。 個人的な見解ですが、下げても¥8,200~300程度かな・・・・・・¥7,000台ではない、と考えます!?苦笑 先ほど“一時的”と記しましたが・・・・・・瞬間的に$2,000超まで上昇したNY金価格も、下げても$100~150、結果的に$1,800後半までと見ています。 そしてこの価格帯では 売り買いが交錯して次のステージへ、その様に考えています  現在このウクライナ戦争での世界各国の制裁は、現代社会では途轍もない制裁と考えられます。 コロナによるサプライチェーンの分断に等しいか、それ以上のインパクトがあります。 原油・天然ガスをはじめとする資源大国・ロシア。  他にも金・プラチナ・ダイヤモンドに小麦・・・・・・ロシアには何でもありです!?驚 日本での蕎麦の実も、4割はロシア産!?驚・・・・・・・・その国との貿易を不可能にする制裁ですから、制裁をする側もされる側も多大な影響を受けます。 しかし一部報道によれば原油価格、天然ガスの価格が上昇し、結局のところロシアの収益は大きく減っていない、通貨ルーブルも回復傾向・・・・・エネルギーの輸入を完全に止めることができない世界の国々のホンネが透けて見えます!?汗  今回のウクライナ戦争を発端とする“侵略戦争”という現在のリスクは、第二次大戦後から今までの紛争とは一線を画すと考えられます。 現在のウクライナ情勢は、ロシアとウクライナの直接戦争というものだけではないのです。 欧州全体を巻き込み、従来の “秩序” とされていたものに再構築を迫る、ある意味新たなフェーズに移行する状況を“要求”しているようにも見えるのです! そしてそのことからも、今の金の反応(金価格の反応)は一過性のものとして終るとは考えにくいのです。…

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    Vol.113≪世界情勢にゆれる金価格・・・・・・ ≫            2022.2.19

    Vol.113≪ 世界情勢にゆれる金価格・・・・・・ ≫  2022.2.19.  今年に入り小刻みに動いていた金価格。 この2月、また新たな展開を迎えるような、そんな動きを感じました。 チョッと難しく受止められるかもしれませんが・・・・・『世界の出来事』を簡単ですが振り返ってみます! 先々週は3月からアメリカで始まる利上げ観測の中、米・労働市場の動向が注視され、週末の米・雇用統計で大きな“サプライズ”がありました。 一気に3月・利上げを織り込み、年5~7回の利上げ回数が語られる段階に入りました。 そして先週末から今週にかけて、一段と大きな動きがありました。 先週末には米・CPI=消費者物価指数が発表され、前月の7.2%、市場予想の7.0%を大きく超えて7.5%!・・・・・・40年ぶりの高水準だそうです! そして今度は3月の利上げはほぼ確定、0.25%でなくいきなり0.50%スタート案が紙上を賑わせます。 また米・長期金利の利回りも2.0%を超えて、インフレの進行を強く印象付けました。 今までの傾向であれば、金価格はこの段階で急落したでしょう。 ところが一時的に下落するも、その後長期金利がやや軟化すると金価格は力強く上昇に転じます。 翌日、日本は祝日でしたが・・・・・その未明、米政府はウクライナの米国人に対し48時間以内に国外退避を命じました!?驚 ウクライナ情勢が、世界中に緊張を走らせました! 1オンス当たり$1,850をなかなか超えられなかった金価格は、長期金利の軟化から$1,860台へ。 その後ウクライナ情勢の緊張から、一気に$1,880を超えていきます!驚愕 この間日本では、3連休前のノンビリムード!?苦笑 2/10の日本の金・税込小売価格は、1グラム当たり¥7,536。 その週明け2/7・月曜に比べても、プラス¥100。 そして3連休の中日2/12は、ウクライナ情勢急変から¥7,636! 週明けから物々しい市場関係者のコメントが溢れる中、ウクライナ・ゼレンスキー大統領から “2/16にもロシアが侵攻する情報がある・・・・・・” 侵攻される側?“から“侵攻される予告!?”まで飛び出します!?驚愕 そして自国民に結束を呼びかけますが・・・・・後日2/16の現地映像では、空港で合唱隊による“結束の歌”が始まったり、折角の休暇をドバイで過ごす人がいたり・・・・後日の報道ですが、何か違うような!?唖然 しかし、一時長期金利の再上昇から落ち着つきかけたかに見えた金価格は、ここで反騰に転じます! その現地時間2/16、ロシア国防相から “軍事演習が終了した一部地域から軍隊の撤退を始めた” というコメント。 撤退状況のビデオまで公表しました!? コレにより金価格は$1,880台から$1,840台後半まで、一時$30以上下落します。 その後直ぐに、米・バイデン大統領は、ロシアの撤退報道を否定。 更にNATO軍報道官も、“国境周辺に緊張緩和の兆しは無い”と表明。 急落した金価格は再び上昇へ転じます。 海外相場は$1,880後半から$1,900を超えてきました! 日本では週末2/18の金・税込小売価格は、1グラム当たり¥7,761!驚 日本の小売最高値に近づきましたね!?苦笑 午後には$1,900を挟んだ揉み合いの状況になっています。 何度か目を通していただいている方々には、金価格の計算式のおさらいですが・・・・・・1オンス当たり$1,900ということは、1グラム当たり$61を超えます。 $1が¥115の為替相場であれば、単純の¥7,000超!? 消費税込の小売価格であれば、10%を加算します! $1,900/ozで¥115/$…