• 金の独り言

    Vol.71 “ヤマ”の続きは・・・・・

                         Vol.71      2021.2.22. 先週までの8ヶ月振りの金価格の下げが、チョッとだけ止まったようです。 以前からお話していたように、下げでも上げでもどこで止まり、その後の動きに注目する・・・・今回は2/19の税込小売価格¥6,685で折り返しました。 現在2/22時点では、¥6,725。 海外相場は若干値を上げています。  下のグラフを見ると、小さな“ヤマ”が3つ。 そして今日上向きました。 この後の折れ線グラフの描かれ方は注目してくださいね! この次はどこまで上りつめるか、どの様な“カタチ”を描くか・・・・など。 さて今日は金価格についていくつか記しましょう。 いつもお話している、国内小売価格、海外相場・・・これらはどちらも“金(ゴールド)の価格”です。 上記のグラフと後に並べたグラフ大きな違いは、1. 日本円建てとUSドル建て2. 消費税込価格と税抜価格3. 1g単位の価格と1トロイオンスあたりの価格4. 店頭での現物(実物)小売価格と取引所での現物を伴わない価格=ペーパーゴールド 細かなことを抜きにして、この様な違いでしょうか? 他にも大阪商品取引所での金市場価格(1g単位、取引重量1kg or 100g) などがあります。 この価格は経済新聞の金価格として掲載されていますが、朝刊には前日の終値、夕刊には当日前場の終値・・・・・・と、かなりのタイムラグがあります。 また経済新聞に掲載される金価格は、取引価格ですので消費税は含まれていません。 そもそも現物の金・ゴールドの価格では無いのです!?  取引所での金額を現物のインゴット・バーに変えて手にするには、他に手数料と消費税を支払わなければなりません。※ 大阪商品取引所・・・・2020年7月、東京商品取引所の一部取扱品目が大阪に移管。金プラチナなどは従来のTOCOMではなく、大阪取引所に移る。 それでは海外相場と国内小売価格・・・・・どちらを参考にすれば良いの??苦笑 答えは何を求めるか、です! 自分は今現物の金・ゴールドを貯蓄の一部として推奨しています。 その関係で?実物の金を手にするには日本円建て国内税込価格を、そして世界中の出来事と金との関係を考察、推察するときに海外相場の動きを見ています。 勿論日本国内で金の先物、商品取引をされる方は、大阪商品取引所の金価格で売買することになります。 さてトロイオンスあたりのUSドル建て金価格が、どの様にして金税込小売価格になるのでしょう? 上のグラフは1トロイオンス辺りのUSドル建て金額の折れ線グラフです。 “青”は2日前、“赤”は昨日、そして“緑”リアルタイムの価格になります。 例えば本日(緑)にニューヨーク時間外の最高値は、およそ$1,793/oz 程になります。 この価格は日本円ではいくらになるでしょう??? この時間のドル/円相場は、¥105.8/$ でした。  $1,793 ÷ 31.1035(1トロイオンス) ⇒ 1gあたりのドル建て価格になります。 およそ1gあたり$57.65でした。この価格を円建てにします。  $57.65 x \105.8 = \6,099 この金額がグラムあたりの金・ゴールドの価格になります! ただし消費税も何も無い金額で、この価格から1キロ単位、100g単位の取引が始まります。 それでは実物(現物の金・ゴールドバー)の小売価格はどうなるのでしょう??? ココで注意していただきたいことは、日本の小売価格を案内するウェブ上でも、テレフォン案内でも 『1グラムあたりの小売価格』 と明記、案内されています。 そうです! “1g金の販売価格では無い” と言うことです!?苦笑  基本的に金額を発表している企業は、1キログラムの取引金額を確定し、その金額の1/1000・・・・1gあたりに金額を割り出していると考えられます。 なぜなら商品取引所は、1キログラムでの取引だから、です。 そ1キログラム未満(店舗によっては1kgと500g以外)のゴールドバーには、それぞれ重量に即した手数料(バーチャージ)が発生します。 ですから、1gのバーは\6,099+消費税は購入出来ません!?苦笑 更に国内税込小売価格は、現物(ゴールドバー)の移動コストという名目で、また販売価格という瞬時に価格変更出来ないこと等、様々な理由からプラスアルファがあるモノと考えて下さい。  勿論このような説明や規約があるわけではなく、取扱っている我々が考え得る、皆さんへの説明内容になります。 場合によってはかなりディープな内容ですが、ココを理解していただき、安心して金の現物・ゴールドバーを手にしていただきたいと思います。 イベント会場ではよくお答えするのですが・・・・・・個人的には1番安全な貯蓄対象だと考えています! 何故なら、今日初めて金を手にする方も、この仕事をしている方も、また老若男女どなたでも、今日同じ重さの金・現物を売りに行って手にする金額が皆同じ・・・・・・平等なモノですね!  …

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    Vol.70 ヤマが崩れて新たな展開に!? ・・・・・

    2021.2.19. 2月も半ばを過ぎ、貴金属価格にも動きがでてきましたね。  特に金価格はここ数日、日を追うごとに、という表現通りの下落を続けています。 出張明けの昨日、全国の店舗よりゴールドバーの発注が相次ぎ、今期の目標?期待していた大台を突破しました! 大きなモノから細かいモノまで、コレが日本?の実物・ゴールドバーの実状でしょうか? 金・国内税込小売価格~直近2ヶ月  20210219 上記グラフは今年の金価格推移になります。 現在(2/19)、金の税込小売価格は¥6,685/g です。 グラフの『カタチ』、気になりますね。 “ヤマ“が3つ出来て、現在下降中。 この場合どこまで下がり、どこで反転するか、自分ではこの点を気にしています。  しかし今日は、いつもお話している“価格が下がるにも上がるにも理由がある”という点にスポットを当ててみます。 現在の国内金小売価格は1月下旬から2月にかけて席巻した“レディット”騒動とは、多少異なる展開になっています。  金・ゴールドは株価ではなく、どちらかと言えば“ドル”、更に突き詰めれば“ドル金利”と逆相関関係にあたります。 勿論全てではありませんが、金利や配当の無い金にとってドル金利(金利の付く“ドル”)とは逆の動きをする場合が多くなります。 昨年1%を割った米長期金利(10年国債)が、今年1月より1%台に復帰。 そして2月に入ると、ジワジワと値を上げてきています。  今月1.3%を超える水準まで上げて、現在1.2%台後半で推移しています。(2021.2.19.11:00AM) コレは昨年0.5%前後で動いていた時期に比べ、“2倍以上の利率”ということになります!?苦笑 更に昨年は“逆イールド”現象という状態で、金価格上昇には強い“追い風”状態であったことも、連日金価格最高値更新の一因でもありました。 ココで皆さんには疑問が沸き上がる?と思います。 “金利” “逆イールド”って何?になりますよね。 前置きが長過ぎましたが!?苦笑 ・・・・ それではココから本題に! まずココでいう“金利”とは、アメリカの国債の金利を指します。 よく比較されるのは、 2年国債 ・・・・ 短期国債 10年国債 ・・・・ 長期国債   と分けています。 コレはアメリカに2年間お金(マネー)を貸して付く金利 ⇒ 米・短期金利(通常2年国債) そしてアメリカに10年間お金(マネー)を貸して付く金利 ⇒ 米・長期金利(通常10年国債) このように考えて下さい。 さてそれでは“逆イールド”とは・・・・・言葉通り、イールドカーブといわれるものが逆転することです。 それは     2年国債金利 > 10年国債金利  状態を指します。…

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    Vol.69 今度は金の値動きを・・・・・

    Vol.69   2021.2.12. 以前にプラチナの値動きを特集?し、想像以上の反響を頂きました。 2匹目の何とかではありませんが、今回は『金・ゴールド』についての値動きを眺めてみます。 11/30~12/1 にかけて大きく値を下げた金価格は、12月中にモドカしい動きを続けました。 その後月末から値を上げて、年明け1/5に7,000台でスタート。 現在では下図のような動きになっています。  本当は“金価格の動き”という観点から、ドル建て相場を参考にしたいのですが・・・・・苦笑 実際に現物志向の方も多いと思いますし、身近で分かり易い、というご意見もありました。 自分でも現物を推奨している立場?から、今回は国内税込小売価格で進めます。 ご了承下さい!笑 何か見覚えのある『カタチ』に見えませんか? そう!プラチナの値動きの際にお話したカタチです!笑 今年の年明け1/8 が¥7,086/g 最高値で、その10日後1/18 ¥6,734/g が最安値になります。 なんと1ヶ月間で(実質10日間)、¥350の上下幅がありました。 気になるのはその後の動き・・・・・1/18から1/21に向けて上昇、1/28までゆっくり下落し2/2に向けて再び上昇します。その後2/5に¥6,776/g まで下げて、2/9 まで上昇します。 そして現在下げ加減・・・・・・日本円で¥6,700台後半まで下がるのか??  そうです!小さな“三尊”を描いていますね! 小さすぎて見過ごしてしまうか、体制に影響なしと判断するくらいのモノです!? それでも気になります・・・・・更に下落を続けるのか?? それとも上昇に転じるのか???笑 チャート表、日足など専門用語を知らなくても、金額の動きを見ることで、価格の流れを推測することは誰でも出来ます。 この上げ下げには必ず理由があるモノです! それぞれの日に起こった、発表された世界の出来事を、是非探ってみて下さい! さて今週は・・・・・・店頭でのご注文が多かった一週間でした。 というよりもご注文受ける前に、ゴールドバーそのモノが手配できない状況でした!? 人間の心理的なモノでしょうか、下がり続けているときは手を出し辛い。 上がりかけて慌てて飛びつくというと言葉が悪いですが、ご注文にもその様な傾向があります。 勿論急落後の朝は、何故か?全員臨戦態勢で電話に向かいます!?爆  別表からも、2/8 前に下がり上げ始めた月曜から注文が続きました。 ココ最近と異なるところは、“大きなバー”の注文が続きました・・・・・・1キロバーを4本、1キロバーを1本と500gバーを2本、のように。 勿論通常通り?100gバー、200gバーの問合せは、相変わらず多いままです。  ココで現在の金を取り巻く環境を整理しておきましょう。 現在の金価格は金そのモノの需給によるよりも、ドル相場や米・長期金利(10年債)などの動向によって価格の上下を繰り返しています。 コレは以前にもお話した、金の長期保有によるモノではなく、投機の対象として売買されている・・・・・・その影響が大きく現れていると考えられます。 毎日の上げ下げで一喜一憂しないほうが良い、とも以前に記しました。 世界最大の経済大国・アメリカの動向が、コロナ、新大統領、新たな布陣・・・・・これらの政策、コメントが強く影響します。 コメントや各アナリスト情報など、“良い”表現が多く出回っていましたが・・・・・米・経済状況は決して楽観できるものではありません。  先日のFRB・パウエル議長の発言にもありました。 前週に労働省から発表された雇用統計では、失業率、就業者数など前月比で“改善”というモノでした。 しかしその内容は決して褒められる内容では無かった、とも。…

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    Vol.68 米・ドル離れ・・・・・・トピックスから今の時代を考えてみる

    Vol.68      2021.2.10.    金を眺めながら、様々な世界の出来事に出会うことが多々あります。 経済だけでなく、政治や金融は勿論、ゴシップ、民族・宗教や人種、更には普段なら興味もなく見過ごしてしまうトピックスまで、金・ゴールドという“窓”を見ると、今までとは異なる世界が見えてくる・・・・・偉そうなことは言えませんが、自分が実体験として皆さんへ強く推奨できることと思っています。 さて今日は、最近の(チョッと時間が経ったけど・・・!?) トピックスから驚きの2点をご紹介します! ◆まず一つ目は・・・・・ 今月になって、仮想通貨・ビットコインが急騰しました。 米EV(電気自動車)大手テスラCEOイーロン・マイク氏は、米・証券取引委員会(SEC)に提出した有価証券報告書の中で“多額の現金の運用先を多様にする投資方針に改める”としました。 運用対象として、暗号資産などのデジタル資産や金地金、金EFTに言及しました。 この発表の為?か、金価格は一時高騰します!笑 テスラは今年1月、ビットコインを15億ドル(日本円で約1,600億円!) を購入。 更にテスラ製品をビットコイン支払に対応させる考えも表明しました!  ビットコインが急騰した訳ですね!?苦笑 しかしこの発表には、海を超えて賛否両論、様々な意見が飛び交っています。 いくつか目を通すと、アメリカではテスラ車はネットで買えるそうです。 ネットで注文し、テスラ社員が自動車に乗って納車、その社員は簡単な説明をして、Uberに乗って帰る・・・・・銀行振り込みですが、ビットコイン支払であれば更に簡素化できると考えたのでしょう、ということです! 正直言って凄い時代になった・・・という印象です。 自分が取り残されていく、そんな気持ちになりました。  ただココで大事なことは、ドルの価値が薄れてきている? ということです。 米国でドル決済でなく、仮想通貨決済を可能にする、言葉通りにその程度のことと済ませないで下さい。 桁外れのキャッシュを稼ぐ米企業が同じ様な方向を向けば、間違いなくドルの信認に発展します。 ある経済学者が“暴落の前に金融の天才がいる”という表現をしました。 ここ数年、世界中にポピュリズムという言葉に見合う人物が登場しました。 平和ボケの我々日本人からすれば、世界中が利己主義的な、トゲトゲしい世の中になる・・・・・そんな心配をされた方もいるかと思います。 その象徴のように世の中の格差が増大し、株式市場でも実態とかけ離れた、それこそ“バブル”と思わせる、異様な世界を創造しています。 そのポピュリズムの象徴?混乱の中心人物がトップを降りた途端、金融の世界に“異端児”と叫ばれる人物が舞台に上がっています。 世の中教科書通りにはいかないことだらけですが・・・・・特に今、このコロナ禍では過去の症例?は通用しない、と自分では感じています。 本当に世間で言う“バブル”なのでしょうか?? そういえば、あの、元FRB議長アラン・グリーンスパン氏の言葉に、“バブル否か、はじけてみないと分からない” というモノがありました。 ◆さて二つ目のトピックスは・・・・・ 2021年1月、ロシアの外貨準備高の構成比率が公表されました。 ロシアの中央銀行は保有する海外準備高の構成比率を半年後に公表します。※ 外貨準備とは、『国の金融当局が対外債務(外国に対する借金)の返済や輸入代金の決済、自国通貨の為替レートの急変を防ぎ、国際取引を円滑にするために行う』とあります 殆どの国が、基軸通貨・ドルを蓄えています。 ちなみに日本は、米ドルだらけの外貨準備高です!?苦笑 2020年6月末の数値ですが、ロシアの外貨準備高でドルは、全体の22.2%(前年比2%減)、金・ゴールドは同22.9%(3.8%増) ・・・・・ ドル < 金・ゴールド となりました。 ロシアは世界でも群を抜くほど、毎月のように大量の金・ゴールドを市場から購入していました。 しかし昨年4月、金・ゴールドの購入を止めると公表しました。…

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    Vol.67 プラチナの“ヤマ”物語!?・・・・

    Vol.67 2021.2.8. 先日Vol.59にて初めてプラチナのお話をしました。 自分自身初のことで、緊張しつつもザックバランに開き直って綴ったところ、予想もしない反応を頂きました。 こうなると話の都合上、その後はどうなった・・・・ということに。 国内小売価格をグラフにしたモノが、下図になります。 Vol.59と比較していただくと面白い。 1/22は\4,174/gでしたね。 その後、微増!?し\4,200手前まで上がりました。 そしてシッカリ!?1/28まで下がり続けました!笑 1/28に\4,005まで下げて“三つの山”が終わったプラチナ価格は、その後上昇に転じます。 今まで超えられなかった¥4,200の壁を超え、現在新たな展開になっています。  今回の金額上下には、米株式市場で話題の『レディット』 が関係して“いた”、又は“いる”とも考えられています。  米・株式市場での規制に対し大きな波紋を投げかけて、次は貴金属市場の“銀・シルバー”へ流れました。 銀鉱山会社の2社が18%、14%と急騰、銀価格がまたもや急騰・・・・銀市場、銀価格の動きに“異様”さが感じられました。 しかし株式市場のような、ヘッジファンドとの“空売り締め上げ”!?ではなく、どちらかというと“共闘”と表現された先生もいました。  現在の国内小売価格は、1グラム当たり¥105.05! 金価格の$2,000並に驚きです。 その流れというか、そのSNS上でも貴金属市場への書き込みが・・・・・・。  銀・シルバー市場~プラチナ市場へ・・・・・当然考えられることですね。 今回の上げも、もしかしたらその様な原因で動いたのかも知れません。 今回“三つの山”が終わり新たな展開の始まり、と記しました。 しばらくは投機的な動き、投機マネーに翻弄されそうな市場かも知れません。 いずれにしても銀市場も、プラチナ市場も、投機マネーが流入し易い市場です。 今後の値動きには注意して下さい。 プラチナをお持ちの方は、今後起こりうるかもしれない“乱高下”に一喜一憂するかもしれませんね!? ただ大切なことは、今回の“ヤマ”を見つけたようにどちらに向かっているのか・・・・・トレンドとでも言うのでしょうか?・・・・をシッカリ見極めて下さい! ちなみに金・ゴールド市場は、それらに比べると途轍もなく大きな市場です。 安全ということではありませんが・・・・・・ゲームストップ株価のようには勿論、銀・シルバー市場のようにもならない、と思っています。  ご安心下さい!笑

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    Vol.66 いつもと違った視点で…

                            Vol.66    2021.2.5 皆さんも、日本の借金は???財政不安が??失われた30年??・・・・こんな言葉を耳にしたことはありますよね!? 実はこれらの事柄に関して自分としては、『その通り!』と完全に賛同はしていません。 が、全く否定している立場でもありません・・・・・中途半端ですね!?苦笑 そんな時に面白い記事、というかコラムを見つけました。 元・財務省にお勤めの方らしく、説得力抜群で一気に読み切ってしまいました!?爆 日本の平成の30年間、よく失われた30年と表現する方もいます。 よく言えば、元号通り平和な30年、国際競争にも敗北し平和ボケした30年だったのかもしれません!? ところが、その様な思い、考えを払拭?するような数字がいくつもあるのです。 ご存知ですか?  また知った上でもその様に思いますか・・・・・。 今でこそコロナ禍でも受入れられ企業決算は、大きく明暗を分けています。 しかし平成の時代にも史上最高収益を上げた企業は多数ありました。 トヨタもそのひとつです。 2000年以降に史上最高収益を上げた企業は更に増え、企業の“貯金”である“内部留保金”が倍増します!? ちなみに現在その額は・・・・400兆円超!? 現在の日本のGDPの80%ほどの“貯金”があることになります! また保有する手持ち資金は200兆円近くになるといわれています。 世界一の経済大国アメリカを支える企業の手元資金は、日本の1.5倍。 経済規模が4倍の国ですから規模換算すると、日本企業は米企業の2.5倍の資金を持っていることになります!?苦笑 日本企業は“お金持ち”ですね!?爆 考えてみれば、バブル崩壊後でも貿易収支は常に10兆円前後の黒字! 赤字転落は、東日本大震災後です。 また赤字額にしても、今まで積み重ねてきた黒字額に比べれば・・・・・微々たるモノといえるでしょう。 その赤字にしても“モノ”の輸出入です。 考えてみて下さい。 日本企業は海外に子会社を作り、現地でモノを作り、そして日本を含め世界中に輸出しているのです。 日本は、日本からは“モノ”ではなく、“資本”を輸出しているのです。 そして企業の“貯金”=“資産”は増大!?しているのです。 国際競争力が落ちた!?・・・と言われます。 確かに平成に時代に、GDP世界第2位から3位に落ちました。 更に差は広がり、日本と中国の差は2.5倍以上になりました!?ひとつの数字を見れば、間違いなくその様に見えます。 しかし、毎年10兆円もの貿易黒字があり、何十年も経常収支が黒字の国、おまけにGDPは世界第3位・・・・・世界中探しても、この様な国はありません! 日本は経済的にはトップクラスであり、“お金持ち”な国であることは、世界中の誰もが知るところなのです! 更に付け加えれば、日本の外貨準備高は1兆2000億ドル超! この数字はEU全体の2倍以上。 国民一人当たり100万円以上の外貨準備残高額になります! 更にこの数字は、GDP世界第2位の中国と比較しても3倍にもなります!! 既に多くの日本人にも周知のモノとなりましたが、日本の個人の金融資産残高は1900兆円。 国民1人あたりでは1,000万円を優に超えます。 この数字は世界でアメリカに次ぎ、第2位。 コレ金融“資産”なので、土地を加えると・・・・・!?  今までの内容からも想像できると思いますが、日本の対外純資産は約3兆ドル! コレは世界一です。 この意味することは、日本は世界一の債権国 = 世界一のお金持ち、といもいえるのです!…