Vol.167 ≪ トンデモな展開です ・・・・・・ 金融業界も金を推奨⁉ ≫ 2025.09.08.
Vol.167 金価格の急騰レポート
Vol.167 ≪ トンデモな展開です ・・・・・・ 金融業界も金を推奨⁉ ≫ 2025.09.08.
前回の項では、2025 年の金・ゴールドの世界的上昇を匂わせながら・・・・・紙面の都合で終了⁉ 爆
その間にトンデモな状況になってきました⁉
現在の金価格
スポット価格:$3,614/oz ・ ¥147.69/$ (9/8 18:45 日本時間)
国内小売価格:¥18,915/g 税込(史上最高値)
相場換算値:約 ¥18,960~70/g 税込
上昇の背景
昨年と今年では金価格上昇の要因が微妙に異なります。
発端は 8 月 22 日の ジャクソンホール会議。FRB パウエル議長の発言が「利下げ前向き」と受け止められ、市場は動き出しました。
さらに米・トランプ大統領が FRB へ圧力を強め、行動・言動が金融関係者の危機感を煽ることに。
その後の米雇用統計は悪化し、今月中旬の FOMC での利下げをほぼ確定づけました。
市場の反応
トランプ政権の関税政策は違憲判決を受け、最高裁へ。
このような背景から、市場資金が金市場に大きく移行しています。
実際、インゴット取引では 販売:買取=15:1 の圧倒的購入超過。
「高い・安い」は販売側が決めることではない、という状況です。
トピックス
2025 年の 1 日あたり平均取引金額:約 2,330 億ドル(約 33 兆円)
8 月の 1 日平均:約 2,900 億ドル⁉
今後の見通し
ゴールドマンサックスは金を「無国籍通貨」と評価し、価格予想を発表:
- 2025 年末:$3,700/oz
- 2026 年半ば:$4,000/oz
- 資金移動次第で:$4,500/oz
さらに米国債資金の 1% が金市場へ移行すれば、$5,000/oz に接近との予測も。
ただし、大々的発表後は逆に動くこともあるため注意が必要です。
まとめ
金価格は多くの外部環境に左右され、単一の原因で決まることはありません。
今の国際状況や金融環境を踏まえて 「仮説を立て、考察する」 ことが重要です。
事実は後日に明らかになります――その前に、自ら考察してみましょう。
Vol.168 金価格考察
You May Also Like