Vol.55 様々な調べモノから・・・・・
Vol.55 2021.1.15. 海外金価格はNY時間に$1,800を試すような動きから、半ばまで回復。 前日比をやや上回る$1,850を超えて終了しました。 マスコミではトランプ大統領の弾劾裁判を盛んに取り上げていますが、米・現地時間1月14日は様々な経済イベントが行われました。 その中から、主要ないくつかを整理しておきます。・ 米・週間新規失業保険申請件数 965,000件 前月比+181,000件 (市場予想:795,000件)・ 米・FRBパウエル議長のプリンストン大でのWEB講演 金融緩和策の出口戦略への質問にも、早急な返答は避け、一時的な回復では変更はしないと明言 フォワードガイダンスにて、慎重な説明、緩やかな告知を名言 ↓ 市場の予想通り!? ハト派発言に終始する・ バイデン次期大統領 追加景気対策案発表 1兆9,000億ドル規模! ・ワクチン接種加速等 4150億ドル ・家計への直接給付 1兆ドル $600 ⇒ $1,400 失業給付 $300/w ⇒ $400/w + 9月まで延長! ・中小企業やコミュニティへの給付 4,400億ドル (うち連邦政府へ3,500億ドル) およそ200兆円(日本のGDPの40%)に及ぶ景気対策を公表! この景気対策に好感し、外国為替市場ではドルが買われユーロが売られる展開が進みました。 ユーロ売り/ドル買い ⇒ ドル高進行 ⇒ ドルで取引される金・ゴールドには割高感 落ち着きかけていた米10年債利回りは、一時1.07%前後から1.12%を超える 国債増発懸念も広がり、金・ゴールド買いへの動きも見られますが、上値が重い展開です。 国内金小売価格は、△3円。 ほぼ動き無し。 プラチナが動き出しました。 この世界には疎いのですが・・・・・この世界に入るキッカケを下さった某眼鏡大手、故・前社長の教えでは、プラチナの国内小売価格を見ると、もうヒト波その後に新たな景色が見えそうです!?苦笑 また金のコメント他を確認中、何故か?アメリカのスタートアップ会社“REEF technology“・・・・駐車場の活用で大きく成長しています! “駐車場“というと我々日本人は、おそらく同じ考えを持つと思います。 彼らの素晴らしいところは、テクノロジー社会を見据えて“人“にスポットを当てて更に夢を広げているところです。発想もですが、着眼点、“目の付け所“が素晴らしいと思いました。 タメになります!
Vol.54 経済用語の勉強・・・・・①
Vol.54 2021.01.14. 自分でも理解を深める為・・・・様々なコメントを深く理解したいがために・・・・・経済用語の勉強です! 今日は最近良く使われる専門用語について・・・・・ ・Break Even Inflation rate ・・・・ 10年利回り債の流通利回りから10年物価連動債の流通利回りを差し引いく ↓ ・プラスに推移 ⇒ 市場の物価が上昇と予測 ・マイナスに推移 ⇒ 市場の物価が低下と予測 ・名目金利 ・・・・・ 一般に金利と呼ばれるもの Ex. 定期預金の金利が0.022% ・実質金利 ・・・・・ 名目金利に物価上昇率を加味した金利・・・!? では実例で・・・・・・ ※税率は考えないこと!?苦笑1. 一年間で物価が4%上昇したとします。年の初め、価格100万円の自動車は年末には104万円で販売されることになります。 一方銀行の預金金利が3%だとすると、年初に預けた100万円は、年末には103万円になります。 年末に預金を引き出して自動車を購入すると、104万円マイナス103万円・・・・1万円余計に支払わなければなりません。 コレはモノの価値の上昇率がお金(マネー)の価値の上昇率より大きかったことになります! 見方を変えれば、お金(マネー)の価値が下がっていく。 コレをインフレーション(インフレ)と呼びます。2. 1.とは逆に一年間に物価が1%下がったとします。年初100万円の自動車は年末には99万円で購入出来ることになります。また銀行の預金金利が1%だったとすると、年初に預けて年末には101万円になります。 1と同じように年末に預金を引き出して自動車を購入すると、101万円マイナス99万円・・・・2万円手元に残ります。 モノの価値の上昇率がお金(マネー)の価値の上昇率より小さかった、ということです。 コレをデフレーション(デフレ)と呼びます。 デフレとはモノの価値が下がることを意味します。 物価が下がる!?・・・・そんな経験は???⇒USED市場の消耗品!?・・・・かな??? ココで・・・1は金利3%、物価4%ですから、金利から物価を引くと△1%(マイナス1%) 2は金利1%、物価マイナス1%ですから、金利から物価を引くと プラス2% ※数学的に考えないこと!?苦苦笑 最初の金利を名目金利、計算された結果が実質金利と呼びます!・ 実質金利が低い・・・・・・企業の資金需要は高まります・ 〃 高い・・・・・・ 〃 低くなります ☆ある国の国債金利(一般に10年国債金利)が1%でインフレ率が2%に満たないのであれば ・・・・・実質金利はマイナス圏ということですね! 物価が下がることは、あまり経験が無いのですが・・・・ほぼ横ばい、又は微増として、ある国を例にすると・・・・マイナス金利が導入されれば個人よりも、企業にとって資金需要が高まるハズ ⇒ 設備投資増大!? ⇒ 雇用の拡大 ⇒ 経済の活性化 ・・・・・ という思惑だった国々がありましたね!?苦笑 デフレがデフレを呼び、お金(マネー)の価値がどんどん下がっていく・・・・・・どちらかといえば、この様な状況に感じるのは自分だけでは無いと思います。 所得が下がっていく中、物価の上昇がひどく感じてしまうこともあります・・・・・価格は変わらず、徐々に(あるモノは即)内容が陳腐になる!? そう感じる自分と同じ“雇われ者“の方々は多いのではないか、と思います。…
Vol.53 今年初の連休中に・・・・・金下落!?
Vol.53 2021.01.13. 新年明けて、最初の連休中に市場は動きました。 アメリカでは決選投票、前代未聞の大騒動、政権移行、そして雇用統計・・・・・先週は結構様々なイベントがありましたね。 その後市場は大きく揺れ動きました。 大体その様な時期、日本はいつも連休だったり・・・・・・指をくわえて見ているだけです!? 金市場は大きく下げ、$1,900の節目を超えると、一気に$1,830台へ・・・・下落!? 米・長期金利の上昇が一番の原因と思われます。 AI トレードのなせる業か・・・・・節目を超えると、次から次へと売りが一気に動き出します。 逆の場合もしかり、ですが・・・・。 昨年でも異常な暴騰、暴落は、このAI トレードによるものが多いと言われます。 自分でもその様に思いますし、むしろそのハズだ、とさえ思っています。 AI トレード・・・ソコには感情のカケラも無く、設定された通りに動きに徹します。 皆が同じような設定ですから、一瞬の間に一気に変動―暴落、暴騰へ広がります。 以前の“ファットフィンガー”など、既に“死語”となす・・・・・・かもしれません。 “ファットフィンガー”とは、指が太すぎて誤ってキーを叩いてしますこと・・・・・チョッとバカにした表現ですね!? このAI トレードは金の世界に限らず、全ての相場に配置されているといっても過言ではないのです。 設定されたプログラムに沿って売買を繰り返す・・・・・プログラムに設定された量を市場に浴びせる・・・・・!? 1月8日の米・金融市場、労働省発表の雇用統計では、注目の非農業州業者数は・ △14万人(前月比)・ 失業率―6.7% ・・・・ この数字を見れば、リスク回避から金に資金は集中し、価格は上昇が基本のシナリオとなるものです。 しかし実際には、トランプ大統領に扇動された民衆が議事堂を占拠し、民衆、警官合せて5名の死者が出る惨事となった・・・・・・コレに合せてか、ジョージア州上院議員決選投票でも民主党が獲得。 トリプルブルーを達成。 既に市場は、バイデン次期政権の大型財政出動を前提に動いている。 大規模な財政出動になるゆえ、国債増発は必須。米10年国債金利が一気に1%を超え、瞬間的には1.1%台を大きく上抜ける。 現在も未だ、もみ合いながら乱高下を繰り返す。 この金利上昇がドル高を誘発している。 ドルがユーロに対し急騰。 金には上値が重い展開を強いられる。 ココまでは、私自身の走り書き!?のような内容です。 ただし注意点が・・・・・名目金利は1%を超えているが、実質金利はマイナス圏のままです。 コレは金にとっての上昇基盤。 下げ切れないというより、一時的な下げ、と見るが・・・・どうだろう??
Vol.52 ○○安と○○不安!?・・・・・
Vol.52 20210108 昨日の波乱まみれの上下院合同議会大統領任命を経て、一夜明けても混乱は収まりそうも無いアメリカ合衆国。 政府高官の辞任、トランプ大統領に対する罷免要求、SNSでのトランプ氏のコメント凍結・・・・過去にあの大国が、ココまで国のトップを糾弾することがあっただろうか? そう考えてしまいます。 この様な状況時に我々日本人は、いつも対岸の火事のように見て、聞いて、コメントして・・・・・自分も含めて、そんな過去だったのではないでしょうか? 金を通して世界の情勢を眺めて、調べて、突っ込んで!?きて、アメリカだけの出来事とは済まされない、そんな気がしています。 トランプ大統領が就任してからの4年間、世界中で言われてきた表現の一つに“ポピュリズム”と言うモノがあります。 今までどちらかというと“紳士的”だった各国のトップでしたが、トランプ氏の登場によって、世界中で今までの常識が覆されていたことを思い出してください。 各国の指導者に、今までの大きな“違い”を感じなかったですか? 様々な“利己的”とも思える政策、現状が報道されていませんでしたか? そしてこのコロナ禍によって、今まで鬱積していたものが噴出したかのように、世界中が誰かを責め合う・・・・その様に感じる傾向がありました。 少なくとも自分自身では、かなりありました。本来なら“徐々に”変わろうとするものが、コロナによって一気に変貌する・・・・・そのスピードについていけないと感じたことは、自分だけではないと思います。 年が明けて、正に政情不安な発展途上国と間違えるような議会乱入!? 遂に死者まで出してしまったこと・・・・・もうコレで終わりにして欲しいと思うと同時に、今後似たようなことは、世界のどこの-今までは考えもしなかった-国・地域で起きてもおかしくない、そう最初に感じた自分のホンネです。 さて金はというと・・・・バイデン次期大統領が承認を受け、上昇するかと思いきや・・・・・一気に急落!? 米・金利が上昇することで、ドルが買われ金が売られたと判断していました。 一夜明け、やはりというか金は徐々に上昇。 103円を割って102円台後半だったドル/円相場も、103円台半ばまで戻しています。 国内小売価格も¥7.086(税込)。 昨日が高すぎたので、今日はやや上昇に収まりました!?笑 今後に関しては、まだ動きの激しい金相場と見ています。 気になるのはドル・・・・・各アナリストの先生方もその点をコメントされていました。 外国為替市場でドル需給によって起こるドル安、コレは普通に分かります。 これから起こる、もう既に起こっている!?基軸通貨としてのドル不安は、金や相場という意味だけでなく世界のパワーバランスという意味でも、チョッと危険かもと感じています。 ドル安とドル不安・・・・・文字は似ていますが、全く似て非なるモノ、です!? 余談になりますが、アメリカとフセイン・イラクとの争いは、石油の利権!?争いと考えられています。 一説には、イラクはヨーロッパに対しドル建ての原油価格をユーロ建てで販売した、しようとした、とも言われています。 基軸通貨というものを考えさせる、そんな話でした・・・・・。
Vol.51 前代未聞・・・・この表現がピッタリだが・・・・
Vol.51 2021.1.7. 日本時間7日午前、米・上下院議会にトランプ支持者が乱入。 議会は中断し、支持者の女性が銃弾により死亡という、既にご存知の方も多いと思いますが、前代未聞の事態が起きました。 更にこの“暴動”はトランプ大統領自身により扇動、との報道です! その後、ツィッター、フェイスブックがともに、トランプ氏のコメントを凍結という事態にまで発展しました!? 米国の差別~分断~民主主義の崩壊・・・・大袈裟かもしれませんが、勝手に想像してしまいます。 これらの現状は日本にとっても他人事ではなく、安全保障や経済協力、今後の政策に関係して国際社会のパワーバランスまでが変わろうとしている、と考えてします。 すぐにではなくとも、今後の中国、ロシア、そして中東や北朝鮮などの動き、台頭にも注意が必要かな?と勝手に思う次第です。 コレを受けてか、ジョージア州上院議員決選投票では、民主党が2議席を確保の報道が・・・・。 俗に言う『トリプルブルー』です。 民主党のイメージカラー・ブルーが、ホワイトハウス+上院+下院を占めた、という意味で使用されています。 このトリプルブルーによってバイデン次期大統領の政策運営がスムーズに行われる、という観測から、米・10年国債金利が上昇=昨年3月以来?の1%超えました。 この金利上昇によって、金価格は大きく下落。 前日比△$45.8と、大きく下げました。 金利と金・ゴールドは、逆相関関係!? ドル安など関係なく、大きく影響を受けます! さて世界中の出来事として、ココまでは報道の通りですが・・・・・・金価格という視点で昨年末から見てみると、2020 12/25の前日終値は$1,883.2/oz 。 $45以上下げた波乱の昨日終値は、$1,908.6/oz 。 国内金・小売価格は、税込¥7,057・・・・・比較として、昨年12/25は¥6,941(税込)。 ちなみに、自分の価格予想は¥7,030前後でした。 価格予想をお知らせするのではなく、“この様な計算上このあたりの金額かな?“ という仮定が出来れば、皆さんの金価格にも“多少”役立つ?と考えています!?苦笑 金・ゴールドを通じ世界を眺めることで、世の中を変えることは出来なくても、“流れ”のようなモノを読みとることは出来ると思います。 まして価格の予測・仮定が出来ると、この世界も結構楽しいモノですよ!笑 今年は世界の出来事とこの様な考え方を中心に進められたらいいな、と思っています。 少しでも皆さんにとって、金・ゴールドが身近なもの、光るだけでなく役に立つもの、そして視野が広がるモノと思っていただければ幸いです。
Vol.50 United ≠ Divided ・・・・ アメリカ!?
Vol.50 2021.1.6. 本日の金価格は、国内では微増、海外相場は$1,950を超えてきました。 為替相場は$1=102円台半ば。 外国為替市場では、ドルが各国通貨に対し全面安!?状態です。 『金・ゴールド』と正式!?にかかわって、かれこれ今年で丸13年。 宝飾品を扱っていた時期に、海外のメーカーと金価格の話をしていた期間も含めれば・・・・・・32年超!?汗 以来毎日のようにNY金相場、為替相場、国内金価格をチェックする日々。 そして各国の市況を確認、コメントを確認~その裏付けを確認、関連する人のコメントまで確認して裏を取ります!? コレ毎日のほぼルーティン・・・・どちらかというと、ハマっています!?苦笑 イベント等で出張中でも、朝のスキマ時間に最低限のチェックをして営業時間を迎えます。 コレも既に何十年ものルーティン!?爆 今日の目玉は、アメリカ・ジョージア州での上院議員決選投票です。 このたった2議席?の投票にアメリカ国内だけでなく、世界中がジッと見守る!?ことなどかつてあったでしょうか? 民主党大統領候補・バイデン候補が大統領選挙で必要最低限の得票をしながら、現職・トランプ大統領が“コレは不正だ”と公にツィート、更に州知事にまで圧力をかけたなどの報道、そして不正選挙として裁判沙汰にしている現状です。 その様な状況で議会政治でも、下院は民主党の過半数獲得も上院は接戦。 このジョージア州の2票の行方で、議会政治が“ネジレ“議会になるのか、民主優勢議会になるのか、世界中が見守っているのです。 今回の選挙では、アメリカの“分断”が大きく取り上げられています! United States が Divided States と化しているのです。 報道内容も各所(様々な分野)で2極化されているようです。 大人気ないといえばそれまでですが、今回の大統領選挙では史上最高の投票率であり、“敗北”したトランプ大統領の得票数でも、過去最高の7,000万票以上。 一方バイデン候補はそれ以上の得票数として公表されました。 そして投票者の半数近くがいまだにトランプ支持に回っている中で、ソレをあおるかのようにトランプ本人が“不正選挙”と訴えているのです。 完全に二分化された“合衆国”の議会政治を占う、そんな決選投票なのです。 上院議員選挙といえば政治の世界。 相場だ、価格だなどという金融経済の端くれ?者が、とやかく言う世界ではありません。 まして金の現物を扱う輩が、偉そうに語るのもバチがあたりそうなモノです!?笑 ただこの選挙で仮に民主党が2票を獲得すると、上下院ともに民主優勢になり、バイデン候補が政策のひとつに挙げた株式取引での売買益に39%を課税、富裕層への増税、大型の新型コロナ経済支援策なども現実味を帯びてきます。 その結果市場はどうなるか・・・・・それは分かりません。 ただ少なからず瞬間的にも、継続的にも影響は受けるものと考えています。 ここまで私の拙い解説でどこまで理解されたか、自分には分かりませんが、コレが今の“経済大国・アメリカ”の現状なのです。 その国の通貨が、基軸通貨・ドルなのです。 ドルが売られている現状、ドル安が進行している現状をご理解いただけますか? おそらく世界中が、この様な国の通貨を安心して持つ、ということに疑問を持っている結果だと思います。 昨日?Vol.49の中で、“ドル安になると、ドルで取引される金価格は割安感が強くなる”と記しました。 ドル安が進行することで、金は買われ易くなります。 その結果、海外金価格は高くなります。 それでも海外相場に対し割安感が強いので、金は世界中で買われていきます・・・・・ご理解いただけますか? 絶対的な経済大国の通貨を売って、金を買う・・・・・・今の米・ドルに魅力を感じるよりも、危機感を感じて金・ゴールドに換えている、という現状です。 以前より自分がお客様に言い続けてきた内容のひとつに、金・ゴールドには、株式市場のような工業株、銀行株、そしてハイテク株・・・のように、ハッキリとした種類は無い、というモノがあります。 金は基本的に、金一種類なのです。 一種類しかない為に、世界中の様々な“出来事“を通じて様々な影響を受けます。 それが大国の政治であったり、ソコから広がる経済への影響を先読みしたり、またまた今回のコロナから世界中の経済の混乱がもたらす影響であったり・・・・・様々な“出来事”により、大なり小なり、長期間から短期の影響を受けます。 戦争や紛争など、有事の一時的な出来事だけではないのです。 毎日のルーティン、その裏付けなどから、“価格が上がるにも下がるにもそれなりの理由がある“ と考えるようになりました。 そしてその理由を探していくと、“世界の出来事”がポイントとなってくるのです。…
Vol.49 2021年の幕開け・・・・・
Vol.49 2021.01.05. 2021年の幕開けは$1.900を超えるスタートとなりました。 日本の国内小売価格でも\7,000を超えた金額でスタート。 昨年同様、ジャンプスタートです。 ただ『昨年同様』としましたが、中身はかなり異なります。 昨年は曜日周りから1月6日にスタートし、国内小売価格は年内最終日の\5,887から+\127、\6,014(税込)でスタート。 海外相場でも1オンス$1,552.40、\107.95/$。 今年は1月5日時点で、国内は昨年最終日から+\183で\7,124(税込)、海外相場は1トロイオンス $1,943・・・・・かなり来ましたね!? 昨年年頭の金価格のジャンプスタートは、米・国防総省のイラン軍・司令官殺害という衝撃的発表が主原因でした。 ソレまでほとんど忘れられていた?米・イラン関係。 両国の対立激化を懸念した市場が、リスク回避に走ったような幕開け・・・・・この様な始まりでしたね!? その後中東状況は緊張化し、更に湾岸隣国に緊張をもたらしました。 気がついた頃には、今度は新型コロナウィルス。 『チャイナ・ウィルス』として中国を非難する米国。 この2国の緊張は、ハイテク軍拡競争へと発展してゆきました。 コロナから、コロナを元に大国がにらみ合う一年が始まりました。 そんな中日本では、当初は以前に“アジアの出来事”とされていたSARSのようなもの=他人事、という扱いだったと思います。 その後ヨーロッパ、アジア・・・そして日本でも大きな問題として立ちはだかりました。 世界の指導者の中には、この新型コロナを風邪の延長として軽視し、経済活動を優先します・・・・結果はご存知の通り、世界中に蔓延し、世界中を破滅に近い、ある意味では歴史的な一年へと導きました。 経済活動はひどく停滞した反面、金価格も史上最高値を更新する年となりました。 またほんの一部の企業業績だけで、日米・株価は大幅に上昇。 “バブル“の様相を呈しました。 そんな波乱な一年を終え、今年の年頭は・・・・・正に“ドル安“と見ます。 “正に”という表現は問題としても、ドルが“見放されつつ”ある・・・・そんな状況にも映ります。 海外の金価格(アナリスト先生方が使う、海外相場)はドル建てで取引されます。 ドル安が進行すると、金には割安感が増し世界中で金が買われやすくなります! その結果、ドル建て金価格が上昇します。 日本ではドル安になると円高に振れ易くなります。 必ずそうなるのではなく、“易くなります”。 海外金価格が上昇しても、円高になれば、国内金価格は抑えられるのです!(昨年の“独り言”でも解説しました!乞う参照) そして現在のアメリカの混沌とした状況は、この時期になっても改善に兆しは見えません。 先の見えないこの状況が、米・通貨の“ドル安”を生んだと思います。まして政権交代も年を明け、1/5のジョージア州の上院選挙次第では新政権での“ネジレ“も懸念されています。 この様にドル安の進行が、現在の金価格にも強く影響していると考えます。 この様な状況になると、いつまで続く?今年はいくらまで高くなるか?・・・・・様々な質問に出会いますが、正直に言って分かりません。 ただ私見ですが、この後、調整(金額の上下)を繰り返して、徐々に高値に行くとは考えています。 そして気になることが少し・・・・・今様々な報道の中の一つに、“人口100万都市の民主主義比率“が逆転した、というものがありました。 これ極端な話ですが、我々と同じ考えの大都市(まち)が当たり前ではない、ということです。 個人的には、チョッと・・・ゾッとしました。 また俗に言う“○○年周期説”ではありませんが、世界の大国であるアメリカの混沌・・・・コレが“凋落“に変わるのでは、と気を揉んでいます。 昨年の前半“世界の出来事・・・独り言”の中でも記した記憶があります。 コロナという災いが、全ての変化を早めた・・・・この点には確かにその通りだとも思います。 社会、生活、経済・・・・・・何もかも、今までとは大きく変わりました。 もしかしたら、個人お方々の考え方にも変化が生じたかもしれません。 今世界中が大きな変動の最中にいる・・・・大袈裟と考える方もいるでしょう。 ただこの様なことに気付くのは、後になって、何年も経ってからということが多いものです。 そう考えると、現在“金・ゴールド”にたずさわっていることは何かの縁・・・・・そう考えるのは、大袈裟過ぎますか??苦笑 この様な大きな変動の時期に、“金・ゴールド”は大きく変貌してきたのです!笑 いつもの口にしますが、“いくらで買って、いくらで売る・・・・・いくら儲かる!?” 金は、既にその様なレベルのモノでは無い、ということだけは申し上げます!笑 ¥マークの後ろの数字が増えていかない(金利が低い)時代です。 gマークの前の数字を自力で増やすことを考えましょう! 大きな貯金箱(BANK)に預けるくらいなら、例えいくらで買ったとしても、長い目で見れば金価格の恩恵は受けられると思います。 0は何をかけても0。…
Vol.48 怒涛の生活の中でも・・・・・コロナ禍での考察
Vol.48 2020.10.10. 本当に久々のブログです! 今期の予定イベントが始まり、前期に予定し延期されていたイベントまでが日程に入ってきました!? お蔭様で8月の史上最高値以来、『金・ゴールド』に対する注目度は抜群に高くなったようです。 8月の\7,763以来、値が下がれば注文の連続で、8月は過去最高の注文を受けた月となりました。 9月になり少し落ち着くかと思いきや、例年以上の注文を頂きました。 今はイベントでは金・ゴールドの魅力・考え方・捕らえ方・・・・・今後の金・ゴールドとの付き合い方を語る場として活用しています。 9月末に半期決算として、金・ゴールドの数値を整理して見ました。 全体の注文重量(弊社ではイベント注文、店舗注文に分けて管理しています)は、コロナ禍でイベントが少なかったにせよ、10対90の割合で店舗注文でした!? また確かに例年比べ買取量も多いのですが、最高値を出した8月は買取量の約6倍近くの販売量!?となりました・・・・・・。 ここで今年の傾向を考察します。 この夏からの販売傾向、購入する方々の施行は・・・・一言で『貯蓄』。 多くの方が、今あるお金(マネー)を金(ゴールド) に変えておく、という発想を持っていること。 すぐに使わない現金をそのまま銀行に預けるのではなく、≪金・ゴールド≫に置き換えておく方々が、今年は日本でも増えてきたように感じています。 『今年は・・』なのか、『今年から・・』なのか、シッカリ見極めたいと思います。 日本全国というには大袈裟かも知れません。 たかが眼鏡店舗ではありますが、そのたかが眼鏡店舗にまでその様な方々が訪れたのですから、変化を感じ取ってしまいます。 以前から金を買っていた方や、安いときに買って高くなったら売却して○○儲けた、と言っている方には、この高値は手を出し辛いと思います。 現在の価格でも金を購入する方は、安いときには縁が無かったかもしれません。 いずれにしても今自分が感じることは、今の価格でも買い続ける方が最後に笑う!?・・・・そんな気がします。 低金利という言葉は、皆イヤと言うほど聞いています。 いますが、何かアクションを起こす人は意外と少ないのではないでしょうか??? 銀行に預けていても、貯金箱と変わらない状態、イヤい、いつでもどこにいてもATMで引き出せる時代です。 金に換えることで、すぐには使えないモノに変わります。 『¥マーク』の後ろの数字が増えない時代には、『gマーク』の前に付く数字を、コツコツ増やすことを考えるのが最適に思えるのです。 ゼロよりも1、1よりも2・・・・・微力ながら、少しずつ増やすことで、必要な時期に必要なだけ現金に替えれば良いのです。 2023年まで米・FRBは超低金利を発表しています。 地球が内蔵する金の総量は、大半は深海の底とも言われています。 このコロナ禍で世の中は大きく変わりました。 今後金・ゴールドの評価金額は、大きく値崩れすることは考えにくい環境です。 『いくらで買った』よりも、『○○グラムの金を持っている』ことのほうが、簡単な資産形成になりそうな時代です。
Vol.47 ヘッジファンドと化した・・・・・
Vol.47 2020.09.08. 久しぶりのコメントになります!?苦笑 コロナ禍のイベント活動が再開し、従来の予定+延期された予定+数字合わせのための急遽の開催・・・・久々に怒涛の日程になっています。 まだ今月は毎週、上手に?予定が組まれていますが、来月は微妙に重なり合って・・・・夜間移動から連続開催が繋がり、連連続?開催にまで発展しています!? 今日は移動前に、なんだかな??という見出しを見つけました。 『ヘッジファンド化したソフトバンク』・・・・・ アップルをはじめ、主要IT企業をコールオプションで4000億円買っていたそうです! コールオプションとは、簡単に言えば『一定金額で買う』&『一定金額で売る』。 この売り買いを繰り返せば・・・・・アップルなどは1年間で株価は126%も上昇していましたから、この乱高下の中でも相当額の利益があったと思われます。 最近のソフトバンクは、国内では様々な投資から損失が報道されていましたが、その穴埋め?か、シッカリヘッジファンドばりの売買をしていたのですね!?苦笑 日本円で4000億円程度ですから米市場ではさほどの額ではないでしょうが・・・・・・その結果ではないですが、米株価は乱高下が激しくなっていま下値!? また『ロビンフッター』と呼ばれる、投資初心者の参入も大きいようです。 自粛自宅待機で時間をもてあます一般人が、気軽に株式投資が出来るアプリまで出来上がっているようです。 勿論勉強して調べ尽くした投資もあるでしょうが、知名度だけで簡単に投資市場に参入しているようですから、その様な人達も一員だと思います。 しかしその背景は、中央銀行や政府機関の多額の支援策により、市場に『お金(=マネー)』が溢れかえっていることが一番の原因といえるでしょう。 このコロナ禍では、正直に言って他に手を打てず、とも受止められます。 明日より今日を見据えて、ということでしょうが、今後このシワ寄せは必ずやってくるとも考えられます。
ゴールドパスポートへようこそ!
始めまして。 GOLD PASSPORTへようこそ。金についてのブログを配信して行きます。 セミナーも開催しておりましたが今はお休み中です。 日々の金の呟きをアップしていきます。