Vol.53 今年初の連休中に・・・・・金下落!?
Vol.53 2021.01.13.
新年明けて、最初の連休中に市場は動きました。
アメリカでは決選投票、前代未聞の大騒動、政権移行、そして雇用統計・・・・・先週は結構様々なイベントがありましたね。
その後市場は大きく揺れ動きました。
大体その様な時期、日本はいつも連休だったり・・・・・・指をくわえて見ているだけです!?
金市場は大きく下げ、$1,900の節目を超えると、一気に$1,830台へ・・・・下落!?
米・長期金利の上昇が一番の原因と思われます。
AI トレードのなせる業か・・・・・節目を超えると、次から次へと売りが一気に動き出します。 逆の場合もしかり、ですが・・・・。
昨年でも異常な暴騰、暴落は、このAI トレードによるものが多いと言われます。
自分でもその様に思いますし、むしろそのハズだ、とさえ思っています。
AI トレード・・・ソコには感情のカケラも無く、設定された通りに動きに徹します。 皆が同じような設定ですから、一瞬の間に一気に変動―暴落、暴騰へ広がります。
以前の“ファットフィンガー”など、既に“死語”となす・・・・・・かもしれません。
“ファットフィンガー”とは、指が太すぎて誤ってキーを叩いてしますこと・・・・・チョッとバカにした表現ですね!?
このAI トレードは金の世界に限らず、全ての相場に配置されているといっても過言ではないのです。
設定されたプログラムに沿って売買を繰り返す・・・・・プログラムに設定された量を市場に浴びせる・・・・・!?
1月8日の米・金融市場、労働省発表の雇用統計では、注目の非農業州業者数は・ △14万人(前月比)・ 失業率―6.7% ・・・・ この数字を見れば、リスク回避から金に資金は集中し、価格は上昇が基本のシナリオとなるものです。
しかし実際には、トランプ大統領に扇動された民衆が議事堂を占拠し、民衆、警官合せて5名の死者が出る惨事となった・・・・・・コレに合せてか、ジョージア州上院議員決選投票でも民主党が獲得。 トリプルブルーを達成。 既に市場は、バイデン次期政権の大型財政出動を前提に動いている。
大規模な財政出動になるゆえ、国債増発は必須。米10年国債金利が一気に1%を超え、瞬間的には1.1%台を大きく上抜ける。 現在も未だ、もみ合いながら乱高下を繰り返す。
この金利上昇がドル高を誘発している。
ドルがユーロに対し急騰。 金には上値が重い展開を強いられる。
ココまでは、私自身の走り書き!?のような内容です。 ただし注意点が・・・・・名目金利は1%を超えているが、実質金利はマイナス圏のままです。
コレは金にとっての上昇基盤。 下げ切れないというより、一時的な下げ、と見るが・・・・どうだろう??