Vol.52 ○○安と○○不安!?・・・・・
Vol.52 20210108
昨日の波乱まみれの上下院合同議会大統領任命を経て、一夜明けても混乱は収まりそうも無いアメリカ合衆国。 政府高官の辞任、トランプ大統領に対する罷免要求、SNSでのトランプ氏のコメント凍結・・・・過去にあの大国が、ココまで国のトップを糾弾することがあっただろうか? そう考えてしまいます。
この様な状況時に我々日本人は、いつも対岸の火事のように見て、聞いて、コメントして・・・・・自分も含めて、そんな過去だったのではないでしょうか?
金を通して世界の情勢を眺めて、調べて、突っ込んで!?きて、アメリカだけの出来事とは済まされない、そんな気がしています。
トランプ大統領が就任してからの4年間、世界中で言われてきた表現の一つに“ポピュリズム”と言うモノがあります。 今までどちらかというと“紳士的”だった各国のトップでしたが、トランプ氏の登場によって、世界中で今までの常識が覆されていたことを思い出してください。 各国の指導者に、今までの大きな“違い”を感じなかったですか? 様々な“利己的”とも思える政策、現状が報道されていませんでしたか? そしてこのコロナ禍によって、今まで鬱積していたものが噴出したかのように、世界中が誰かを責め合う・・・・その様に感じる傾向がありました。 少なくとも自分自身では、かなりありました。本来なら“徐々に”変わろうとするものが、コロナによって一気に変貌する・・・・・そのスピードについていけないと感じたことは、自分だけではないと思います。 年が明けて、正に政情不安な発展途上国と間違えるような議会乱入!? 遂に死者まで出してしまったこと・・・・・もうコレで終わりにして欲しいと思うと同時に、今後似たようなことは、世界のどこの-今までは考えもしなかった-国・地域で起きてもおかしくない、そう最初に感じた自分のホンネです。
さて金はというと・・・・バイデン次期大統領が承認を受け、上昇するかと思いきや・・・・・一気に急落!?
米・金利が上昇することで、ドルが買われ金が売られたと判断していました。 一夜明け、やはりというか金は徐々に上昇。 103円を割って102円台後半だったドル/円相場も、103円台半ばまで戻しています。
国内小売価格も¥7.086(税込)。 昨日が高すぎたので、今日はやや上昇に収まりました!?笑
今後に関しては、まだ動きの激しい金相場と見ています。 気になるのはドル・・・・・各アナリストの先生方もその点をコメントされていました。 外国為替市場でドル需給によって起こるドル安、コレは普通に分かります。 これから起こる、もう既に起こっている!?基軸通貨としてのドル不安は、金や相場という意味だけでなく世界のパワーバランスという意味でも、チョッと危険かもと感じています。
ドル安とドル不安・・・・・文字は似ていますが、全く似て非なるモノ、です!?
余談になりますが、アメリカとフセイン・イラクとの争いは、石油の利権!?争いと考えられています。 一説には、イラクはヨーロッパに対しドル建ての原油価格をユーロ建てで販売した、しようとした、とも言われています。 基軸通貨というものを考えさせる、そんな話でした・・・・・。