世界の出来事・・・・Vol.150≪ ソロソロ本丸!?・・・・国際金価格$2,000 超えと国内金価格¥10,000 超え ≫ 2024.1.11.
トンデモな1年が終わり新たな年が明けた途端、ご存じの通り驚くニュースが続きました。一日も早い復興をお祈りすると共に、今回の災害の犠牲なられた方々へお悔やみ申し上げます。
冒頭から波乱の1年の始まりを感じる年明けでした。金を取り巻く世界もじっくりではありますが、明らかにそして大きく変わろうとしているように感じます。かなり久々のコメントになります。
・・・・・ 諸事情により、かなりタイトな毎日でした⁉ 苦笑年頭だからというわけでもありませんが・・・・昨年の夏の終わりから現在に至るまで、金を取り巻く世界を振り返ります。何度もお話をしてきましたが・・・・・・
昨年8月 29 日からの 1 か月間国内金小売価格は節目の¥10,000(税込)を超え、9 月末から 10 月初旬には\9,000 台後半まで下落し、10 月中旬に再度¥10,000 を超えて現在に至ります。
この期間の前半は、“為替のイタズラ“ に翻弄されている期間とも言えました。ただこのイタズラ、長引いたり消えたと思えば時折また顔を見せ ・・・・・・・ それでもソロソロ終焉かな、とも感じています。
以前にも 8 月末から始まった国内金小売価格¥10,000 台は、“為替“=円安の影響とお話ししました。8 月中旬頃から日ごとに円安が進行し、8 月下旬には 1 ドル¥146~147 に!(比較材料として、国際金価格が$2,000 を超えていた 5 月の連休明けは 1 ドル¥135 台でした⁉ 驚)この8月下旬の国際金価格は、1 オンス当たり$1,920 弱 ・・・・・
それでも今日現在と比較すると、まだ$100 以上も低いのです!? 啞然そして 8/30。国内金小売価格は史上初!? 1g あたり\10,000(税込)を超えていきました。その後 1 ヶ月ほど何とか ”¥10,000"台をキープしましたが、その後ジリジリと下がり続けました。9 月下旬には\9,000 台後半へ、そして 10 月第一週目には 1g あたり\9,700 台まで下落しました。ここでポイントは、この日の国際金価格は$1,816 台!?そして為替相場(ドル/円)は 1 ドル\149 台!・・・・
この後も円安は進行し、10 月後半から11月にかけて 1 ドル\150 を超える日が続きました。10 月に¥9,000 台が続いたのは、円安続きでも国際金価格が下がり続けたからなのです!ココまでは理解できますか????理解できた方は次に進みます⁉ 苦笑10 月初旬に$1,800 台前半を付けた国際金価格は、日本時間の 3 連休中に大きく上昇します。
記憶にあると思いますが、中東での"紛争"です。ハマスのイスラエル奇襲は、世界中を震撼させただけでなく金価格をも上昇させました。10/5 に付けた 1 オンス当たり$1,816.60 は 10 日後の 10/15 には$1,933.30!? 驚愕10 日間で$120 近く上昇したのです!・・・・
厳密に言えば、1日で$60 以上の上昇もありました⁉ 愕然日本円で換算すれば、前日比 1g あたりで¥270 以上の上昇です!ウクライナ戦争が膠着する中、金を取り巻く世界は中東の火種に大きく動揺したと考えられます。ここで国際金価格は上昇し、為替相場でのドル/円相場に目立った変動が無かったために、国内金小売価格は再度 1g あたり\10,000 を超えていきました。
この時期国内での 1g あたり¥10,000 超えは、明らかに国際金価格の上昇によるものなのです!毎度のことですが ・・・・・ 日本人がノドカに連休を満喫中に国際情勢は大きく変貌したのです⁉9月中の最高値は 1g あたり¥10,178、最安値は¥10,001 でした。10 月中旬以降は¥10,200~10,600 台、12/3 NY 市場の終値は 1 オンス当たり$2,104.5!?翌日の国内金小売価格は、1g あたり税込¥10,928!? ・・・・・
明らかに価格帯が変わりましたね!? 驚愕その後は多少の上下動はありましたが、国際金価格は$2,000 前後、ほぼ$2,000 超えて推移しています。国内金小売価格も、1g あたり税込で¥10,000 台を割ることなく年を越えました。昨年後半のイベント会場などでの会話では、『9 月は世界で日本人だけが高くなったと感じ、10 月は世界中の方が高くなったと感じていると言えます。ただしそれも今のうちだけですが・・・⁉』 ・・・・・・・
これは自分自身の感想でもあり、今後予測される流れに対する実感でもありました⁉ 苦笑そして現在も¥10,400~¥10,500 台で推移しています。不思議なことですが、国内金小売価格が 1g あたり¥10,400 前後では当たり前のように、更に¥10,300 台後半の価格になると、全国の店舗よりご注文が殺到します⁉ 爆この傾向はここのところ毎年感じている ・・・・
ソロソロ市場も ”1g あたり税込\10,000"を当たり前と感じ始めている=\10,000 の時代、と思える現象です。トピックス:1/10(現地時間)にビットコインが、米国証券取引委員会が『ETF』として承認されました。現在の SEC(米国証券取引委員会)の委員長・ゲンスラー氏は、MIT にて暗号資産を教えていた立場。承認は時間の問題と見られていましたが・・・・。
その内容は、『ETF』ーExchange Traded Fund というより、『ETN』ーExchange Traded Note という向きも多く、それは先物価格に連動する立て付け、ということが一番の理由。今後の展開には要・注目です。ビットコインなどの暗号資産は、本来商品取気にあたります。『先物』であればなおのこと CFTC(米国商品先物取引委員会)の管轄、ただし ETF や ETN であれば SEC 管轄ということ。
日本に置き換えれば、経済産業省の管轄か金融庁(財務省)管轄か ・・・・・ということです。しかし ETF や ETN という有価証券であれば、機関投資家であれポートフォリオに組み入れやすいのも現実。ただし価格変動が極端に激しいビットコイン ・・・・・ 売値と買値のスプレッドが大きくなる、収益が出しにくい、などの意見も。米国の JP モルガン・チェース銀行・ダイモン CEO は、かなり強い表現でビットコインの資産性を否定していましたが ・・・・・。詳細はまた機会を見て!本年も宜しくお願い致します。