Vol.135 «国内金価格、大台へ・・・ ≫ 2023.3.13.
Vol.135 « 国内金価格、大台へ・・・ ≫
2023.3.13.
久しぶりになりました。 国内金小売価格は税込¥9,000! 驚 思ったよりも早く到達しましたね!? 苦笑
いつも話していることですが、金価格の上昇・下落、どちらにも明確な理由があります。 もちろん『正確』な理由とは、後日になって明らかになるものです。 現状での考えられる要因を探り、その結果で現在を顧みて、今後に活かしたい ・・・・・ そう出来れば良いですね!
先週末には今後を占う?程重要と思われる、2 月の米・雇用統計の発表がありました。 しかし今回の金価格の上昇は、単に週末に発表された2月の雇用統計の結果だけではなさそうです。
雇用統計の結果だけ簡単に記せば ・・・・
・ NFP(非農業就業者) 31.1 万人増 (市場予想 22.3 万人) 前月 51.7 万人増が改定され 50.4 万人増
・ 失業率 3.6% (市場予想 3.4%) 前月 3.4%
・ 平均時給 0.2% (市場予想 0.3%) 前月 0.3%
・ 平均時給前年同月比 4.6% (市場予想 4.8%) 前月 4.4%
この数値だけでは判断しかねる内容ですね!? 労働市場は非常に強い状態であることが分かると思います。 それに連れて賃金の伸びが、以前ほど強くないとも判断できます。 前回歴史的に低い失業率(3.4%)が 3.6% ・・・・・ とはいえ、まだまだ低い数値です。
実はこの米・雇用統計の前に、シリコンバレー銀行の破綻が発表されました。 厳密に言えば、シルバーゲート銀行の自主精算発表~シリコンバレー銀行の破綻 ・・・・・ ホンの 48 時間の出来事です!? 驚
金価格だけでなく、市場に与えたインパクトから言えば、やはりシリコンバレー銀行の破綻でしょう。 リーマンショック後最大、米・史上第 2 位の銀行破綻!?と報道がありました。 シリコンバレーでのスタートアップ企業の半数、又はそれ以上がシリコンバレー銀行に関わっているようです。
更に週明けには、シグネチャー銀行の破綻報道も追い打ちをかけたようです!? 騒然 こちらは暗号資産関連企業とのつながりが深い銀行、という紹介がありました。 また、米・史上第 3 位の銀行破綻!? ・・・・・ メディアを賑わせています!? 苦笑
ココで非常に気になることは、米・財務省、FRB、FDIC(米連邦預金保険公社)の3者が、破綻発表後すぐに、預金全額を保 護するという例外措置を発表をしたことです! 一説には米・財務長官イエレン氏が、バイデン大統領へ話を持ち込んだという記事まで ・・・・・・ 今の米・金融界では、それだけ 事態を重く見ている、ということです。
来週に控えた FOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ論争に、大きな影響を与えそうな、そんな出来事です。 市場では 0.5%の利上げ観測が一気に消沈したようです!? 啞然
金を取り巻く世界が、思いもよらぬ事態からの混乱を招いています。
米・雇用統計に対し構えていたところに、大手銀行の破綻 ・・・・・・ 連鎖破綻なのか、単独での経営に問題があったのか、今後 のポイントになりそうです。
今回の銀行破綻をリーマンショックの再来と騒ぎ立てる輩もいるようですが、チョッと待って下さい。 確かに銀行破綻からくる金融危機ですが ・・・・・ 内容が異なりすぎます!? 驚愕
これについては後日また!
金価格については、いつかは、近々\9,000 に乗ることは周りにも話していました。 ただチョッと早過ぎるし、背景に銀行破綻までは ・・・・ 想像出来ないですね!? 爆
ポイントは、¥9,000になった背景の数字 ・・・・・・ 海外の金相場価格(ドル建て/オンス単位)は、昨年4月に\8,969の時の ほうが高いのです!?
1 オンス当たり$1980 台、為替は 1 ドルあたり 127 円でした!
チョッとした裏話も ・・・・・・ これも次回にしましょう!爆