Vol.131 « コロナ禍の金(ゴールド) ・・・・・・ 3 年間を振り返る ≫ 2023.2.7.
Vol.131 « コロナ禍の金(ゴールド) ・・・・・・ 3 年間を振り返る ≫ 2023.2.7.
既に何度も記しているように、2022 年は 3 月半ばから国内金価格は税込 8,000 円台になりました。 その後一度も 7,000 円台に下がったことはありません。
そうです! 既に日本の金価格は、1gあたり8,000円超の時代と言えるのです。
この傾向は日本だけでなく、国際的な金の調査団体である “W.G.C.” (=ワールドゴールドカウンシル)のデータでも確認できます。 下記の通り、2022 年の金・海外相場平均価格は過去最高です! 驚
・ 2019年 $1,392.60/oz
・ 2022年 $1,769.59/oz
・ 2021年 $1,798.61/oz
・ 2022年 $1,800.09/oz (US$/1oz) ~W.G.C.データより
コロナ禍となり巣ごもり需要の影響もあり、2020 年から世界的に金の “購入” が増えました。
これは投資家・投機筋が大量に購入したこともありますが、世界中の個人や個人投資家、そして中央銀行などが金を購入した結 果なのです。
その結果、2020 年は海外金価格でも過去最高値・$2,000/oz を初めて超えています。
同じころ日本でも、1g あたり 7,000 円の大台に乗り、最終的に 7,700 円台(税込)まで上り詰めました。 その後の下落も大きな一年でしたが、それでも海外相場の年平均値は前年比+$377、およそ 27%増となりました。 2021 年は一年を通じて大きな変動はありませんでしたが、“高値安定” とも言え、平均値は上がりました。
2022 年、今年は 2 年ぶりに$2,000/oz を超えましたが、その後も大きく崩れることもなく、年間の平均値はもちろん最高値・ $1,800 台の大台に!? 驚愕
実際に年明け$1,800 台でスタートした 2022 年でしたが、7 月初旬に$1,700 台、9 月中旬には$1,600 台と下落。 そして 11 月初旬に$1,700 台に戻り、一月後の年末前にはまた$1,800 台 ・・・・・・ $1,600~$2,000 という、上下動 の激しい一年だったとも言えます!
それでも昨年は為替の影響を大きく受け、1g あたり 8,000 円台(税込)を割ることは一度もありませんでした。 年間の平均価格も前年比でプラス 2 ドルほど!? ・・・・・・ 最高値更新など金額は明らかに高いのに、という感覚です!? 苦笑
コロナ禍では様々なメディアを通じて “にわかアナリスト” の方から “金融語り隊” の皆さんが、金価格について様々なご意見を 述べられます ・・・・・・ 高値金額慣れ!?か、最近は減りましたね!?
ただ自分のポイントは常に “何故?” そのようになるのか ・・・・・
この説明・解説がまともに出来ずに¥9,000 を超える、¥3,000 台まで下落する、などとは言われても ・・・・ チョッとナンセンスで すよね!? 汗
何故そのようになる、そのようになると思うのか ・・・・・・・ この点が自分の言葉で語られないと、やはり “にわか・・・・” と思ってしま います。
以前より金価格の成り立ちというか、どのように日本円の価格になるのか、をお話ししました。 上がるにも下がるにも ・・・・・ その金額になる為には、それなりの理由があるのです。 何故上がると考えられるのか、またそうでないのか ・・・・・ 納得できる説明が必要ですね!