Vol.63 嵐の前の静けさ・・・・大袈裟かな!?
Vol.63 2021.1.27.
1/26,27 FOMCが開催。 今回はFOMC後の議長声明に注目が集まります。
また1/28には、2020年10-12月期の米・GDP速報値の発表があります。
このような期間、金市場はあまり動きの無い状態なのですが・・・・・株式市場では様子見では済まされない、そんな一波乱があったようです。 一波乱というよりも、ピンポイントで波乱があった、ようです!?苦笑
そのお話は後半に!笑
日本時間では今夜未明、市場が最も注目するFRBパウエル議長の記者会見があります。 FOMC声明とともに大注目です。 前項か前々項で触れました、連邦公開市場委員会です!
イエレン米・新財務長官が承認され、ネット・紙面上では“Act Big !”―大きな行動を!・・・この言葉が一人歩き?しています。 バイデン新政権が掲げる大型経済対策案を後押しする、その様な発言として好感されていますね。
その様な中、元?同僚のパウエル議長。 この方も昨年後半の公聴会では、財政出動の必要性を訴えていました。 年末年始のコメントでも、十分なインフレ上昇を確認できずにテーパーリング―金融緩和策の縮小―は無いと発言していました。
翌日には昨年四半期のGDP速報値です。 どこまで持ち直しているのか・・・・失業保険申請件数は100万人を割ったとはいえ90万人台。 夏場の改善値よりも悪化しています。
更に翌週には追い討ちをかけるように、労働省から雇用統計が発表されます。 新財務長官のイエレン氏がFRB議長時代の細部にわたる労働条件までは注視しないでしょうが、その動向も気になります。
個人的には、金価格が上昇し易い環境になってきているのではないか?と感じています。
株式市場の“ピンポイント”について、ある著名なアナリストのブログから・・・・
あるビデオソフト小売チェーンの株価に、ファンドが『カラ売り』を仕掛けたようです。 それを素人個人投機家集団がSNSの呼びかけに応じ、同社の株式を保険料の安いコールオプションで買いまくった!?・・・・・現価格より高い価格で買う権利など、可能性が低い為格安で買えるらしく、リモート、在宅で時間を持て余した個人投機家が束になって買いまくったようです!?苦笑 この勢いに販売した会社もヘッジとして同社株を購入せざるを得なくなり、更に“同株式を買う権利”も徐々に上昇、更に更に集団も購入・・・・・この繰り返しで株価は上昇、投機家集団はコールオプションを見切売り・・・・・株価は急落!?
この会社の株式は1日に9回も売買停止になるほどの乱高下を繰り返したそうです!?苦笑
この様な疑いがある動きは他の銘柄にもあるようで・・・・・他人事ではなく、金市場にもあり得ることに感じました。 今後の動向が気になりますね!?
さて本日は、店頭で実際に受けたご相談について、特別市場公開?致します。
ご質問内容は、『金は持っているし、買いたいとも思っている。ココまで価格が上がったらいつ買ったらよいですか?』 という内容でした。 聞くところによると、ご子息の為など考慮し、親子で200gバーを購入されていたということです。
自分の答えは『いつでも良いので、200gバーより小さく分けて購入する』 ことをお勧めしました。
具体的には、昨日より下がったから20g(又は50g)を1本買う。 またしばらくして同じように買う・・・・この繰り返しです。
以前に購入経験のある方は、以前に買った金額がトラウマになって、新たな一歩を踏み出せないままでいます。 この様な方は、今後も欲しいと思っていても買えないまま終ります。 欲しくなければ関係ないのですが、金・ゴールドバーが欲しいと思っているのだそうです。 金価格が上がっているからかもしれません。
以前と同じ様な大きさで買えば、イヤでも金額を比較してしまいます。 金額比較がし辛い重量を小刻みに買うことをお勧めしました。
今の低金利時代では、銀行に預けていても『¥マークの後ろの数字は増えません!』 とよくお話します。 ついでに『銀行は大きな貯金箱です』 と。 更に『夜お金を引き出すと手数料を取られます!?』 と続けます。
そしてもしかしたら『これからの時代は、貯金ではなく貯蓄の時代』 であり、『¥マークではなく、gマークの前の数字を自力で増やす』時代かも知れません・・・・・・そう、金・ゴールドの重量を少しずつでも良いので増やすこと。 コレが誰にでも出来、安全な貯蓄かもしれません。 “投資”という言葉になれない方でも、安全な貯蓄のひとつです。
いつも同じことを言っていますが、その言葉で締めくくります。
ご参考になれば幸いです。