Vol.147 ≪ 賞味期限は??中国不動産市場から考える・・・・・ ≫ 2023.8.23.
Vol.147 ≪ 賞味期限は??中国不動産市場から考える・・・・・ ≫ 2023.8.23.
8/18 ご存じの方も多いと思いますが、中国の不動産大手・恒大集団が、ニューヨークにて連邦破産法第 15 条に基づき破産申 請を行いました。
2021 年に資金繰りから窮地に陥っていた企業ですが、正直言って忘れていました!? 苦笑
チョコっと調べてみると、2021.9 月にデフォルトらしき声明。
2022 末に日本円で 49 兆円の負債、これは前年 6 月(2021 年)末の 40 兆円の負債が 2 割増えた数値です!?
そしてかなり大袈裟!?に “破産” という言葉が躍っていましたが・・・・・実は、コノ米・連邦破産法 15 条というところがミソです! この 15 条は、海外の企業が米国内の資産を差し押さえられることなく債権者と交渉するためのモノらしいのです。 悪い?分かり易い?言い方をすれば、破産による差し押さえ逃れ、の法律です!? 驚 しかし恒大集団の負債は、この程度で収まるモノではないということも詳細に記してありました!?
更に今回の報道は、中国不動産最大手・碧桂園の資金繰り悪化報道のタイミング直後という、何か匂うと感じているのは自分だ けではないと思います。 どうも中国・不動産バブル不安をピンポイントで揺さぶる・・・・・・とも受け止められる、そんな報道にも感じたのですが!? 苦笑 今後のポイントは、国民の混乱を一番恐れる中国・中央政府が救済に乗り出すかどうか・・・・・要・注目です!
何故このような “斜に構えた” 受け止め方に!? ・・・・・・ と聞こえて来そうですね!? 爆 前回記した内容からもお分かりの通り、今や米・中 2 大国時代であり、現に米・前トランプ政権時代には”米中経済戦争”とさえ 言われた 2 国(今も続いてはいるようですが・・・・・)。 貿易摩擦やスパイ疑惑など、両国(というよりアメリカかな!?笑)で”冷戦”を作り上げていたことは、つい最近の話だったはずです。
時を経て両大国にも様々な問題が生じていることは、既に皆さんもご存じですね。 経済面での不安が表面化した国とインフレ対策に躍起になっでも経済減速が認められない国・・・・・明暗がクッキリと表れ始めた、 そんな今日この頃の報道と感じた次第です!苦笑
しかし今回の恒大集団・破産法申請が及ぼす今後の(時期不明も)最悪のシナリオは、不動産バブル崩壊を発端に中国バブル が崩壊 ⇒ 中国からマネー流出、ドル建ての債務不履行となり人民元が暴落。 前回記した中国・中央アジアサミット加盟国をも巻き込んで、世界的な株価暴落!? 驚愕 更に米・金融政策の終焉時期=利上げ停止時期などと重なれば ・・・・・・・ 金は急騰!?、という先生方までいます。
まぁ大袈裟な、と考える方もいると思いますが・・・・・・現実に不動産関連において中国の実態を数字で示すと、 中国・GDP(世界第 2 位です!) の 25%が不動産
中国・個人資産の 70%が不動産
中国・銀行が預かる担保の 40%が不動産
この数値からも不動産価格が急落することは、中国経済の減速だけでなく、個人消費の減退、銀行の不良債権が急増・・・・・・ という負のスパイラル、かなりリスキーな問題なのです!
世界中がインフレ対策で経済苦境に陥る中、昨年より急激な、歴史的な利上げ政策を続けるアメリカ。 経済減速等を危惧されながらも、とりあえず根強い経済指標に支えられている現在。 一転、一時は世界経済を”牽引”し”超大国”になるべく布陣のハズが・・・・・・要の不動産から”バブル崩壊”を揶揄される中国。 現在の両大国は、誰が見ても対比が明らかです。
本当はお隣の”アカトウガラシ”の国も他人ごとではないのですけど、ね!?啞然
個人的は中国のバブル崩壊が、イコール金急騰とは考えていません。 考えていませんが、ジワジワと金の底値を切り上げていく可能性は大、だと思います。 まずココでいう ”金急騰” は、国内の金小売価格でなく NY 金価格ですよ!? 笑 ドル建て価格です 笑
為替市場でもドルが強く、円が相変わらず弱いままであれば、国内金・小売価格も上昇しますね。 逆に “円高” になれば、小売価格は抑えられます! 苦笑
ただ過去の経験則は時代遅れかもしれませんが、海外金価格が上昇し為替相場が”円高”により日本の金小売価格が抑えられ ているとき、日本市場では金・ゴールドを購入する人は極端に少なかった・・・・・・という記憶もあります!? 啞然 日本の小売価格だけを眺めていると、金を、金価格を取り巻く ”摩訶不思議” は理解し辛いのでしょうね!?
今日の金小売価格だけでなく、世界の中で現在の日本の金価格は?・・・・というスタンスで臨みましょう!
最近の気づきを一つ・・・・・・難しいようであればスルーして下さい。 何故か誰も触れませんから!?驚
某・大手貴金属会社が毎日発表する日本国内での金小売価格。 この最大手・貴金属企業の最近の金価格は・・・・・・・社内の規定が変わったのか、担当者が変わったのか、それとも協会の考え なのか・・・・・???
基準とする “相場・市場” が変わったように感じています。
従来は NY 先物市場価格、一般的に言われる COMEX だったと思います。 ココから算出、移動コストの加算・・・・・更に消費税の加算により、国内金・小売価格が出来上がっていた、と見ていました。 最近、特に今年の夏?位・・・・・・・少なくとも最高値を更新した 8/1 前後から、KITCO のスポット価格を基に作られてい る???と感じています。
何故ならこれら金価格は、現在 1 オンス当たり・$20~$30 近く異ります。
COMEX では 1 オンス当たり$1,920 台、KITCO スポットでは$1,890・・・・・・・価格を抑える為!?驚
1 万円前だから、かな!?爆