金の独り言

Vol.142 ≪ トリプルボトム!? ・・・・・・ ≫ 2023.5.25.

Vol.142 ≪ トリプルボトム!? ・・・・・・ ≫ 2023.5.25.


なかなかモノごとは思い通りに進まない、そう感じる今日この頃です!? 某貴金属会社の発表する国内の金価格に関しても、自分の計算よりも “やや高め” 設定!?に思うのは ・・・・・ 勝手な思い込 みなのでしょうか??


NY 金価格は下落傾向も為替の影響を受け、国内金小売価格は微増微減を繰り返しています。
そんな中で今日は、チョッとだけ初~中級!?編を。


毎朝の通勤時のルーティンになってしまった!?チャート表の NY 金価格と為替相場から算出する小売価格計算では、(その時々に よりますが)多少の誤差(=移動コスト)が生じることは経験から慣れてしまいましたが ・・・・・・ 。 その誤差がプラスであれマイナスであれ、その理由を考えてしまうのです!? 汗 そんな時何気なく見ていたチャートで、気づいた点と今後の展開についてご報告します。


国内金小売価格の元というか、基準になっている NY 金価格は、米・金利高、ドル高に上値を抑えられている現状です。
6 月の米・追加利上げが見込まれる中、上値を追いづらい、そんな状況にも見えます。


またほとんど答えが見えているためか、 “米・連邦債務上限引き上げ問題” 協議も難航しているようですが、まだ市場には危機感 が感じられません!?
そんな中で下がり続けている NY 金価格のチャートを広げてみると ・・・・・・ なんと、トリプルボトム(逆三尊)に近い形が出来てい ました! 驚
ホンの一週間ほどですが、チョッと下がり過ぎもきれいな逆三角形!?


もうひと “ヤマ” ありそうにも見えますが、その日時を世界の出来事予定と照らし合わせると ・・・・・ 。
そうです!
米・財務長官のイエレン氏がかねてから警告している 6 月 1 日前後!? アメリカの連邦債務上限に到達すると推測される日です!? 啞然


更に6月 2,3日には FOMC が予定されています! このあたりに向かって金価格が上がり続けるのであれば、そのまま上抜けしそうな “カタチ” にも見えるのです。


つまり NY 金価格は$2,000 を超えて上昇を続けたにも関わらず、現在は押し返されて逆に下値を試すような市場になっている のです。
そのような中で一進一退のような動きで、$1,950 台まで下がり、$1,980 台まで上昇するもまた下がる ・・・・・ 。 現在をトリプルボトムのちょうど 3 度目の底値と見れば、このまま徐々に上昇して6月初旬にはこの上値$1,980 台を超えてい く! ・・・・・ という予測を立てることが出来ます。


カタチを見て金額が決まるか!? ・・・・・ 以前は自分をそう思いました。 もちろん今でも、カタチで値が決まるとも思っていません。
ただ “カタチ” を形成する市場の傾向というものは、確かにあるものと感じています。

値が下がり安値を更新しその後上昇するも、再度値が下がり、最初の安値を超えてゆく。 その後また値が上がり始め、最初の上昇を超えるか超えられずに再度下落する ・・・・・ このあと最初の安値、2番目の安値を 超えずに上昇に転じる。
最初の安値から上昇するも特に強調材料なく、再度大きく下落することで、悪材料が出尽くしたという市場心理が生まれやすくな ります(ココが2番目の下落です)。


市場心理としては、安心感も生まれやすくなるでしょう。
しかしここで上昇に転じ、上がりきる前に再々度の下落 ・・・・ 損失が大きくなる前に売り切る、という市場心理もうかがえますね !? 苦笑 ココから上昇に転ずることは、不安材料がほぼ出尽くした、という市場環境から安心感も生まれやすくなる、という心理状態です。


そのような市場心理を表したものがチャート表であれば、そこに映し出される “カタチ” にも独特のモノ、特別な傾向があったとして も理解できますね!
今日は逆三尊(=トリプルボトム)らしき形を見つけました。


6月初旬より、NY 金価格上昇に転じる可能性が、“高い” というご報告をさせていただきます!
反対にトリプルトップ(=三尊)という表現もあります。 簡単に言えば、トリプルボトムの逆になります。
こちらもまた機会があればご報告致します。
※ 連邦債務上限 ・・・・ アメリカでは日本のように簡単に国債を発行できない。法律によって債務の上限が決まっている。その 上限を超えた場合、警察や空港などの期間を除き、公務員給与は支払われず、国家機関が閉鎖 される。上限を引き上げるには議会の承認が必要となる。

現在のアメリカは、民主・共和のねじれ現
象から、政治の駆け引きに利用されるケースが多い。
※ FOMC ・・・・・ Federal Open Market Committee 連邦公開市場委員会。アメリカ合衆国連保政府の金融政策 を決定する最高意思決定機関。


グラフを使用にも著作権の関係で・・・・・・想像するか、身近なチャート表をご覧ください!?苦笑

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