Vol.117 ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落⁉から考える・・・・・・・
Vol.117 ≪ 金価格・前日比160円安の大暴落⁉から考える・・・・・・・ ≫ 2022.08.11.
久しぶりになりました⁉
本日8月11日は日本では祝日に当たります。
しかし金市場は普通に?苦笑、当たり前のように変動しています!笑
実は8月1日、金に非常に興味を持っていらっしゃる株主様、というより古くからのお知り合いと言ったほうが自然な方より質問がありました。
内容は、海外相場や為替から割り出す国内金小売価格について、です。
この日(8/1)は、7月の金額に比べ “異様” に価格が低かったのです⁉
8/1の国内金小売価格は、余裕をもって計算して(低めに見積って)も、日本円で70円程度も安かったのです⁉
¥8,345・・・・・・前日比マイナス¥62!
これに対する返答は、数値から考えると正直に説明し辛い状況です。
単純計算でも¥8,400超。
そして自分の返答は、しばらく様子を見る必要があるものの、以前にも金価格が “大台” に乗せた年に意味不明に安い日が続いたことがります・・・・・・という、金の価格を作る(立場の)人たちについてのお話でした⁉苦笑
翌日(8/2)はさらに下げ、3日に反騰、4日にはさらに上昇して8/1の前日(7/31)の価格をも超えてしまいました⁉ 驚
またいつものように⁉苦笑、大袈裟に語らなくてよかった⁉・・・・・と思った次第です⁉爆笑
そんな1週間でしたが、やはり時間外での変動や為替の変動が大きく、前日NY金価格終値と翌日の日本の小売価格との乖離が目立つ1週間でした。
先週から引き続いて今週(8/8~)の国内金小売価格も、海外相場から計算して “抑えられている“ と感じる日が続きます。
しかし現地時間8/10に発表された “CPI” で大きく変動しました!
米・労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は主要項目(総合・コア/前月比・前年同月比)は共に、市場予想を下回り、インフレの懸念を後退させるものになりました。
この結果を受けて市場の先読みは、『インフレはピークアウト』『FRBは利上げを抑える』など様々です。
既にアメリカのアナリストの中には、9月の利上げ予測も0.75%から0.50%に抑えられる、とまでの報道が出てきました⁉
金価格に関連するところでは、米・長期金利が低下し、主要通貨に対してドルが下落しました。
ドルと日本円の関係でも、ほんの数分で\134台から¥132後半まで円高が進みました⁉ 啞然
その時の海外金価格は、前日とほぼ変わらず$1,805近辺!
そして翌日の日本では、祝日の金小売価格は税込みで¥160ほど下げました⁉ 驚
8/10 ¥8,630/g ⇒ 8/11 ¥8,470/g!驚愕
この日の日本のほとんどの方は指をくわえて見ていているだけ、ですけどね⁉ 爆
確かに為替相場の急激な円高進行によって、金価格が下がることは否定できません。
更に日本では金・現物は現金でしか買えません。
祝日に即現金を用意できる方は少ないでしょう。
また日本では今の時期はお盆休みに入ります。
地金関連の会社もお休みに入ったり、対応を制限したりしています。
販売をお休みする企業もあるでしょうし、営業をしてもストックのみでの対応という企業もあると思います。
そうです! 大きく価格を下げたとしても、一般の方々には購入し辛い時期なのです⁉ 啞然
この時期、更には土日祝日などに、金小売価格が大きく下がったり上がったりしたとしても、あまり一喜一憂すべきではないとみています。
なぜなら自分自身が関わっている金の現物市場の価格は、相場価格を基に作られているとは言え、一企業、もしくは一団体が作っているものだからです⁉苦笑
決して天邪鬼になっているわけではありませんが・・・・・・・それなりの期間、金の世界に身を置いて現物の売りや買い、そしてその現物を扱う会社などを見ていると、金の小売価格を一つとってみてもそのような考えは自然に浮かんでくるのです⁉汗