金の独り言

Vol.100 記念すべき100回ですが…                 

Vol.100 2021.7.9.

なんと、100回に到達しました!笑

かなり時間はかかりましたが!?爆

大してムキになったりもせず、義務感に駆られたわけでもなく・・・・・・何気なく、忘れないように綴ったり、自分自身に苦言?のつもりで続けてきました。

 今後もマイペースで、金市場を分かり易く解説できれば、と思います。

 今週末を迎えて日本株は下げ傾向です。

業績云々もあるかもしれませんが、海外の投資家、投機筋の日本離れが影響しているようです。

海外のメディアからは、オリンピックの強行開催?や未だ進まぬワクチン接種、そして効果の期待できない?オリンピックに合せた? 東京の緊急事態宣言!?・・・・・ 欧米に比べ日本の一人負けという、良い印象は与えていないようです。

 そんな中でも7月に入り111円台半ばで推移していたドル/円相場も、109円台後半まで円高が進んでいます。

先週金曜に比べ、2円近く円高に動いています。

コレは今のドル建て価格帯であれば、海外相場が同じとしても、日本の小売価格(税込)で比較すると110円以上の差が出ます。

今週だけでも、月曜日からの5日間で1円50銭ほどの円高。

金価格にはかなり “抑え要因” になりますね!?苦笑

 その金価格。

NY市場では、米・長期金利の指標となる10年国債の利回りが一気に1.24%台に低下しています。

コレを受けて一時金価格も上昇しました。

その後利回りが回復の兆しを見せると、週末の利益確定売りも相まって、金額を切り崩しています。

それでも$1,800台を維持しているところが、今の金を取り巻く “環境” ということでしょうか。

 7月9日午後現在、米・10年国債利回りは1.33%台で推移しています。

金市場では一般的に、この基準となる金利の低下は中長期的にみて景気減速のシグナルになり得る、と見ています。

先日発表された、6月の米・ISM(非製造業景況指数)は高い数値で推移しているも、市場予想も下回り前月比でも悪化。 

更に昨日米・労働省より発表された週間新規失業保険申請件数も市場予想、前月比でも悪化!? ・・・・・ 長期国債利回りの低下を加速させているようです。

 米・雇用統計等、それなりの改善が見られていましたから、コロナ禍においてもアメリカ経済は回復していることは間違いないでしょう。

その回復ペースが良い意味で高止まりしているとも考えられます。

全ての分野で回復しているわけでもなく、格差が大きくなっていることも事実です。

それでもこの高止まりがしばらく続く可能性はありますが、完全にピークアウトしたようにも見えません。

金市場の見方として、回復はこの後も続くと思われるがしばらく停滞することも十分考えられる。

その為に、長期金利(10年国債の利回り)は “下げている” という判断だと思われます。

 一時期停滞していた金価格は、気付けば$1,800台、日本の小売価格も税込で¥7,000台を回復しています。

昨年と異なるのは、一気に駆け上がった金額ではないこと。

覚えていますか?

昨年6月半ばから、1ヶ月で$100上昇し、次の2週間で$100、更に数日でまた$100上昇しました!?驚愕

気付けば、前人未到!? の$2,000超です!?唖然

メディアも騒然、それでも注文の嵐? が続きました!?

今年は上下動を繰り返し、少しずつ “踏みしめる” ように上昇している点が異なります。

コレが普通であり、このまま次のステージに上がった時には昨年とは違った “景色” が見られそうです。

但し今の状態ではこの夏まで ・・・・・・・ もう既に夏という声も聞こえますが、8月の後半から9月後半にかけて金市場には動きがありそうです。

自分ではちょうど10年前の8月を思い出します!笑

 現在の金価格は、世界中で実施されている “金融緩和策” の影響を大きく受けています。

利息も配当も付かない金にとって、 “金利” とは相反するもの。

現在の金価格の上昇は、この金融緩和策の影響を強く受けています。

この金融政策が方向転換するとき、金に限らず、金融市場は大きな転換期を迎えます。

今の金融市場にとって、 “方向転換の準備を考える” ・・・・・ この程度の表現でも、市場が揺れるといわれています!?苦笑

皆さんは気付かなくても、世界中が今の “Quantitative Easing=量的金融緩和策” のどっぷり漬かっているのです!?苦笑

つい先日も世間で言う金融緩和の出口戦略=テーパリング、この件について話し合ったという報道だけで、金価格だけでなく、商品市場、一部株式市場は大きく値を下げました。

“話し合いについて話し合った” というだけで、です!?汗

しかしここまで大きく緩和された世界が、出口を目指して本来に姿に戻る・・・・・といっても、その姿を想像できる人がどれだけいますか?

“副作用” とは言いたくありませんが、ソコに生まれるもの、ソコから生まれてくるもの中に、インフレ、デフレといわれるモノがあります。

特に今最も警戒されているモノがインフレリスクです。

しかし金はそれらインフレにもデフレにも、ヘッジとして非常に有効と認められています。

今後テーパリングの言葉に反応して、大きく価格が動く場面があると思います。

ただ直ぐに、少なくとも同時期に下げた銘柄、市場よりも早く立ち直り、次のステージを形成するモノが ・・・・・ それが金だと確信しています。

昨年も、今年も似たような動きや反応、戻りを見てきました。

その昨年から金価格もとい、金市場は想像や過去の経験則を超えた動きを繰り返しています。

一般的な方向性はまだしも、過去の傾向や事例をそのまま鵜呑みに出来ないことも事実です。

それでもコレだけはハッキリいえます!

人類の6000年以上も前から、金の価値は “不確かな” 時代にこそ、その価値を高めてきました!

以前ここにも記しました。

“ゼロ” よりも “1” 更に “1よりも2,3” と・・・・・・少なくてもよいのです。

是非 “金・ゴールド” を確保して下さい!笑

本当は昨年の7月と今年を比較したかったのですが・・・・・・・!?

都合によりまた機会を見て、とさせていただきます。

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