金の独り言

Vol.88 雇用統計から何故かイベント回顧!?

Vol.88 2021.5.10.

 週明けの金価格は大きく上昇しました。

日本の金・小売価格も先週末に税込¥7,000台に乗せ、本日更に税込¥7,000台後半へと上乗せした。

といっても、先週半ばから上昇基調で週末の米・労働省発表の雇用統計を迎えました。

理由は・・・・・簡潔に言えば、

・市場予想を大きく下回る米・雇用統計結果

・米・長期金利(10年国債利回り)の低下

・ユーロに対しドル安の進行

と、素っ気無く記載も出来ます!?苦笑

 勿論もう少し専門的に比較や数値も使います。

比較的好調な結果を続けていた米・経済指標。

米・FRBが何度も言及する雇用や労働条件等の数値に注目していたところ・・・・・市場予想を大きく下回り、失業率も悪化、失業者数はコロナ以前の2倍近く980万人!

これらを背景に、指標となる米10年国債利回りの低下、ユーロ、ポンドに対するドル安の進行も追い討ちとなり、金市場に資金が流れたことによる金価格の上昇となりました。

今回の金の上昇とは、NY金市場の終値ベースで2/11以来の高値。

また週間ベースで見ると、$63.60(3.6%)の上昇。

更にその2/11の高値とは・・・・・アメリカではコロナワクチンの普及やそれによる経済の正常化期待などを背景に、アメリカの長期金利(10年国債利回り=この時1%未満!?) が上昇し、NY金価格は1ヶ月間で6.6%下落することになった・・・・・その直前の価格です。

 また4月の第3週より何度と無く繰り返した$1,700台後半~$1,800直前までの上下動。

コレによって下値をジックリ固めて再度の$1,800台へ突入ですから、特別なイベント(政策変更や地政学的要因など)でもない限り、この価格帯はしばらく続きそうな市場状況かも知れません・・・・・・・・

この様な説明になるのでしょうか?苦笑

コレがイベント会場等では、なかなかその様にサラッと、という訳にはいかないのです。

実を言うと自分自身、お客様の前でいくら長くやっていてもイベント会場では、初対面の方が何を求めているのか分からないことが非常に多いのです!?

出来るだけ細かく、砕いて話すことを心がけていますが、それが逆に長くなったりして鬱陶しがられる・・・・・よくあります!?爆

お客様からの一言二言の質問に、簡単?的確?に応えてお客様が大きく頷き、その後の話が弾む場合・・・・・・ある意味非常に“楽”です。 

“楽”という事は別にいい加減で良いという訳ではなく、自分の知っている情報を、いつも使う言葉で話せば良いのです。  当たり前のことですが、自分よりも広く深い知識、情報をお持ちの方も多くいらっしゃいます。 

また同じ様な質問に対して同様の応え方をしても、難しい?様な顔をされた場合・・・・・それ以上突っ込んだ話はしませんし、出来ません!?爆

むしろ、金とはどの様なものに関連して上昇するか、株価とは直接関係ないとか・・・・・世間で報道されているモノの半分近くを否定したり、肯定したり、お客様の興味を引き出そうとしてしまうのですね!?涙

気付いたら金とは全く違う話を・・・・・・・!?大涙

 それでも自分ではコレも良いかな?と最近考えています。

イベント会場はむしろ異空間であり、非日常な空間を提供しているハズです。

ましてイベントとは店舗ではなく、こちらが勝手に決めた日時に、勝手に決めた開催場所で皆さんのお越しをお待ちします・・・・・・ソコまでしながら、お客様ご自身の時間を使ってご足労頂いているのです。

ソコまでしていただいたら、普段目にすることも、なかなか手にする機会も無い?金・ゴールドバーを眼の前に、また手に取る時間・空間・・・・・・普段しない話、出来ない話、そして少しだけ新鮮?な金の話で、特別な時間を過ごしていただけたら“イベント開催意義“は既に十分ですよね!笑

 最近はその様に考えてしますのですが・・・・・・・長年続けていると、変に慣れてしまい初期の開催時の新鮮な気持ちは、会場内のどこにも見当たらない・・・・・・その様に感じてしまうことが、自分を含めて多々あります。

もっと自然に、楽しく開催したい・・・・・・・そう感じること自体、既に年齢のせいでしょうか!?驚愕

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