金の独り言,  金の独り言

Vol.185 ≪ 金価格の上昇を眺める!? ・・・・・・・ ≫

Vol.185 ≪ 金価格の上昇を眺める!? ・・・・・・・ ≫

2026.8.6

なかなか思い通りに進まないものです!?

「初級編」はしばらくお預けして、今回は大きく動いた金市場についてコメントします。


■ 金価格が1日で1,136円上昇!

日本時間午前9時30分に発表された日本の地金最大手の小売価格は、

1gあたり税込 ¥24,068

前日比では、 +¥1,136 となりました。

前回解説しました金価格の下落は「為替のイタズラ」でしたが、 今回は金相場そのものの上昇です!

ニューヨーク先物市場の終値は前日比+152.6ドル、 日本時間午前9時30分現在のスポット価格でも前日比+196ドルとなっています。

ここまで上昇すると、多少の円高でも国内価格は上昇します。


■ 今回の急騰の背景

今回のポイントは、なぜ金相場が上昇したのかです。

上がった、下がったで一喜一憂して終わりでは…… まさに「ぬるま湯ニッポン」です!?

今回の急騰は、国際情勢から金融政策まで複数の要因が重なった結果と考えられます。

  • ホルムズ海峡解放合意が近いとの発言があったこと
  • 仲介役のカタール、そしてトランプ大統領ではなくベッセント財務長官が発言したこと
  • 原油価格が大幅下落したこと
  • 米国債(各種)の利回りが低下したこと

これらが金価格上昇のきっかけとなりました。


■ 雇用関連指標が利上げ観測を後退

さらに追い打ちをかけるように、 米・雇用関連指標の鈍化が明らかになりました。

今回の発表は、これまで底堅いとされてきた米国の雇用環境に、 多少の陰りが見え始めた程度の内容でした。

しかし市場では、 FRBの利上げ観測が後退したと受け止められています。

数値では、

  • 雇用者数減少
  • 求人数減少

という結果でした。

確かに雇用環境が悪化すれば、 利上げや金融引き締めは進めにくくなりますね。


■ 今後の注目ポイント

今回の価格上昇が本物かどうか――

その判断材料として、 明日発表される米・雇用統計が大きなポイントになると思われます。

とはいえ、以前にも記しましたが、 50日移動平均線(短期)を上抜けたことは、 今後を考える上で少し強気材料になりそうですね!?(苦笑)


■ 実は今年もっと大きく上昇した日もある

余談ですが……

日本の小売価格が1日で1,136円上昇したことで、 大騒ぎしている方もいらっしゃいますが……

今年は、これ以上の上昇日が何日もありました。

2026年の主な記録を並べると……

日付前日比小売価格(税込)
1/23+1,045円¥27,929/g
1/29+1,830円¥29,815/g
2/9+1,622円¥28,149/g
2/24+1,285円¥28,788/g
3/2+1,131円¥29,865/g

反対に、

2/2 △2,916円 ¥26,712/g

という大幅下落の日もありました。

何故か月曜日や連休明けが多いのが気になりますね……。


■ 年末相場を占う重要な一週間へ

今年は米・中間選挙の年です。

ある程度の乱高下は予測していましたが、 実際には予想以上の値動きとなっています。

日本時間では明日の夜以降―― 日本ではお盆休みの最中ですが、

金市場は年末までを占う、大切な一週間になりそうです!?

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