金の独り言

VOL.144 ≪ なんと 2 か月ぶり!? ・・・・・ ココのところの金価格 ≫ 2023.8.16.

VOL.144 ≪ なんと 2 か月ぶり!? ・・・・・ ココのところの金価格 ≫ 2023.8.16.


かなり久しく間を取ってしまいました!? 苦笑 個人的にも仕事上でもバタバタで ・・・・・ あまり関係ありませんね。


日本でもまだお盆休みの延長のようです。
海外でもサマーホリデイズの真っ只中!?

・・・・・ スイスでは先週ホリデイズは終わっているのに、スタッフはまばら!? 苦笑 日本では静かな市場でありますが・・・・日本での金小売価格は、2023 年 8 月 16 日現在 1g あたり ¥9,850(税込)。

ここ数日 20 円前後の動きです。
ウチでは明日 17 日から本格的に受付を開始する為、今日は静かな一日です!?苦笑 そんな中今日というよりココのところの金価格は、海外の金相場+為替相場を見れば実は “超格安” なのです!


まずいつものことですが、今日の金価格:1g あたり¥9,850 は 『金相場』ではありませんよ!
これは税込小売価格。 この税込小売価格のチャート表を見せて『金相場が・・・・、相場の動きが・・・・』という方々を、いやというほど見てきました。 相場に『消費税込価格』なんて!?
金価格を考えるときは、金を取り巻く世界=金融市場、経済市況を観察、考察する必要があります。 別に経済学を専攻していなくても、金融関係に精通していなくても良いのです。

どんな状況でどのような動きをするのか・・・・その繰り返し?今までにない動き?・・・・様々です。
いつも言うように、相場には上がるときには上がる理由が、下がるときには下がる理由があるモノです。 今日の動きに対する正解は、今日確認することは出来ません。 後になって、『アノ時は・・・・だった』となるモノ。 今日出来ることは『最も可能性の高い事象』を確認・検証することで、『おそらくコノ為に相場が上がり(下がり)・・・』の動きを推測 して、今後に活用できればと思っています。


今現在の金価格は,戦争よりも大国の経済事情の影響をかなり受けている、とも言えます。 特に超大国・アメリカの経済事情には注意を払う必要があります。


先週発表された、7 月の米・経済指標は軒並み力強いモノで、労働市場(というより、個人的には経済市場と見ていますが)は底 堅い数値が並んでいます。 数値から読み取れる内容として、アメリカではインフレ率は高止まりし、急速な利上げ政策を取っていながら、数値の上で経済は 減速していない、というモノです。


これらの指標から、アメリカでは更なる利上げ観測が高まりました。
そんな中でも金相場=NY 金価格は、よくも$1,900 台半ばで落ち着いていた、と思っていました!? が、8/15 に中国の 7 月小売売上高が発表され、前月比、前年比共に予想外の落ち込みとなりました。 その数時間後には米・小売売上高が・・・・・・なんと!? 市場予想値を上回る、大幅な上昇!? 驚 前回数値もプラス値に改定!? 驚愕

コノ指標を受けて米国債長期金利が上昇し、外為市場ではドルが各国通貨に対し買われました(上昇)。 これにより、NY 金価格は$1,930 台へ下落します。


NY 金価格はドル指数に相反する動きが多く、またアメリカ国債、長期国債利回りと反相関関係と言えます。 『ドルの代替通貨』と言われる所以ですね。
決して株価が上がった、下がったには反応していないのです!? 苦笑


結果的にそうなっていただけ ・・・・・ 最近は一緒に上がったり下がったり、も頻繁です。
さて冒頭の “超格安” について・・・・・・・
ドルが上昇したことによって、円安が更に進行しました。


8/16 10 時前現在、NY 金相場は 1 オンス当たり$1,933.2、為替相場では 1 ドル¥145.68 程でした。 単純計算して下さい!
1,933.2 ÷ 31.1035 = 62.1537 ⇒ 1g あたりのドル建て金額
62.15 × 145.68 = 9,054 ⇒ 1g あたりの円建て金額(税抜) ・・・ 小数点以下は 1/100 で十分です!? 苦笑


日本の小売価格には消費税が含まれます。よって、\9,054 × 1.1 = ¥9,959(税込) ・・・ “格安” 理由です!? 爆 このようにして作られる日本の税込小売価格。
ココのところ、”格安” と思われる金額が続いています。


金額を発表する企業のフトコロ具合!? その企業や団体を取り巻く外圧!? も加味すれば ・・・・ 様々な憶測が飛び交う中、お そらく 1g あたり¥10,000 を間近にして、 “足踏み” かな、と勝手な想像をしています!? 爆


それでも日本の小売市場では、9,000 円台が当たり前の風潮になっています。 全国からの注文も 9,700 代前半では殺到し、9,800 円台に乗ると落ち着いてきます!? 苦笑


またあくまで個人的な考えですが ・・・・・ 小売価格を発表する側を想像すると、そう簡単に 1g あたり\10,000 にはしないだろう ということ。
¥10,000 を超えるときは、前日比 40 円増:\10,030 ではなく、いきなり\1,0200 くらい、気づけば何百円増!?になると考え ています。


それまでは、なかなか “大台超え” はないだろうな!? ・・・・・・ 自分勝手な想像です!爆

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