Vol.179 ≪ 経済指標!? ・・・・・・・ 決めつけずに流れを読む!? ≫
Vol.179 ≪ 経済指標!? ・・・・・・・ 決めつけずに流れを読む!? ≫
2026.7.8
久々にご質問をいただきました。
『たまに聞く“米・経済指標”って何??』
・・・・知ったかぶり!?よりも、素直な良い質問ですね!
せっかくいただいた質問ですから、チョッとカジってみましょう!
■ 世界が注目するアメリカの経済指標
世界各国で発表される様々な経済指標の中でも、 世界一の経済大国・アメリカの経済指標は世界中で注目されています!
その中でも世界中の金融機関が注視している、と言っても過言でない“経済指標”は、 毎月初旬に米・労働省労働統計局から発表される
“米・雇用統計”
でしょう。
この雇用統計は、アメリカの前月の“雇用”状況を数値化し、発表しています。
この指標は金市場はもちろん、 株式市場から債券市場、日本の金融政策でも無視できない、 そんな影響大の指標です!(驚)
その中でも、
- NFP=非農業部門雇用者数
- 失業率
は様々なメディアでも取り上げられますね!
影響力が強いがために、その数値だけで物事を決めつけてしまう、 ニワカ専門家もかなりいるようです!?(爆)
■ 米・雇用統計を詳しく見てみる
今回は、経済指標の中でも“最重要指標”ともいえる アメリカの雇用統計について眺めてみます。
直近の7月2日(木)に発表された内容を精査?してみましょう!
■ NFP=非農業部門雇用者数
NFP=Nonfarm Payroll=非農業部門雇用者数の増加(前月比)
- 6月:5.7万人増
- ロイター事前予想:11.0万人増
前月(5月)は17.2万人増でしたが、 12.9万人増へ下方修正されました。
前月まで米・労働市場は底堅いとされていましたが、 同週発表の求人指標などからも “陰り” が見えてきたかもしれません!?
要経過観察、ですね!?(苦笑)
■ 失業率
米国の16歳以上の男女 (刑務所内・軍隊従事者は除く) を対象としています。
- 6月失業率:4.2%
- ロイター事前予測:4.3%
- 前月:4.3%
ここでポイントは、 トランプ政権の移民政策の影響を受け、 労働市場から72万人が離脱したことです。
労働参加率が低下したために、 失業率も押し下げたと考えられます。
この労働参加率には、 仕事を探すことを諦めた人は含まれません!?(啞然)
■ 平均時給
前月比
- 0.3%増
- ロイター事前予測:0.3%
- 前月0.3% → 横ばい
前年比
- 3.5%増
- ロイター事前予測:3.5%
- 前月:3.4%
前年比では増えていますが、 CPI(消費者物価指数)は4.2%。
つまり、
インフレが賃金上昇を上回り、 実質賃金はマイナス状態なのです!
※6月の米CPIは日本時間7/14夜発表です。
■ 雇用統計を受けた金市場
ここまで見るだけでも、 米・雇用状況がウッスラと見えてきますね!?(苦笑)
今回の米・雇用統計では、 労働市場の悪化を示すほどの内容ではありませんでした。
しかし、米・FRBが急いで利上げを押し進める環境でもない、 と判断できそうです。
この結果を受けて金市場は、
1オンス当たり$4,000近辺 → $4,100台へジャンプアップ!
(驚)
日本時間でも先週末、 金価格はジワリと上昇しました!
■ 雇用統計の発表日について
この“米・雇用統計”は通常、 毎月第1週の金曜日に発表されます。
今月は7月4日=米独立記念日の祝日のため、 第一週金曜7/3は“振替休日”!?(苦笑)
そのため前日7/2(木)の発表となりました!
■ 余談ですが……世界の金購入事情
中国人民銀行は6月、 15トンの金を購入!
過去最長となる、 20か月連続購入 を続けています!
ワールドゴールドカウンシルによれば、 中国は5月にも10トン購入!?(驚愕)
5月単月で見ると……
なんと!ポーランドが18トン購入!? (啞然)
その反面、6月の金ETFは 38トンの流出(売却)!?(呆然)
■ 長期保有者と短期売買者の違い
金・ゴールドの長期保有者は保有量が増加し、 短期売買者は保有量が減少。
つまり、
売る人がいるから金価格は下がる。
しかし買う人がいるから下がり続けない。
これがここ何年も続く、 世界のゴールド事情です!
何故買う人がいるのかを考えると、 今の世界情勢と“これから”が少しだけ理解できるかもしれません・・・・・・・
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